コロナの飲み薬が出来ているけれどもまだまだ改良が必要みたい
超スピードで新薬の調剤、そして臨床実験の繰り返しで認可されましたがまだまだ課題が多いようです。
今はどんな薬があるのか。
アメリカで認可が下り日本でも確保している薬が少なくとも上記2種類あります。
1つはワクチンでお馴染みファイザー製:パキロビッド
1つはメルク社:ラゲブリオ
インフルエンザワクチン開発後の流れを汲むならば、今後成分を似せつつも他の薬との相性や個人個人の身体との相性によって使い分けられるように追加開発されていくかと思います。
インフルワクチンも1日3回飲むとか吸引するとか1日1回で良いもの、どのタイプによく効くのかなど色々ありますよね。
コロナワクチンの薬もとりあえず開発され実際の人間の治験などを経て日本でも確保していますが、同時に使用できない薬などが現段階で40種類は確認されているとの事。
普段 薬を飲んでいない人などはピンとこないかもしれません。
たとえば他の薬でよくあるのがこの薬と納豆との相性が悪いので納豆を食べてはいけません…というパターンとかよく高齢者が付きつけられ長年食べ続けた納豆が食べられなくなり落ち込んだりしたりします。
薬の食べ合わせ…飲み合わせとでも言うのでしょうか、血液をサラサラにして血の巡りが止まらないようにする薬と納豆での血液サラサラ効果が合わさりケガをした時に血がドバドバ出すぎてしまう現象が起こったりするリスクがあるからですね。
ちょっとのケガでも生命の危険水域に入ってしまう可能性があるので禁止という訳です。
こういう薬の相性が悪いものが多いので課題が多いということですね。
ではどういう薬とメルク製のラゲブリオやファイザー製のパキロビッドと相性が悪いのでしょうか。
それと副作用などはあるのでしょうか。
まずラゲブリオから。
メルク製のラゲブリオは妊婦との相性が悪いとの事。
新生児の奇形などの可能性が高いそうです。
つまり妊娠の可能性がある人や妊婦に投与しちゃダメということですね。
生まれてくる子供への悪影響が出る可能性が上がると言われて飲むわけありませんよね。
よほど母体がこのラゲブリオ以外の薬が全てNGでこれを投与しないと危険な状態であるみたいな特殊事例でもない限り飲む必要はないでしょう。
副作用リスクは下図の通り。
そして肝心の効果は中程度といったところでしょうか。
入院・死亡リスクを3割程度抑えられるとされているみたいです。
男性や女児ならアリな薬ですね。
次にファイザー製のパキロビッド
こちらの効果は高いです。
9割のリスク低減効果。
さすがファイザー。
…ですが同時に服用してはいけない薬も現段階で40種類と多い様子。
どう考えても今後 同時服用禁止の薬が増えることは必至です。
コロナを治す薬なのですから、強い効力が求められています。
ですがどんな薬でも強い効果のある薬は強い副作用を伴っていることが非常に多いです。
相性が悪くて効果が薄くなることや、逆に効果が濃くなりすぎてしまうこともあります。
薬は水や白湯で飲んでくださいとなっている理由は、他の飲み物により薬の効果が歪められてしまうリスクがあるからです。
牛乳やジュースで飲んで効果の強弱が変わったり、お酒で飲んでスピーディに血液を薬が巡ってしまい効果が強く出すぎて同時に副作用の方も強くなってしまうこともあります。
相乗効果でより強い効果が出れば良いという単純なものでもありません。
つまり医師による薬と投薬対象者の状態に対する理解力が求められています。
まだまだ新しい薬です。
たとえ国際機関の指示通りに内服したとしても、何らかの副作用やマイナス効果が表れてしまう可能性は捨てきれません。
個人個人の身体に合った薬を選ぶことが大事です。
医者とのやり取りでもなるべく正直に自分の身体の状態を細かく伝えた方が精度が上がります。
実はコレステロール値を気にしてコレステロール値を下げる食品を毎日食べているならそれも伝えるべきです。
ご自身が薬を飲んでいなくてもパキロビッドとの相性が悪い食べ物(単品では身体に良いものだとしても)を食事時に摂取すれば体調を崩す可能性があります。
これだけ薬との相性が悪い薬が多いのだから、普段から食べている食事に関しても留意すべきかもしれません。
医師が患者の細かい食生活まで指示することはないですからね。
肝臓が悪いならお酒やタバコを控えて下さいくらいの大まかなことは言うかもしれませんが…。
最後に
大国アメリカで多くの臨床実験を経ての新薬であったとしてもまだまだ新しい薬であることに変わりはなく、患者との相性のデータは不足しています。
ワクチンの話でも良くしますが、特に時間経過による弊害がまだ不明です。
こればかりは時間が必要だからです。
コロナは2020年初期から拡がった新しいウィルスです。
まだたった2年半程度のウィルスと新しいワクチンと新しい薬です。
慎重に慎重を重ねて完璧には無理でも分かっていることもあるので、少しくらいはリスク回避の視点を持つのも良いかと思います。
未来は分からないのでこれまでの情報から「ベスト」を選択できるかは分かりません。
それでも現状を把握して出来る限り「ベター」な選択をしていきたいものですね。
今回はこんなところでノシ
メルカ