前回のネコばあちゃんは! さてさて、いじめっ子のリーダー、フトシくんの事を知ろうと、一日中、学校でフトシくんを観察し、学校帰りにも、こっそりついていったワタル。そして、とある教会へと導かれ〜、変な人達に連れ去られちゃった!ネコばあちゃん、ワタルのピンチにあたふたと!これから先、どうなるの〜!? 【愛と命】 ~教会の中~ 教会へと連れ去られたワタル!目の前には、真っ白な服に身を包まれた女性が!そして、その横には、フトシくんが!? フトシ『わっ!、ワタル!なんでここにっ
【知る事】 何も無い広い草っ原、一人の侍がいる、そこに現れる、プロレスラー!と!いきなり飛びつくプロレスラー!侍、それをヒラリと交わし、刀を抜き、プロレスラーに斬りかかる!プロレスラー!その刀をサッと右によけ、後ろに回り込み、侍を後ろから抱き上げ、バックドロップの体勢に!侍ピーンチ!と、その時!土の中から、忍者が現れ、プロレスラーの両足を掴み土の中へと引きずり込んだー!体半分土に埋まったプロレスラー!忍者、やってやりましたよ!とニヤリとグッドサインを侍に向け、シュタタタと立
【出逢い】 僕が、世界一大好きなばあちゃんが、死んだ。 そして、 ネコになって、帰ってきた。 ~1年前~ そこは、とある病室。 ワタル「えーんえーん、」 ばあちゃん「泣いてばかりじゃだめだよ、ワタル」 ワタル「だってだって、フトシくん達がまた、ぼくの机に落書きしたんだ」 ばあちゃん「あらやだ!そしたらワタルの机が派手になって、楽しいわね〜」 ワタル「えーん、それにね、バカバカワタルのバーカっていつも、馬鹿にしてくるの。」 ばあちゃん「あらあら、それはきっとワ
どうしたの? どこにいるの? ぼくは、ここにいるよ。 あなたが、寂しい暗闇を過ごすなら、 ぼくは、懐中電灯の光に負けない、光になろう。 そっと優しく照らしたげる。 どうしたの? どうしてそんなに、自分を憎むの? あなたが、悔しい時を感じるならば、 ぼくが、そっと真綿のように柔らかに 優しく抱きしめよう。 温かく包んであげる。 どうしたの? 泣いているの? あなたが悲しくて悲しくて涙が止まらないのなら。 ぼくも、一緒に泣こう。 涙の海で海水浴だ。 深く深く潜
星と星が喧嘩した。 そして、 ぼくと母さんは、離れ離れになった。 「母さん行ってきます。」 「行ってらっしゃい。」 それがぼくと母さんが最後に交わした言葉。 ぼくは、1人でとなりの、星へおつかいにいったんだ、母さんは、とても心配したけど、ぼくは、ちょっと大人に近付いたから、だから、母さんの誕生日の日に、となりの星にあるキラキラ光る砂を取ってきてあげるんだ! 母さんには、その事は内緒で。 「母さんきっとよろこぶぞ!」 そして、いきなり星と星との喧嘩が始まったんだ。 ぼ
キラキラと煌めく、星で出来た大きな川を挟んで、男の子と、女の人が向かいあい何か言いあっている。 何と、言っているのだろう? その声は、星の煌めく音で聴こえない。 『ささのはさらさら のきばにゆれる おほしさまきらきら きんぎんすなご』 むかーしむかし、きみたちの知らない世界のお話し。 ちょっぴりこわい、七夕のお話しだよ。 彦助『わ〜今日も天の川キラキラだねー。』 織莉子『お兄ちゃん、もうずっと見ていてあきない?織莉子、あ〜きたっ!』 彦助『今日は、
ピコンピコンピコン、 博士『よし、もう少しで、完成だ。』 ピコンピコンピコン。 むかーしむかし、きみたちの知らない世界のお話し。 不思議な不思議な、世界のお話しだよ。博士は何かを作っているよ。 博士『あとは、この回路を繋いだら、』 カチリと、回路が繋がれた。 博士『さあ、目覚めてくれ!』 しーん。 博士『まさか、また失敗なのか?』 しーん。 博士『なんでだよ。』 と、博士が後ろを向いた、その時! 『は、か、せ』
しんしんと、降る雪。 天から、ふわふわと降ってくる。 辺りがしーんとなる、その瞬間が好き。 わたしが、わたしでいられる時。 しんしんと、降る雪。 ゆきの『山の神様は言ったわ、男を一人差し出しなさいって、元気で強くたくましい男を探して、山の神様に差し出さなければっ。』 むかーしむかし、きみたちの知らない世界のお話し。 あるところに、太陽と言う名前のきこりがおりました。そのきこりは、村一番とても元気で、たくましく、そして村一番、心優しいのでした。 今日も、村にいる
きみたちの、知らない世界のお話をしよう。 かわいい二人の、かわいい物語だよ。 あるところに、世界一不幸なアラタという男の子がおりました。アラタはね、イジメにあい、さぎにあい、家族に家を追い出され、橋の下で独りぼっちでくらしていたの。 アラタ『もう、な〜んにもしんじられないや。もう、つかれちゃったな〜。』 そんな、アラタを、気の毒そうに、お空の上でカミサマがみていたの、 カミサマ『あ〜、なんとかわいそうに、ようし、わしがなんとかしてやろう。』 と、カミサマの気まぐれで
『うーん、うー、あーうー。』 あれあれ、ここに何やらとっても悩んでいる女の子がいるよ。どうしたのかな? 『あー、もう、これじゃない、あっ!そうか、コレね!!あたしって、天才じゃん!』 あらま、何かひらめいたみたい。 よかったねー。 むか〜しむかし、キミたちの知らない世界のお話し。絵本が飛び出す、不思議な世界のお話し。 ノーエ『よし、コレね!!コレをこうして、そう、そう、上手くいったわ。』 この子は、魔女。しかもただの魔女では、あーりません♪なんと、魔法の作家さん
神様『ばかもーん!』 シェリル『ごめんなさーい!!』 むか〜しむかし、キミたちの知らない世界のお話し、遠いようで近いような世界、とある天使のお話し。 神様『これで何度目だ!また違う魂を天国へみちびきかけたな!』 シェリル『違うの神様、あの魂は、悪い事ちゃんと反省して、助けて欲しいと言ったのよ!だから、救いたかったの。憧れの天使、テレサ様のように、深い愛をもって。』 神様『いつも言っとるじゃろ、悪い事をした魂は、すぐに天国へは導けぬ、ばつをあたえねばならないのじゃ!天
むか〜しむかし、君たちの知らない世界のお話し。 ここは、死神達の住む世界。 生と死の間の世界。 ここに、 まだまだ、半人前の死神達がいるよ。 うーぶ『えーん』 死朗『あー、また泣いちゃった!』 死〜助『ほんと、すぐ泣くんだもんな!』 死三郎『今日も、ビリッケツ!一つもとれやしない!』 うーぶ『えーん、いじめないでよ。』 死朗『いいか!おれたち死神はな、みんな生き物の命がとれるんだ!魂100個集めたら、立派な、大鎌もらえるんだ!けど、こいつは、いつも、命をと
むか〜し、むかし、キミ達の知らない世界のお話。 雨の降らない、干からびた世界のお話。 あるところに、いつも泣いている男の子がいたんだよ。 その子の名前は太郎。 太郎はね、今よりちょっと昔に、お外で遊んでいる時に、犬のしっぽを踏んで犬に噛まれ、 太郎『えーん、痛いよー、えーん』 と泣き。続けて、カラスに頭をつつかれ、 太郎『痛いよ、やめてよ、えーん、』 と泣き。転んで毛虫にさされ、 太郎『やだー、キモイよ痛いよ、えーん』 と、立て続けに泣いたら、 ショック
タタタタ、ヒュードカン、バリバリバリバリ、ドカン、ドカン、タタタタタタタタ、ドカーン! 男『逃げろ、』 女の子『イヤだ、イヤ!』 男『もう、オレはだめだ 、後は、死ぬだけ。』 女の子『戦争終わらせたいって!言ったよ、』 男『もう、この世界はもたない。 お前だけは、どうか生きて生きて生きてくれ。』 女の子『ラララ、ラララララー、ラーラーラー♪』 男『その歌、あの時の』 タタタタ、ヒュードカン、バリバリバリバリ、ドカン、ドカン、タタタタタタタタ、ドカーン!
むか〜しむかし、キミたちの知らない世界のお話し。 ある小さな国に、エフェメラル姫という、綺麗な金色の髪の毛、宝石のようにキラキラと輝く瞳のそれは、それは美しいお姫様がおりました。 お姫様は、小さな頃、悪い魔女に魔法をかけられ、朝食べたもの、昨日食べたもの、お友達の名前、草木の名前、自分の名前までも、ありとあらゆる事を頭の中から、次々と忘れていく魔法にかけられたのです。 小さな国の、国王様は、兵を連れ、その魔女を倒しましたが、何故か魔法はとけません。何度も何度も、お医者さ
むか〜しむかし、君たちの知らない世界のお話し。 あるところに、と〜っても我儘で自分勝手なお殿様がいたんだって。 そのお殿様は、美しいもの、珍しいもの金銀財宝が好きで、ありとあらゆるものを家来達に集めさせ、気に入らないものあれば、 殿『こんなものいらぬ!すぐに新しいものを持ってまいれ!』 と、我儘放題。 殿『全てわしのものじゃ!』 と、自分勝手。 家来達は、呆れ果て、だーれも殿様を好きなものはおりませんでした。 そんなある日のこと、ある村に、月の輝きのようにとて