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頭のすみっこ日記

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頭のすみに残っている些細なことを、せっせと文字に起こした日記。
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#コンテンツ会議

仙台駅で伊坂幸太郎作品の舞台を巡る

仙台駅で伊坂幸太郎作品の舞台を巡る

つい先日、休暇をとって仙台に行ってきた。

これまで北海道を除けば、栃木より上の県は訪れたことがなかったので、初めて東北の地に降り立つことに。

旅館で2泊3日。特に観光もせずに、2日目などは宿でだらだらと本を読んだり、思い立ったら温泉に入ったり、ぶらぶらと散歩をしたりして過ごそうかと画策していた。まるで文豪みたいな過ごし方だ。

しかし、とは言っても、旅館のチェックインまでそれなりに時間があった

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chelmicoのポッドキャストを聴いてほしいからオススメ回を紹介してみる

chelmicoのポッドキャストを聴いてほしいからオススメ回を紹介してみる

最近の土曜夜の楽しみの一つになっているのが『chelmicoのオールナイトニッポンPODCAST』。

番組の詳しい説明については、去年の夏の終わりに勢いで書いたnoteを読んでみてほしい。

ハマったタイミングで上記のnoteを書いたときは、一応、期間限定のはずだった。

しかし、いつのまにかレギュラーに定着して、当たり前のように続いている。リスナーとしてはひと安心。

ちなみに、chelmic

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映画を観ているとき、想いが入りこむ「余白」がある気がした

映画を観ているとき、想いが入りこむ「余白」がある気がした

今年は、映画をよく観るようになった。

去年までは、年に2回、映画館に行けばそれなりに多いほうだったのに、今年は月に1回のペースでコンスタントに映画を観ている。

ずっと子どものころから本が好きだったので、対照的に映像作品に触れる機会は少なかった。

そのため、この年になっても名作と呼ばれる作品を観る楽しみがあって、まだまだ観たい映画も尽きないのは嬉しい悩み。このままでは動画配信サービスに生活が支

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『葬送のフリーレン』を観ながら涙を流すことについて考える

『葬送のフリーレン』を観ながら涙を流すことについて考える

最後に、人前で涙を流したのはいつだろうか。

軽音サークルに所属していた大学生のころ、卒業ライブでラストの曲を演奏するときに、今までの記憶が走馬灯のように駆けめぐって、不意に涙が溢れそうになった。それが、最後かもしれない。

もちろん、人前以外だといくらでもある。

人間と動物とのハートフルな物語やスポーツ名場面に対して、涙腺はなすすべないほど無抵抗で、毎年、M-1グランプリのアナザーストーリーを

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夏の終わりに『chelmico』のポッドキャストを聴きあさる

夏の終わりに『chelmico』のポッドキャストを聴きあさる

夏の終わり、気持ちを上げるために聴いているポッドキャストがある。

それが『chelmicoのオールナイトニッポンPODCAST』。

RachelとMamiko(敬称略)の二人からなる日本人ラップデュオ『chelmico』の軽快なトークが炸裂する、30分のラジオ番組。

ついつい聴いてしまうのには訳があって。

なんといっても、パーソナリティの2人がずっと楽しそうに、ずっとポジティブに、全てをさ

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「チェンソーマン」を観て思い出したアニメ主題歌の魅力

「チェンソーマン」を観て思い出したアニメ主題歌の魅力

昔からアニメ主題歌が好きだった。

元々アニメに寄り添って作られる主題歌は、ある種、作品とセットで語られるものだけど、あくまでアーティストが独立した作品として創り上げたものでもある。

昔のアニメ主題歌はタイトルをそのまま歌詞に入れることも多く、良い意味でアニメに深く依存しているものが多かった印象だけれど、近年ではアニメソング自体の知名度も向上し、人気アーティストが担当することも多くなった。

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好きなものが繋がる瞬間

好きなものが繋がる瞬間

最近、ポッドキャストで好きな番組がある。

それが「又吉直樹の芸人と出囃子」と言う番組。

漫才コンビ「ピース」の又吉さんが、他の漫才コンビとともに「出囃子」について語りながら、彼らの音楽遍歴を深掘りするポッドキャストで、今までオズワルドやニューヨーク、男性ブランコなど、数々の漫才師たちが出番前に流している音楽について語っていた。

そもそも「出囃子」とは、芸人や演者が舞台に上がる際に流れる音楽の

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架空の世界史に詰まった魅力

架空の世界史に詰まった魅力

高校生のころ、一番得意な教科が「世界史」だった。

根っからの文系肌で、数学は大の苦手。
国語は現代文の成績はそこそこ良かったけど
古典や漢語には苦戦していた。

ただ、社会、特に「歴史」に関しては
小さいころからずっと得意教科であり続けた。

今はもう無きセンター試験では「世界史」の科目でほぼ満点を取り、そのおかげで目標の大学に進めたようなものだった。

そんな「世界史」の魅力と言えば、世界各地

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「セブンルール」が好きな理由

「セブンルール」が好きな理由

自分は「セブンルール」という番組がすごく好きだ。

様々な分野で活躍する「女性」にスポットライトを当て、それぞれが生きる上で大事にしている「7つのルール」を手がかりに、彼女たちの人生観を紐解いていくドキュメンタリー番組。

あまりテレビ番組を見ることのない自分にとって、録画する番組は数えるほどしかないし、見返すことなんてごくごく稀なのだけど、この「セブンルール」だけは必ずと言っていいほどチェックし

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ギャップを持つ文章の美しさ

ギャップを持つ文章の美しさ

誰しもが「ギャップ」を感じることに
遭遇した経験があるはずだ。

「裂け目、大きなずれ、食い違い」などの意味を持つこの言葉は、どちらかというとネガティブな意味をともなうのだけども、最近はポジティブな場面で使われることも増えてきた。

普段は頼りない人がここぞという場面で優秀な一面を見せたり、クールなイメージを持っていた人が実は熱い気持ちを隠し持っていたり、いつもはだらしない格好をしていた男がスーツ

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「オッドタクシー」を見て改めて思った「群像劇」の魅力

「オッドタクシー」を見て改めて思った「群像劇」の魅力

ついさっき「オッドタクシー」と言うアニメシリーズを見終えた。

正直、シリーズ物を見る忍耐力が近年皆無に等しいため、久しぶりにアニメシリーズを見始めたということもあり、最期まで根気強く見てられるかと心配していた。

しかし、そんな心配も杞憂に終わり、続きが気になって仕方ないことこの上なく、最期まであっという間に完走してしまった。

そんな「オッドタクシー」のあらすじを
簡単に紹介してみる

主人公

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オズワルドが操る言葉たち

オズワルドが操る言葉たち

先日、自分の大好きなとある芸人コンビが
賞グランプリで優勝を果たした。

それが「オズワルド」という芸人コンビ。

ボケの畠中さんととツッコミの伊藤さんが織りなすシュールな掛け合いと独特の世界観の漫才は、二年連続でM-1グランプリ決勝の舞台に立っていることからも分かる通り、唯一無二の魅力を持っている。

特に、ツッコミである伊藤さんの独特のワードセンスや言葉のチョイスが個人的にツボで、どの漫才でも

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ありふれた言葉のタイトルに惹かれる【音楽編】

ありふれた言葉のタイトルに惹かれる【音楽編】

最近、世の中に並べられているタイトルはとても奇抜になっている。

それはひとえにタイトルという存在が、人々の注目を集めるためのとても重要な要素になりつつあるから。

このnoteにしてもタイトルが気になるものがあれば記事も見たくなるし、自分自身も色々と試行錯誤しながら内容に見合ったタイトルを考えている。

そして、それはどんな分野でも当たり前で、ゲスの極み乙女が「私以外私じゃないの」と歌うならば、

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