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ふぁーすとらぶ♡


きみたちの、知らない世界のお話をしよう。
かわいい二人の、かわいい物語だよ。



あるところに、世界一不幸なアラタという男の子がおりました。アラタはね、イジメにあい、さぎにあい、家族に家を追い出され、橋の下で独りぼっちでくらしていたの。



アラタ『もう、な〜んにもしんじられないや。もう、つかれちゃったな〜。』


そんな、アラタを、気の毒そうに、お空の上でカミサマがみていたの、


カミサマ『あ〜、なんとかわいそうに、ようし、わしがなんとかしてやろう。』


と、カミサマの気まぐれで、

カミサマ『ココロ、ココロ、あの少年に『ギフト』をあたえなさい。』



カミサマって、ほんと気まぐれね!


ココロ『はいな!わたしは、『ギフト』を生む者、ココロ。しかたないなー、行ってきます♡さてさて、どんな『ギフト』が生まれるかな♡』



そして、アラタのとこへ行きました。




アラタ『あ〜、今日は、昨日の雨で川が深い流れもはやい、、』



と、アラタが、川をのぞこうとした、その時ね!


ココロ『わっ!』


ドボ〜ん!!


アラタ『わ〜!流される〜』


ココロ『えっ!やっちゃった!』



と、すぐさま『えいっ』って、近くにあった縄を投げたの!


ココロ『えいっ、それに捕まってー』



アラタ『あ!』


なんとか、アラタを引き上げ、


ココロ『危なかったー。もう何してんのよ!』


アラタ『て、そっちが押したんじゃないか、ぼくは、ただ川の流れを眺めていただけで、』


ココロ『言い訳は、男の子がしちゃだめよ♡』


アラタ『なんなんだ、キミは!?』


ココロ『なんだ、チミは?ってか!(笑)』


アラタ『ぼくをバカにしてるんだね!そうやってみんな、ぼくを独りぼっちにするんだ。』


ココロ『わたしは、ココロ、友だちにならない?てかなろう!なって!なれっ!』


アラタ『いきなり命令系!?』


こんな時は上目づかいで、


ココロ『なってん♡』


アラタ『喜んでん♡』



イチコロよ♡



アラタ『キミはいったいどこから来たの?この辺りではみかけないよ。』


ココロ『あなたが知らない、ずっとずっとずーと遠いところからきたのよ。あなたと、友だちになりに。』


アラタ『ぼくと!?あ、あー、でも、きっとうらぎるんだよ、そして、また独りぼっち。この世界にぼくの居場所はないんだよ。』



ココロ『、、、、アラタ、わたしの目を見つめて♡』


アラタ『どうして名前を!?』


ココロ『そんな事は気にしないの!わたしを見て♡』


アラタは、とっても透き通ったひとみでみつめてきた。


アラタ『キレイなキレイなひとみだ。すいこまれそうだよ♡』


あれ、あれれ、なんだかドキドキするぞ、

ココロ『みないでよ!ヘンタイ!!』



と、とっさに言っちゃった!


アラタ『えっ!なんだよー!いきなり、け、けど、わるくない♡』


ココロ『そういうの、すきなの?』


アラタ『キュンっ。』


ココロ『アラタの心の音、ダダもれ。なんだろ、こんな気持ちわたし、はじめて。カミサマ、どうしよっ、わたし、』


カミサマは、な〜んにもこたえてくれません、ほんと、気まぐれで、勝手なの!



アラタ『き、君の名は?』


ココロ『ココロ。』


アラタ『かわいいお名前♡』


ココロ『まだわたし、なんの力も使っていないのに、それより、ドキドキがとまらない。』


アラタ『ぼくは、この世界が大キライだった、けどココロと、出会って、大好きになったよ。こんな気持ちはじめて。なんでだろ?』


ココロ『知ってる?わたしは知ってるよ、この世界を好きになる方法を、だってわたしは、『ギフト』を生む者。』


しっかりしなきゃ!



アラタ『ギフトを生む?』


ココロ『そうよ、わたしはカミサマのツカイ、カミサマの気まぐれであなたのとこに来たの。あなたに、この世界にある『ギフト』を贈りにね。』


アラタ『すごいや!そうか!だからぼくの名前を知っていたんだ。ぼ、ぼくはココロが好き。』


なんて透き通った心なの、て、いきなりコクハク!?


ココロ『な、な、なー!!!!!、、、わたしも、、、スキ♡』



アラタ『えっ!?りょうおもいだー!!』


ココロ『わたし、まだ何もチカラをつかってない、わたしは、『ギフト』を生む者、ココロ!し、しっかりしなきゃ。けど、けど、、、すき♡』


アラタ『ぼくと、この世界で一緒になってください。』


ココロ『はいな♡』


と、あらま一緒になっちゃった!

カミサマは、こうなる事を全て知っていたの。

ほんと、勝手。けど、


ココロ『わるくない♡』



カミサマ、ステキな『愛』をありがとう。








              おーしまい♡

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