10月1日(土)、第1477回 「弔い」
あのね、
高野山、奥之院への道、
ゆっくり、ゆっくり、
歩いておりますとね、
歴史にその名を残したような、
それは、それは、
立派なお墓がたくさん並んで
おりますけれども、
ふと、
目を落としますと、
目を見張るような大木の足元
に、
小さな、小さな、
石を積み重ねたお墓、
前掛けをかけたお地蔵さま、
そういうものが、
それこそ無数にあるなぁー、
そういうことに気づきます。
ね、
ひとが生きたということはね、
お墓の大きさ、
お墓の立派さ、
そういうものじゃないんです。
「弔って差し上げたい」、
そう思ってくださるひとが、
ひとりでもいらっしゃるから、
はじめて、そこに、
弔われる側のひとがうまれる
のだ、
ということです。
真摯に、
誠実に、
思いやりをもって、
今日も生きてまいりましょう。
感謝、合掌
慈永
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