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ショートケーキの作り方1スポンジの材料について考える
スポンジケーキ(ジェノワーズ)のレシピは、たくさんありますが
材料の基本は
卵、砂糖、小麦粉、バターの4つが基本です。
とてもシンプル!
その代り腕の良しあしが出てしまうケーキです。
今回は材料のそれぞれがどのような役割をしているのか考えてみましょう!
卵の役割
卵をたくさん泡立てることで空気を抱え込み、ふわふわに生地を膨らませる役目をしています。
泡立てばよいので、そんなに高級な卵である必要
ビクトリアサンドイッチケーキの作り方
ビクトリアサンドイッチケーキはイギリスの定番お菓子。本来の2枚のバターケーキにジャムをはさみますが、今回は一枚を半分に切ってサンドイッチにしました。
おいしいケーキは口に入れると軽く、溶けていくもの。反対に重たくて、口のなかの水分を奪っていくようなパサパサなケーキは嫌なものです。ケーキをふんわりさせる秘密は空気です。空気を含ませるには3つの方法があります。一番、古い方法は糖を食べて二酸化炭素を出
基本のスポンジケーキ
お菓子の基本シリーズです。前回は膨張剤を使ったケーキ(ビクトリアサンドイッチケーキ)をご紹介しましたが、今回は膨張剤を使わないケーキ=スポンジケーキを解説します。いわゆるジェノワーズ(ジェノバ風ケーキ)というスタイルです。
膨張剤を使うタイプのケーキはグルテンの風船に発生した二酸化炭素を閉じ込めて膨らませますが、スポンジケーキは卵(普通は全卵、卵白のみでもできる)を焼く前に泡立ることでふんわりと
最近、1番好きな胸肉レシピ、ローストチキン
オーブンからの香りもご馳走!
それくらいこのローストチキンは焼いてる時、リッチな香りがするのです。
これを作っている時はいつも鼻をクンクンさせています。見た目は地味ですがぜひ、胸肉好きには作っていただきたい!
これを作る時の私のタイムスケジュールですが
胸肉買ってくる。冷蔵庫にしまう前に漬け込んでから、冷蔵庫。
次の日
15時 冷蔵庫から出す
16時 焼き始める
17時半 焼き上がり
こう
〈食と生活〉チャーシュースタイル豚ヒレ肉
そういえば先日、ミツカン水の文化センターの機関紙『水の文化』に寄稿しました。
光栄なことに巻頭エッセイです。この水の文化という冊子はクオリティの高い誌面で、以前から愛読していたので書いていてうれしい仕事でした。書き仕事をしていてよかった。カクキュー、マルヤの2社が手がける八丁味噌に触れています。
記事のなかで三島由紀夫の『金閣寺』の一節を引用したのですが、ガラス細工のように硬質で美しい文章です
豚ヒレ肉の恒温調理&最近、食べたもの
最近、わが家の夕食の献立には、頻繁に豚ヒレ肉のローストが登場する。
豚ヒレ肉を丸のまま(といってもそのままではオーブンに入りきらないので半分の長さに切って)焼き、分厚く切って、バルサミコ酢を軽く煮詰めて醤油とオリーブオイルを加えたものに、山椒だの唐辛子だの柚子胡椒だの、好みのスパイスを添えて食べる。
作家の玉村豊男さんはあるエッセイ(『おいしい豚ヒレ肉の料理法』初出 考える人2011年秋号
〈食と生活〉真空調理の豚の角煮
雑談からはじめます。『ドラえもん』という漫画は僕のバイブルなのですが、そこでは未来の景色が時折、描かれています。70年代に『未来学』という学問が日本でも流行って、様々な未来予測がされました。道路がチューブになっていたり、車が空を飛んだりというものですね。でも、そういった事象はほとんど実現していません。今後、技術的には可能になるかもしれませんが、人間の生活ってあんまり変えられないものなんですね。
食と生活「撮影環境とヨーグルト作り」
ここのところ寒いですね。いよいよ、冬本番という感じです。
noteの写真は誰が撮っているんですか? と聞かれますが、もちろん自分で撮っています。冬眠前のリスが巣穴にセッセとくるみを集めるような作業が僕は好きなので、写真を撮ることは苦ではありません。デジタルカメラEOS Kiss X50は2011年のモデルで、ワイヤレスストロボが使えない、シャッター音が地味、ファインダー画面が小さいなどの欠点があ
〈食と生活〉真空調理の袋について考えると豚肩ロースのキューバ風ステーキ
今日は梅雨の合間の晴れ間という天気。もう少しすると暑い夏がやってきます。夏は手早く調理できる食材が色々と出るので楽しい季節です。業務連絡ですが、今日7/2発売のオレンジページで『定番メニュー、もう失敗しない』という特集に協力しています。
読者アンケートから集計された料理の悩みに答える形でしたが、一位は『天ぷら かき揚げ』でした。僕、家での揚げ物は敬遠されていると思っていたので、ちょっと意外な印象
〈食と生活〉テーブルナイフの話と低温調理器を使った牛肉の赤ワイン煮込み
こんにちは。本日、スマート新書が発売されました。
9/2日12時現在でamazonに在庫がないのですが、そのうち補充されると思うので少々お待ち下さい。スマート新書、kindleとかでも読めるんですけど、このちいさな感じがいいので、できたら書籍の形で読んでほしいな、と思います。500円+税という価格なので、レシピを載せるとやや割高感があるので、ほぼ料理の基礎理論について書きました(レシピもすこしは
ロメスコソースの作り方
ロメスコソースはナッツや赤ピーマンを使ったスペインのソース。ネギを真っ黒になるまで焼いて食べる「カルソッツ」という料理にあわせますが、肉や魚、野菜まで何でもある万能ソースです。
材料
にんにく 1個
赤ピーマン 1個
アーモンド 40g
トマト缶のトマト 2個
塩 4g
オリーブオイル 85cc
シェリービネガー 8g(または米酢8g)
スモークパプリカ 3.5g〜4g(なければ普通のパ
94.トマトとスパイスはどちらを先に入れるべきか? 問題
トマトベースのカレーを作るとき、トマトを炒めて脱水してからパウダースパイスを加えて炒め合わせる。こう説明したら、「うんうん、そうだよね」という人は、僕が提唱するゴールデンルールが頭に入っている人かもしれない。「え? そうなの!?」という人は、ナイル善己くんのレシピ本を読みこんでいる人かもしれない。
水野は「トマトが先だ」と言い、ナイルは「トマトが後だ」と言う。どっちが正しいのよ!? となる人もいる