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昼間にふと襲ってくる眠気の正体とは?(第2弾)

こんにちは、くそにんじんです!

最近、テスト勉強に追われてて、合間合間で記事を書いています!
テスト勉強で薬学などの知識がさらに深まっていて、もっともっといい記事が、夏休みにはたくさん投稿できそうなので、楽しみにしててください!!

ということで眠気シリーズの第2弾スタートです。

前の弾はこちらで!
前の弾を見ていない方は、もっと眠気について理解が深まると見てみてください!

1、昼間の眠気の正体とは!?

眠気の正体は、いくつか理由があります。それでは一つずつ解説していきます。

1-1 夜の睡眠不足

最も一般的な理由は単純に睡眠時間が足りていないことです。
アメリカ睡眠協会は成人には毎晩7時間以上の睡眠を推奨しています。これに満たない場合、昼間に眠気を感じたり心臓病や脳卒中にかかるリスクが高くなります。

1-2 睡眠の質

睡眠時間が足りていても、その質が悪いと昼間に眠気を感じることがあります。これは、睡眠時に十分な深い睡眠(レム睡眠やノンレム睡眠)を取ることができなかったときに起こります。

1-3 食後の眠気

みなさんもこの食後の眠気は幾度となく味わってきたと思います。昼食後に眠気を感じることは一般的で、これは、食事によって血糖値が上昇し、それが一定の時間を経て下降することで生じる「食後低血糖」が主な原因とされています。

くわしく食後の眠気について解説しようとすると、とても長くなるのですが、解説したいと思います。飛ばしてもらっても構いません!

1-3-1 食後の眠気の原因 ~血糖値の上昇とインスリンの放出~

食事を摂ると、摂取した炭水化物が体内でブドウ糖に分解され、血糖値が上昇します。この血糖値の上昇により、膵臓からインスリンが放出されます。インスリンは血糖値を下げる役割を果たすため、血糖値の急降下が起こります。血糖値の急降下が起こると、脳に供給されるブドウ糖が、不足するので、脳はブドウ糖から生成される必要なエネルギーを得ることができずに、脳の機能が低下し、集中力や注意力が落ちます。すると、みなさんも感じたことがある通り、眠気を引き起こすことになるのです。

1-3-2 食後の眠気の原因 ~セロトニンの増加~

食事を摂ると、アミノ酸のトリプトファンが体内に取り込まれます。トリプトファンはセロトニンという神経伝達物質の原料となります。トリプトファンの摂取量が増えると、セロトニンの産生が促進されます。セロトニンは、リラックスや眠気を誘う役割を持つため、食後の眠気の原因となります。

1-3-3 食後の眠気の原因 ~消化過程に伴うエネルギーの使用~

食事を摂ると、体内での消化・吸収・代謝のプロセスが始まります。これにはエネルギーが必要であり、消化過程に伴って身体のエネルギーレベルが低下します。このエネルギーレベルの低下が眠気を引き起こす要因となることがあります。

主にこれらの作用機序が相互に関連し合い、食後の眠気が発生します。ただし、個人によって反応は異なるため、すべての人が同じように眠くなるわけではありません。また、食事の内容や量、個人の体調や生活習慣なども影響を与える要素となります。

1-4 生物学的リズム

体内時計(サーカディアンリズム)により、昼間でも特定の時間帯(一般的には午後2~3時頃)に眠気を感じることがあります。

1-5 疾患や健康問題

慢性的な疲労、鬱病、睡眠時無呼吸症候群、甲状腺機能低下症、糖尿病などの医学的状態も、昼間の過度の眠気の原因となることがあります。


上記の理由から、昼間の眠気は非常に複雑な現象であることがわかると思います。それは、私たちのライフスタイル、食事、睡眠習慣、そして健康状態など多くの要素が絡み合って引き起こされます。

このブログを通じて、少しでもみなさんの昼間の眠気についての理解が深まれば幸いです。健康な生活を送るために、自身の体としっかり向き合ってみてください。

ここまで見ていただきありがとうございます!!!
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