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大河ドラマ「光る君へ」感想

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大河ドラマ「光る君へ」の感想をまとめています。
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#彰子

大河ドラマ「光る君へ」第41回~和歌考察と清少納言評

大河ドラマ「光る君へ」第41回~和歌考察と清少納言評

こんばんは、もちまるです。

今回も「光る君へ」の和歌解説です。

今回は、4首も和歌が登場しました!
早速考察していこうと思います。

長くなってしまいましたので、興味のある箇所から見てみてくださいね。

彰子の和歌
まずは、彰子のこの和歌から。

引用先の記事には、以下のように記載されていました。

「撫子の花」に「あの人(一条天皇)が撫でて可愛がってくれた子」という意味合いを添えているのでし

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大河ドラマ「光る君へ」第40回~一条天皇の辞世の句を考察する

大河ドラマ「光る君へ」第40回~一条天皇の辞世の句を考察する

こんばんは、もちまるです。

今回は「大河ドラマ」の感想です。
前回に引き続き悲しい回でした😢

今回は、一条天皇の辞世の句について考察していこうと思います。

ドラマでは、「塵を出でぬること」で和歌が終わっていたように感じます。

一条天皇の辞世の和歌は、残されている書物によって若干表現に差異があるようですが、今回はドラマと同じ表現である『権記』を引用している記事を参考にしました。

『権記』

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大河ドラマ「光る君へ」第37回~『紫式部日記』よりドラマを読み解く

大河ドラマ「光る君へ」第37回~『紫式部日記』よりドラマを読み解く

こんばんは、もちまるです。
今回は「光る君へ」で出て来た2つの場面を『紫式部日記』から読み解いていきたいと思います。

考察にあたり、『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 紫式部日記 紫式部/山本淳子=編」を引用、参考にしています。

製本の場面

まず始めは、出産を終えて天皇のもとに戻る中宮彰子が、
お土産にと『源氏物語』を製本する場面。

内裏へのお帰りが近い時期、かなり忙しい時にも関わらず

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大河ドラマ「光る君へ」第15回~道長と伊周の弓争い

大河ドラマ「光る君へ」第15回~道長と伊周の弓争い

こんばんは、もちまるです。

今日は、大河ドラマの感想です。
少し投稿が遅くなってしまいました。

今回は、たくさんの見どころがあったのですが、
道長と伊周の弓争いの場面について書いていこうと思います。

ネタバレありますので、ご注意ください。

道長は、藤原道隆の弟。
伊周は、道隆の息子。

つまり、道長にとって伊周は甥に当たるわけですね。

今回は、道隆の元を訪れた道長が伊周と弓争いを行います

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