QOLライフハッククイズ〜思想&哲学編〜
どうも、ライフストラテジストのそねです。
ライフストラテジストとは、人生の目的に沿って現状の分析から戦略や戦術を提案する人のことです。
現在は友人の会社の事業拡大を手伝っています。
経営戦略・営業・マーケティング・現場手伝いなど、なかなか経験できないことをさせてもらっています。
日々、「昨日の自分を超える」ことを目指して勉強したものをアウトプットしていきます。
【投稿内容】
月曜日:QOLライフハッククイズ 心理学&脳科学編
火曜日:QOLライフハッククイズ 生活術編
水曜日:QOLライフハッククイズ 社会編
木曜日:QOLライフハッククイズ 健康&美容編
金曜日:QOLライフハッククイズ 思想&哲学編
土曜日:コラム
日曜日:コラム
QOLライフハッククイズとは
クイズ形式で生活の質が高まる情報をお届けします。
もう知ってるよ!という人は知識のアウトプットで長期記憶になります。知らなかった!という人も、自分で考えることで記憶されやすくなります。さらに言えば、間違えたほうが記憶に残りやすいとされています。
ビジネスの雑談や小ネタにも使えると思いますので、ぜひご活用ください。
問題
難易度★★★
【問】「茶の本」の著者である岡倉天心の思想はどれか
(A)日本文化は「虚」という中国思想が土台にある。なので芸術面においても「完成された美」である西洋に対して、東洋には「不完全な美」がある。日本で例えれば、日本庭園などで見られる「侘び寂び」も虚が影響している。本当の芸術とは作者と鑑賞者によって完成されるものである。西洋の自己表現型の美とはまったく異なるものである。それは西洋と東洋の死生観に通ずるものがある。
(B)幸せとは、心の持ちようによって得られるものである。心が乱れている状態では、物事を正しく見ることが難しくなる。周囲の人が敵に見えてくることもあるだろう。自分のことですらきちんと見れなくなってしまう。それは、波打つ水に映った自分を見るようなものだ。ゆとりを持って生きることが重要になるが、時間を浪費してしまいやすいので気をつけなければならない。
解答&解説
答え.A
岡倉天心
横浜生まれの思想家で文人。福井藩出身の武家で、1871年に家族で東京に移転。東京美術学校(現・東京藝術大学の前身の一つ)の設立に大きく貢献し、のち日本美術院を創設した。
近代日本における美術史学研究の開拓者で、英文による著作での美術史家、美術評論家としての活動、美術家の養成、ボストン美術館中国・日本美術部長といった多岐に亘る啓発活動を行い、明治以降における日本美術概念の成立に寄与した。「天心」は岡倉が詩作などの際に用いた号である。
福井藩の下級藩士の父・岡倉勘右衛門は、藩命で武士の身分を捨て、福井藩が横浜に開いた商館「石川屋」(現・横浜開港記念会館)の貿易商となり、その商店の角倉で生まれたことから、覚三は当初「角蔵」と名付けられた。
9歳の時、妹てふを出産した母このが産褥熱で死去する。その葬儀が行われた長延寺(現・オランダ領事館跡)に預けられ、そこで漢籍を学び、横浜居留地に宣教師ジェームス・バラが開いた英語塾で英語も学んだ。
弟の岡倉由三郎は英語学者。東京開成所(のちの官立東京開成学校、現・東京大学)に入所し、政治学・理財学を学ぶ。英語が得意だったことから同校講師のアーネスト・フェノロサの助手となり、フェノロサの美術品収集を手伝った。
16歳のとき、大岡忠相の末裔でもある13歳の基子と結婚する。1882年(明治15年)に専修学校(現在の専修大学)の教官となり、専修学校創立時の繁栄に貢献し学生達を鼓舞した。専修学校での活躍は、文部省専門学務局内記課に勤めていたころである。また専修学校の師弟関係で浦敬一も岡倉と出会い、その指導により生涯に決定的な影響を受けた。
1890年(明治23年)から3年間、東京美術学校でおこなった講義「日本美術史」では、日本(の美術史学)における日本美術史を整理や体系化したとされる。
「茶の本」
新渡戸稲造「武士道」とほぼ同じ時期に英語で出版され、日本文化の啓蒙書として世界中で読み継がれている岡倉天心著「茶の本」。
「茶の文化」を通して日本や東洋文明の底流に流れている特異な世界観をわかりやすく紹介した「茶の本」を読み解き、日本とは、そして、日本人とは何かをあらためて見つめなおします。
「茶の本」といっても、茶道の指南書ではありません。近代欧米の物質主義的文化と対比して、東洋の伝統精神文化の奥義を解きつくそうという壮大な構想をもとに書かれた天心流の文明論です。
明治時代、文部官僚として日本美術の再興に尽力した天心ですが、ボストン美術館で東洋美術収集の仕事をするようになってから、欧米社会にいかにして日本文化の奥深さを伝えるかを自らのミッションと考えるようになりました。
その頃、日清・日露戦争を契機に日本人への関心が高まっていましたが、新新渡戸稲造の「武士道」等の影響で、日本人の「戦闘的精神」のみがクローズアップされることに天心は違和感をもっていました。そこで、それとは全く対極的な「平和的」「内省的」文化である「茶」にこそ日本の神髄があると主張しようとしたのです。
「茶の本」を読み解いていくと、建築、庭園、衣服、陶芸、絵画といった日本文化の隅々にいたるまで、「茶の思想」の深い影響が及んでいることがわかります。またごく日常的な営みに美や崇高さを感じ取る日本人ならではの感受性がいかにして育まれていったかを知ることができます。
いわば、「茶の本」は、日本人のよい面、悪い面全てを映し出す「鏡」のような本ともいえるでしょう。
岡倉天心研究の第一人者、大久保喬樹教授(東京女子大学)は、「茶の本」を現代に読む意味は、「近代化の中で表面的には忘れ去ってしまっているが、無意識のうちに我々を規定している日本文化の基層に触れることができる」ことだといいます。
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