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【napo_fitness】栄養学入門⑧ 腸内環境を良くする腸活の最新トレンド。プロバイオティクスとプレバイオティクスを超える○○!

皆さん、キレイなうんちは出せていますか?

以前書いた腸活の記事がなかなか評判よかったので、更に詳しく腸内細菌について解説していこうと思います。

今回は、プロバイオティクスとプレバイオティクスについて。
またそれ以外に第三・第四のバイオティクスも紹介していきます。


●プロバイオティクスとは

前回、プロバイオティクスのサプリがすごい!というお話をしました。

さて、プロバイオティクスとは一体何なのでしょうか。
公共財団法人 腸内細菌学会によると、

プロバイオティクスとは、アンチバイオティクス(抗生物質)に対して提案された用語であり、共生を意味するプロバイオシス(probiosis、pro:共に、~のために、biosis:生きる)を語源としている。
Fuller(1989)により「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」と定義され、これが現在でも広く受け入れられている。
プロバイオティクスの候補としては乳酸菌やビフィズス菌が有名だが、以下のような条件を満たすことが科学的に証明された特定の菌株に限り、プロバイオティクスと考えられている。

プロバイオティクスの条件
 1.安全性が保証されている
 2.もともと宿主の腸内フローラの一員である
 3.胃液、胆汁などに耐えて生きたまま腸に到達できる
 4.下部消化管で増殖可能である
 5.宿主に対して明らかな有用効果を発揮できる
 6.食品などの形態で有効な菌数が維持できる
 7.安価かつ容易に取り扱える

つまり、プロバイオティクスの考え方は、
微生物自体を体内に取り込むことで、腸内で活躍してもらおう
というものです。

代表的なものとしては、上記にあるように、乳酸菌やビフィズス菌などが挙げられます。


●プレバイオティクスとは

プレバイオティクスというものもあります。

プレバイオティクスという用語は、有害な病原性細菌を抑制する抗生物質(antibiotics)に対して考案された。
すなわち、プレバイオティクスは大腸内の特定の細菌の増殖および活性を選択的に変化させることより、宿主に有利な影響を与え、宿主の健康を改善する難消化性食品成分と定義した。

プレバイオティクスの条件
 1.消化管上部で加水分解、吸収されない。
 2.大腸に共生する一種または限定された数の有益な細菌(ビフィズス菌等)の選択的な基質であり、それらの細菌の増殖を促進し、または代謝を活性化する。
 3.大腸の腸内細菌叢(フローラ)を健康的な構成に都合の良いように改変できる。
 4.宿主の健康に有益な全身的な効果を誘導する。

つまり、プレバイオティクスの考え方は、
腸内にいる微生物にエサを与え、繁殖してもらおう
というものです。

代表的なものとしては、難消化性のオリゴ糖類、プロピオン酸菌による乳清発酵物などが挙げられます。
オートミールや野菜に含まれる食物繊維なんかもプレバイオティクスです。


●プロとプレのハイブリッド、シンバイオティクス

なんと、上記2つを組み合わせたシンバイオティクスなるものも存在しているようです。
一体どういうことか見てみましょう。

プロバイオティクスが生菌として、腸内菌叢バランスの改善などの作用により宿主動物に有益に働き、プレバイオティクスは腸内有用菌の増殖を促進したり、有害菌の増殖を抑制することにより宿主に有益に作用を有するが、この2つを組み合わせることにより、双方の機能がより効果的に宿主の健康に有利に働くことを目指している。

どうやら、プロバイオティクスとプレバイオティクスを一緒に摂取すると、おなかの健康を守るとともにからだ本来の力を強める機能がさらに高められるようです。

シンバイオティクスを実践している食べ物は意外と身近にあったりします。

バナナ(プロバイオティクス)+ヨーグルト(プレバイオティクス)
こんにゃく(プロバイオティクス)+味噌(プレバイオティクス)
野菜(プロバイオティクス)+塩麹(プレバイオティクス)


●最終代謝物、ポストバイオティクス

腸内細菌界隈で最近話題に上がっているのが、ポストバイオティクスです。
(さいきんだけに。)
何がなんやらって感じですが、ちょっと聞いてみてください。

腸活の目標は腸内環境を良くすることですが、腸内環境を良くした結果、身体がどうなるのかが一番重要はなずです。
そのためには、腸内環境を良くしたら腸内でどんなことが起きるのか知っておく必要があります。

小腸は、アミノ酸や脂肪酸を分解・吸収する器官です。
アミノ酸や脂肪酸が腸内細菌によって分解されてできた代謝物質のことを「ポストバイオティクス」と呼びます。

代表的ものとしては、乳酸や酪酸などの短鎖脂肪酸が挙げられます。
乳酸菌は乳酸を、酪酸菌は酪酸を作り出すため、身体にとって大事です。
つまり、ポストバイオティクスを摂取することでこの短鎖脂肪酸を手に入れてしまおうということです。

このサプリは果物、野菜、キノコ、海藻を12種類のプロバイオティクスで3年間自然発酵させたものです。
5,400円/月、180円/日となかなか高価ですが、今一番気になっているサプリの一つです。


●まとめ

・プロバイオティクス→微生物自体を体内に取り込む
・プレバイオティクス→腸内にいる微生物にエサを与える
・シンバイオティクス→プロとプレのハイブリッド
・ポストバイオティクス→腸内細菌によって作られた代謝物質


●終わりに

前回の記事を読んで腸活を始めたという人から、お腹の調子が安定したことで普段の生活が快適になったという話を聞いてちょっと嬉しくなりました。

ボディメイクをする人でなくともうんちは全人類しますからね。腸活大事。
最近ですとコロナウィルスが流行っていますが、腸内環境を整えることは免疫力アップにも繋がりますから、腸活をしておいて損はありません。

「前回の記事は読んだけど、腸活始めるのはちょっと忘れてた…」という人も、改めてキレイなうんちを出せるように頑張っていきましょう!


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