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教育×学びの組織|自分の嫌がることは、他人にするなという考え
小学校で勤めていると、必ず1日1回は子ども同士の関係に関する問題に対峙する。それは、自分も相手もしあわせに暮らすためにどうしたらいいか、子どもたちが考え、社会的スキルを養う瞬間である。相手が嫌がる行為をしてしまった児童に対して、一方的に教員が叱るという方法でなく、「自分が同じ行為をされた場合、どう思うか?」と問い、いっしょに考える。
ただ、「自分の嫌がることは、他人にするな」というこの考えが最適な
教育×学びの組織|同じリンゴでも、ちがう色で見えているかもしれない
初任校で3年間ともに勤めた校長先生の言葉たちは、今でも私に残っている。その一つがこれだ。
1つの同じリンゴを僕と先生が見ていても、ちがう色で見えているかもしれない。「これは赤だ」とお互い思っていても、僕が思う赤と、先生が思う赤は、実は少し色味がちがう赤かもしれない。
同じ物事、教室での実践、子どもたちの姿を見ていても、捉え方は人によって異なる。
だから、目の前の状況や文脈を表現するために言葉は
教育×学びの組織|6年前に戻ったら、ありたい姿
自分についてポジティブに省察したいところですが、今日は後悔していることをていねいに省察します。
小学校教員1年目、初担任の2年生(7才)の女の子に言われたこの一言。「先生って、本当に大変そう!毎日こんなに私たちの勉強のプリントつくって、準備してくれてるもん!」
そのときは、初任1年目でまだまだ未熟な「先生」という私を、この子なりに精いっぱいねぎらってくれているんだと思い、「大丈夫やで。みんなが