577日目 新しい分野を勉強する時は、概論を一気に学べ
全くの専門外で右も左もわからない分野の知識を得る時は、まず概論から入ると良いです。
私がおすすめするには、ナツメ社の図解雑学シリーズです。
私が高校生の頃からある本で、その頃は自然科学の分野だけでしたが、今では、人文科学、社会科学の分野まで拡充されています。
この本は、見開きで右側に文章、左側に図解という構成になっており、文章と図の割合が1対1になっています。
このフォーマットは図と文章のバランスが良いと思います。
個人的には頭に入りやすいです。
また、中学生ぐらいをターゲットにしているので、大学の先生が書いている文章でも、読みやすい文章です。
大学の教養科目の概論の教科書は高校を卒業し、大学入試を突破した人は向けで、難しくない内容も難しく書いてあります。
そのため、途中で挫折してしまったりします。
図解雑学シリーズは、集中すれば1時間かからずに読むことができます。
概論を一気に学ぶには最適な本です。
ただ、欠点もあります。
似たようなタイトルの本があり、どっちの本を買った良いのか迷います。
また、良書でも古いものは絶版となっていて、中古でしか入手できません。というより、ほとんど絶版になってます。
電子書籍やAmazonのプリントオンデマンドで絶版の本を復活してほしいです。
科学の分野なので、日々進歩しています。20年くらい前の本なので、最新の情報を把握するという目的には向いていません。
概論を一気に学ぶと重要な単語が頭に入っています。
単語を知ると、検索できるようになります。
そこからは、自身で興味のある専門分野の本を読んで理解を深めたり、最新の動向を調べたりしていけば良いかと思います。