出来ないこと、失敗ばかりだ。でも《俺の描く女性は美しい、それだけは信じられる》、それだけは信じて生きてきたんだよ。描く女性は、俺の魂の美しい部分を削って生きてきた証だ。本気じゃなけりゃ真似しても意味ねえんだよ。いいかい?自分の信念見つけて貫いていくんだ。いいもの生み出したけりゃ。
ダイレクトに命のにじみが響いてくる女性の絵、それが俺の描く絵だ。ほぼ毎日、半日は部屋に入りびたりで、自分の命を磨いている。これは好きで磨いているのだ。今でこそ、好きで自分をいじめているところがあるが(笑、これまで二十余年、生き抜くための美術だった。俺の芸術は、Priceではない。