〜つくり置きパスタソース〜鶏もも肉のカチャトーラ
こんにちは。大家輝です。
今日は『つくり置きパスタソース〜鶏もも肉のカチャトーラ〜』について、ご紹介します。
こちらの記事はこんな方におすすめです。
「レトルトじゃないパスタが作りたい。」
「手っ取り早く簡単に料理したいけど、美味しいものは食べたい。」
「美味しいパスタが作りたい。」
パスタソースには、作り置きできるタイプのソースがあります。
このつくり置きパスタソースがあれば、パスタを茹でで、温めたソースをフライパンで和えるだけで、美味しいパスタが完成します。
手数が圧倒的に少ないので、味がブレることもなくて失敗もしません。
余ったパスタソースはジッパー袋に詰めて冷凍しておけば、また後日おいしいパスタが気軽に食べられます。
つくり置きパスタソースは本当に良いことづくしなので、興味のある方はぜひ見てみてください。
▼材料(6人前)
今回はつくり置きをしますので、食材の量は多めです。僕の家庭はふたり暮らしなので、3日分のつくり置きの分量で作っていきます。
【A:肉の下味をつける】
・鶏もも肉 2枚(600g程度)
・にんにくスライス 1欠片
・塩 6g
・ローズマリー 1本
・オリーブオイル 適量
【ソースの食材】
・Aの鶏もも肉
・玉ねぎ 500g
・人参 1本(300g程度)
・セロリ 1本
・白ワイン 100cc
・白ワインビネガー 小さじ2
・にんにく 2〜3欠片
・ローリエ 1枚
・ローズマリー 2本
・オリーブオイル 60cc
・ブラックペッパー 適量
・塩 適量
今回のつくり置きパスタソースは『鶏もも肉のカチャトーラ』です。
注意点としては、つくり置きパスタソースは完全に完成させずに、完成の一歩手前で止めておきましょう。そうすることで、日によって違う食材を入れて、いろんなパスタの味が楽しめるようになります。
ちなみにカチャトーラとは、ざっくり言うと『お肉と野菜の煮込み料理』です。日本語に直訳すると『猟師風』って意味ですが、猟師がお肉と野菜を入れて煮込む様子から来た言葉です。
カチャトーラはトマトと一緒に煮込むのが主流ですが、今回は白ワインで煮込むタイプでご紹介します。
▼作り方
【A:鶏もも肉の下味をつける】
鶏もも肉の裏表に塩をまんべんなく振りましょう。その後、にんにくのスライスとローズマリーを肉の表面に貼りつけ、オリーブオイルを軽く塗りましょう。こうすることで、肉の臭みがなくなります。
処理した鶏もも肉は、冷蔵庫で半日寝かします。時間がない時は30分でも効果はあります。
【鶏もも肉の皮面を焼く】
鶏もも肉の下処理が済んだら、皮面を焼きます。
フライパンに油を入れ、中火にして充分に温めた後、鶏もも肉を皮面から焼いていきます。皮面のゴニョっとした感触をなくすための工程なので、皮面はしっかり焼きましょう。
皮面以外の面はあとでしっかり加熱しますので、色がかわる程度にとどめておきましょう。
これぐらいの焼色が付くくらい、パリッと焼いていきましょう。もし、この先に焼いておく工程が面倒なときは、皮を剥ぐだけでも大丈夫です。
皮面が焼けた鶏もも肉は、細切れに切っておきます。
【つくり置きパスタソースを作る】
鍋底をキレイにして冷ましてから、オリーブオイル、にんにく、ローリエ、ローズマリーを入れます。弱火でゆっくり加熱していきます。
ゆっくり加熱することで、食材の香りがオイルに移っていきます。
にんにくがこれくらいの焼色になってきたら、細切れにしておいた鶏もも肉を入れます。
鶏もも肉を炒めていきます。この時は中火くらいでも大丈夫です。
お肉の色が変わってきたら、野菜を入れていきましょう。
野菜は結構な量を入れますが、ぐずぐずに炒めたらだいぶん減ります。想像以上に少なくなりますので、ちょっと多すぎるくらいかな?って思うくらいでちょうどいいです。
ちなみに野菜は細切れにしています。包丁ですると結構手間なので、フードプロセッサーで粗みじん切りにしても大丈夫です。
あとは、火力を弱めの中火にして、ひたすら炒めましょう。火力を弱めにしておくと焦げ付くこともないので、ずっと付きっきりにならなくても大丈夫です。
野菜にある程度火が通ってくると、水分が出てきます。
これくらいになったら白ワインを入れて、そのまま煮込みましょう。
野菜がぐずぐずになってきて水分がしっかり出てきたら、白ワインビネガーを入れて、塩と胡椒で味を整えましょう。
これでつくり置きパスタソースの完成です。
あとは、粗熱をとって、タッパやジッパー袋に移して、使う日まで冷蔵庫や冷凍庫で保存しておきましょう。
こちらが、冷蔵庫で一日保存しておいたつくり置きパスタソースです。
写真のように、全然水分がありません。
心配される方もいらっしゃると思いますが、これで大丈夫です。理由は、次に紹介する『つくり置きパスタソースの使い方』のところで、説明しますね。
▼つくり置きパスタソースの使い方
つくり置きパスタソースを使い方は、こちらの手順で出来上がります。
つくり置きパスタソースを入れる
↓
パスタの煮汁を入れる
↓
具材を何かひとつ入れる
↓
沸かす
これだけの手順で、美味しいパスタソースが完成します。
とても簡単ですね。それでは、具体的に使い方を説明していきます。
冷めたフライパンに、つくり置きパスタソースをレードル(お玉)ですくって入れます。パスタソースの分量は、だいたい50ccで一人前です。
(ちなみに、写真は2人前です。)
次にパスタの茹で汁を、一人前100ccほど入れます。
次に、追加であとひとつ食材を足してあげましょう。今回はたまたま、ゴボウが余っていたので、追加で入れました。
具材を入れたら、煮汁を沸騰させましょう。すると、つくり置きパスタソースが溶けてきます。
あとはゴボウのダシを抽出するために、しばらく煮立たせましょう。ゴボウが少ししなびてきたら、ダシが取れた合図です。
これで、パスタソースの完成です。
あとは茹で上がったパスタを入れて、和えるだけで出来上がりです。この時に、一応味見してみましょう。味が頼りなかったら、つくり置きパスタソースを足すか、塩で調整しましょう。
最後にお皿に盛り付けて、パセリとブラックペッパー、粉チーズをかけて、彩りと風味を足して完成です。
【後入れ食材について】
今回の記事では、つくり置きパスタソースを完成から一歩手前の状態にしています。この方が、その日の台所事情と気分でいろんなバリエーションのパスタが楽しめるからです。
今回はごぼうを使いましたが、例えばキノコを入れても美味しいでしょう。他にも、今の時期だとミニトマト、ししとう、万願寺とうがらし、かぼちゃ、ズッキーニなども相性がいいでしょう。ゴーヤもいけるかも知れません。
こんな感じで、いろんなバリエーションが楽しめるし、便利なので、つくり置きパスタソースは一歩手前にした方がオススメです。
とはいえ、つくり置きパスタソースを完全に完成させることも可能です。この場合は、本当にパスタに和えるだけなので、非常に楽です。ただ、この場合は長期保存に向かない食材もあるので注意が必要です。
例えば、ズッキーニは長期保存するのに向いていません。理由は、長期保存すると、ぐずぐずになってしまうのと鮮やかな緑色が損なわれるためです。
逆に、今回のようなゴボウは長期保存しても変化を感じにくいです。こういった食材なら、つくり置きパスタソースを完全に完成させても大丈夫です。
▼つくり置きパスタソースで、気軽に美味しいパスタを楽しもう
以上が、つくり置きパスタソースの作り方になります。
このつくり置きパスタソースをつくるのは、正直に言うと、少し手間がかかります。
でも、一気に大量に作ってしまうと、次にパスタをつくるときには驚くほど手軽に作れます。
世の中では、パスタって結構手軽につくれる料理のひとつです。
でも、そのパスタも毎回毎回食材を切ったりして作るのは、それはそれで結構手間がかかっています。しかも、美味しく作れる人ならいいですが、パスタって結構難しいって思ってる人もきっと多いんじゃないでしょうか。
個人的にですが、つくり置きパスタソースは、そんな方々の悩みを解決できるんじゃないかなと思っています。
このつくり置きパスタソースの良いところは、誰でも簡単にパスタが美味しく作れるところです。
ほとんど和えるだけ。
それだけで、本当に美味しい。
▼つくり置きパスタソースは、まだまだ紹介できます
今回は、カチャトーラという名のパスタソースをお伝えしました。でも実は、まだまだつくり置きできるパスタソースはあります。
これから、いろんな種類のつくり置きパスタソースを紹介していこうと思っています。このパスタソースを紹介することで、皆さんの食卓に少しでも華やぎを添えられればと思います。
これからも、どうぞ宜しくお願いします。
本日は、以上になります。
ここまで読んで頂いて、本当にいつもありがとうございます。
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