鳥もも肉のマリネソテー
ご家庭で簡単に再現できるちょっとだけ手の込んだ料理です。
マリネで味を含ませた鶏もも肉を皮はパリパリに、身はふっくらに焼き上げた一品。
この食感だけでも十分に立派な一品として成立しますが、オプションのソースを添えれば、お肉の魅力的な食感とふくよかな旨味・マリネから来る口中香にソースのコクと酸味が加わり、ますます楽しい一皿になります。
ポイントは勿論お肉の焼き具合です。シンプルな料理だけに仕上がりの食感はとても大きな要素。垢抜けた一品になるかどうかは焼き具合次第と言っても過言ではありません。
上手に焼くために、理想の焼き上がりをイメージして、ソテー段階からでなくマリネ段階から逆算を始めて手を加えるのがこのレシピの特徴です。
ソテーは手軽な反面、技術的には決して簡単ではありません。赤身側の凹凸が不規則な(骨なしの)鶏もも肉となれば尚のこと。
単純にマリネして何も考えずにソテーしても目指す食感にはなかなかたどり着きません。
そこで、”上手に”マリネし、お肉のコンディションを整えておくことでソテーの難易度がぐっと下がり、仕上がりが安定します。
鶏もも肉×マリネ×ソテーという条件に特化した焼き方ではありますが、鶏もも肉の火入れの1つの型として横展開が効くので、覚えておいて損はありません。練習すれば並みのお店の火入れなら上回れます。
それでは完成図を置いて、本題に入ります。
材料
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