教育×学びの組織|自分の嫌がることは、他人にするなという考え
小学校で勤めていると、必ず1日1回は子ども同士の関係に関する問題に対峙する。それは、自分も相手もしあわせに暮らすためにどうしたらいいか、子どもたちが考え、社会的スキルを養う瞬間である。相手が嫌がる行為をしてしまった児童に対して、一方的に教員が叱るという方法でなく、「自分が同じ行為をされた場合、どう思うか?」と問い、いっしょに考える。
ただ、「自分の嫌がることは、他人にするな」というこの考えが最適なのだろうか?
自分の嫌がることは、汎用性として他人も嫌がるだろうと考えられる。