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犬との生活 その7.1 片道4Kmのお散歩 動物(昆虫等を含む)を獲ったり持ち込んだりすることは禁止しています。 神社でのお作法 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

神社でのお作法
動物(昆虫等を含む)を獲ったり持ち込んだりすることは禁止しています。

と言うのが私の理解と言うお話。

経緯

物理屋的には好物の
シンプルな指導のご紹介。

小学生でお尻を噛まれるというトラウマ。そこから望外のレベルで犬との生活を楽しめているというウレシイ実話。

しかも充分準備してのフルコースデビュー…
ネタバレですが…

お散歩成功の肝は生理現象を早目に始末して、ストレスを下げ、リードをフリーにできる時間を極大化せるコース選択をすれば良い


という事に気づきました…

 今回は、始めての全くの未経験ルートを開拓した時に見た漁村の神社のお祭り準備の続編です。

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経緯詳細
 広島県呉市広に旅行に行って来ました。
宜しければ此方から、1ヶ月程度の滞在の様子が楽しめます。

 ヨークシャーテリアの10歳ぐらいかなぁ… 宿泊先の飼い犬で雄のわんちゃんと毎日散歩三昧。ざっくり8Km程度の距離のお散歩を楽しんで居ます。人生で自分から意思を持って飼った動物は小学生時代のザリガニ、カエル程度。どうも生物系は肌に合わず非生物系の方が… 
 あっ、勿論そもそも私自身が動物の雄で、その意味では同種の雌とか子どもには人並みに(人並以上か(笑))に興味は有りますのでご安心を…
 今でこそ遺伝子工学とか分子生物学とか、生命科学全般に大いに興味が有ります。これもまぁザックリした形態から私が生まれる直前に発見された遺伝子… 分子レベルへそしてそれを超えた物理屋的に馴染みのある世界へとどんどん精力的な研究成果によって精緻な理解が進んでいます。そのことで私にとっては身近な存在になってきました。
 小学校低学年で祖父の他界を経験し、そこからその対極としての生(生命)、そもそもこの自分という意識は何処から来るのかを研究したいと思った時期も有りました。高校生時代だったので、脳神経分野の医学部経由で研究したいと思ったことも有りました。今思えば、現在最先端の研究が進んで居る人工知能、生命科学、不老不死などの分野を統合した世界を私は目指していたのでした。奇しくもサラリーマンとして多くの時間を賭したIT技術の進歩がその進歩に大きく寄与したという感じです。

 また、大学生時代、理工学部の大学生活協同組合の書籍部に英文の原書を和訳した確か生命漂流、生命は宇宙から来た… というソフトカバーの本にたまたま出会いました。正に形態を超えた生命科学と宇宙が繋がっているという意味で、ぼんやり思っていた事が繫がって、その論理的構成が整理できたのでした。

 そんな背景で、今目の前に居る、8Kmの散歩での疲れと帰宅後の食事で安眠を貪る幸せそうな(多分)ヨークシャーテリアを生物学的な存在としての1個体として眺めています。

 素直に可愛い…

 動物は押し並べて可愛いのですが、年金生活になって心が解放されて… やっと心からそんな気持ちを楽しめるゆとりが生まれてきました。

 お世話になっている宿泊先のわんちゃんとのコミュニケーション練習とお散歩デビュー。長期滞在なのでお世話になるヨーキーとは素直に仲良くしたい。幸い吾妹の飼っていたと品種は同じヨークシャーテリア。ネスミに見立てたおもちゃにじゃれつく姿に

素直に彼の野生を感じました。

 野生は感じられるとは言え、飼い主さんは子どもの頃から早朝から深夜迄厩舎で馬の世話までしての障害馬術、総合馬術、馬場馬術オールマイティの方なのでリード捌き1つ取っても凄い方。…まぁ一言二言アドバイスを頂いただけでしたが、それで初心者の犬の散歩には充分でした。

主従関係
メリハリ

 後は物理屋的に普通に考えて接するだけ…

至言。
これがこの連作の肝。

基本的な指示
(リードは短く持つ)
待て  全ての動作をその場で停止
着け  短くリードを持って横に並走
お座り 前足はたててお尻を落として着座
良し  自由に行動 (此時だけはリードを伸ばす)
シッ  叱責(人差し指と中指を2本真っ直ぐ伸ばして)


こんな感じでシンプルに… 

 いよいよお散歩デビュー。段階を踏んて先ずは川沿いのショートコースから。言われた通りリードを極端に短くしてのお散歩スタートでした。待て、着け、お座り、良しは軽くクリア。

 お次はハーフコースの別ルート。広島県呉市広と言えば海軍航空工廠。海側方面デビュー。お散歩が嬉しくて大興奮祭り状態のヨーキー君。勝手に独走したがることこの上も無く、教えられた主従関係キープに苦戦するも… リードを極端に短くして対応。

 もう一つのアドバイス

メリハリ

 これが功奏。

マーキングは差し障り無い街路樹迄。

電信柱、道路標識、ガードレール、その他の人工的構造物全般はマーキングはさせない

 街路樹中心にマーキングを許し、脱糞も含めた生理現象も一通り済ませると…このルールが理解して貰えたのか、或いは生理現象が収まって来たのか… 兎も角以降は、そんなこんなで前回の河川沿いのショートコースと同様の安定感に戻りました。そして広海軍航空工廠跡地の対岸到着。此処で数分景色を眺めつつの歩みを止めて立ち尽くし… 戦争と平和に思いを馳せつつ一休み。何となく目的達成した感じでした。

 そしていよいよフルコース。折角ハーフコース成功したので… 手堅くそれをストレッチしてのフルコース。
 生理現象もスタート直後に始末し、ヨーキー君も安定したメンタル。やることやっちゃえば良いだけの事。運動も足りて、マーキングも存分。ストレスも解放されたのかすっかり落ち着いて、快適な散歩。緻密な前準備のお陰で呆気なく完遂。 

 そして私なりの極意の実践。

お散歩成功の肝は生理現象を早目に始末して、ストレスを下げ、リードをフリーにできる時間を極大化せるコース選択をすれば良い

という事に気づきました…

フルコース漁港/臨海公園 〜広海軍航空工廠跡地脇を抜けての瀬戸内の景色

出発前に食事を摂る

 そうしたら宿泊先を出て少し行った大通りの並木、最初から数本マーキングする迄には脱糞。これでヨーキーの生理的欲求は略満たされて、以降は快適なお散歩が楽しめたのでした。

 その帰り道… 何とも瀬戸内ならでは感のある“入江”神社と言う名前の漁村の鎮守様の例祭の準備風景に出会いました。

何とも瀬戸内ならでは感のある
“入江”神社と言う名前の漁村の鎮守様の
例祭の準備風景に出会いました。

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 そして翌日のヨーキー君との楽しいお散歩。

 最早手慣れて、ヨーキー君に食事を摂って貰ったらそのままお散歩に出発。趣向通り宿泊先から大通りに出ての街路樹付近でマーキングと脱糞と言う生理現象の始末を着けての安定した散歩でした。

 そして略目的地の長浜公園

付近の神社。

行きと帰り両方でお祭りを拝見させて頂きました。その辺りの詳細は此方をおたのしみくださいませ。再掲ですが…

 上記の写真、全て神社の境内の外の参道で撮影させて頂いたものと言う事にお気付きかと思います。

 そうなんです。一応今時なので境内にペットとの参拝は許している様で、神社の裏口にペットの糞は飼い主が始末する様にと言う注意書きが掲示されて居ました。しかし私としては、神社境内には動物を連れて入ってはいけないと言う理解。

 事前調査の中で目を通した資料の中では、以下の記述が良く纏(まと)まっていて私の理解に近いのでご紹介しますね。


出典

 神社は、日本固有の宗教である「神道」の宗教施設で、神道には古来より「穢れ(けがれ)」を嫌います。人が亡くなることを穢れと捉えるのは一例。四つ足の獣を穢れとする考え方もまたその一例。そのため「その敷地も含め神聖な場所とされる神社に、清浄でないものが入ることは許されないので、動物の立ち入りを認めていない」というロジックは、私には説得力が有ります。

 具体的には主な神社さんでも以下の様な記述…

伊勢神宮さん

 初詣はデフォルトで明治神宮なので…

明治神宮さん

動物(昆虫等を含む)を獲ったり持ち込んだりすることは禁止しています。

閑話

 初詣位はと思っては居るものの初詣をする余裕も余りない生活の現役時代。お正月の松の内ギリギリの週末に明治神宮に初詣をした時に明治神宮崇敬会に入会しました。

 案内に依るとお正月に御札を郵送してくれるとのこと。古いお札は燃えるゴミに出せば良いとのことでした。この崇敬会は結構メリットが有って、私としては神道の歴史を学んだり、神宮の杜を散策して都心に残る広大な緑地帯を愛でたりととても有効です。

 会報誌「代々木」も私にとっては教養という範疇での知識として新鮮な世界。世の中の多様性を知る1つのWindowというところでしょうか。

 此方から結婚式の面白いエピソードにも飛べますので宜しければお楽しみ下さい…

 こんな感じで明治神宮さんとは御縁が有ります。

閑話休題

とまぁ押し並べて遠慮する様にとのことです。穢れと言う表現は取らず、具体的なお願いのみと言うスマートなお作法。

 勿論、私自身は物理屋なので、穢れと言う概念そのものとは無縁な生き方なのですが、まぁそう言うお作法の世界がある事は教養として納めるという感じでしょうかね。
 結婚式も宗教と言うのではなく日本の文化と言う理解で神式で挙げましたし…

 象徴天皇制の様に、1つの日本の伝統文化として捉えるというのもまた私のスタンスでもあります。

抑制的な表現にになってしまいましたが… 人類の極めて古典的なソリューションたる宗教とは距離を置くと言う私のスタンスなので、一見薄っぺらな内容となっていること

深い内容は遠慮する事ご容赦下さい。

 久しぶりに神社と言うキーワードで知識を再整理できました。これもまた楽しからずや…

 ヨーキー君との出会いでこんな感じの理解が深まったのでした。無ければ一生こんな事を深く考える機会は無かったと思います。

 と言うことで、入江神社さんは緩めとは言え… 此処は清く正しく境内には入らず、鳥居の前の参道からの参拝と言う事にしました。

 呉市広からの往路…

県道から境内側面を望む
県道から境内側面から正面を望む
県道から脇道に入り…
参道鳥居の前の賑わいを楽しむ

 お作法通りですよね。

 ギリギリ鳥居を潜(くぐ)れる高さがある中々迫力有る神輿

ギリギリ鳥居を潜(くぐ)れる高さの中々の迫力有る神輿

 これは寧(むし)ろ鳥居の側面からの見物で正解。

禍福は糾える縄の如し

潜る瞬間の大迫力を堪能できました。

無事鳥居を潜(くぐ)った神輿

 そして鳥居前で県道から離れ町内の路地へ向かうべく方向転換。

ゆるゆると方向転換

 極めて低い目線にも拘(かかわ)らずヨーキー君は大人しく私と一緒に見物してくれていました。

 そこから山車や神輿が町内に入って行くに連れて次第に人の流れが町内に向かいました。その流れに沿ってやおら鳥居の方に移り… 正面からの見物。広長浜の方々もとても優しくてヨーキー君を見つけてると軽く構ってくれます。ヨーキー君も躾が良いのか人見知りしないので極めて良好な感じで社交を楽しんでいました。これもヨーキー君とのお散歩の楽しみの1つ…

正面からの見物

 本殿の右手には数基の神輿や山車が待機していました。

 本殿の右手には数基の神輿や山車が待機していました。
1基ずつゆるゆると町内に消えて行きます…

 とてもゆっくりとした動きです。

鳥居をゆるゆる通過
鳥居先で町内方向に転回
ゆるゆると町内に消えて行きます、

 相変わらずヨーキーは興味深そうに… 極めて大人しく見物。

 ゆるゆるとした時間をヨーキー君と共有して、結局最後まで… 

 取りの巫女さんを乗せた山車迄…
この時ばかりはヨーキー君も全く構って貰えず…

取りの巫女さんを乗せた山車迄…
ゆるゆると町内へ
人気なのか沢山の方々が並走…
そして最後の山車も町内に消えて行きました…

 殆どの人が町内に向かってしまって… すっかり静かになった神社前の参道

殆どの人が町内に向かってしまって… 
すっかり静かになった神社前の参道を
県道側から俯瞰…

 こんな感じで、ヨーキー君とのお散歩イベントのお陰で…運良く例祭の1つの見所に見事居合わす事ができたのでした。

つづく



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