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Funwow.art2024年の活動のふりかえりと2025年に向けて

2024年も残すところあとわずかとなりました。
今年もFunwow.artは、現代アートをより多くの方に楽しんでいただけるよう、さまざまな挑戦を続けてまいりました。
この1年で広がった新しいつながりと、これからの展望についてお伝えしたいと思います。


1年の活動の振り返り

1月~6月:感想共有サービスとしての事例

Funwow.artは、2023年10月に「ニュイ・ブランシュ京都」で奥中章人さんの作品を通じてβ版サービス「ArtReflection」としてスタートしました。
このサービスでは、アート作品の感想を投稿し共有することで、鑑賞者と作家をつなぐ新たな関係構築を目指しました。

感想投稿という繋ぎの入り口として、現代アートのプライマリーギャラリー、美術館を中心にご利用いただきました。

  • プライマリーギャラリーは約20のギャラリーに導入

  • 美術館では、碧南市藤井達吉現代美術館にて開催された「顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで」で展示された花沢忍さんの作品にてご利用いただきました。

  • また花沢さんには岡本太郎美術館へもご紹介いただき、第27回 (2023年度) TARO賞にて岡本太郎賞を受賞されたつんさんと、村尾 かずこさんに使っていただくことができました。

  • 医療従事者向けの対話型鑑賞を手掛けるミルキク森永さんの紹介で、栃木県立美術館や諸橋近代美術館でも利用事例が生まれました。

  • 栃木県立美術館での事例は、国立アートリサーチセンターにご紹介いただきこともできました。

これらの活動を通じて、感想が作家やギャラリー、美術館へのフィードバックとなり、新たな関係構築の可能性を実感しました。

7月~:アート巡りと購入が身近になるサービスへ

感想共有サービスに加え、7月からアート巡りや作品購入を促進するため、新たな機能を展開しました。
感想投稿やアート巡りを入り口とし、作家やギャラリーとのオープンなつながりを生む、新しい購入体験を目指しています。
特にギャラリーツアーでは、初心者からアート愛好者まで幅広い方々と、作品の背景や作家の想いを直接知り、繋がる機会となりました。これにより、ギャラリーという場がより身近で魅力的な空間になったと感じています。

ギャラリーツアー

ギャラリーツアー、アトリエツアー、を合計12本実施しました。

  • Weekenders+ソノアイダギャラリーツアー

    • アートフェア「WEEKENDERS」@Sansiao Gallery

    • ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD第3期成果展『Drawing from practice 実践からの引用/ドローイング』

  • 橋本聡個展「なくなる」@青山目黒ギャラリーツアー

  • Maki Fine Artsギャラリーツアー @CADAN有楽町 with あづまっくす

  • 鹿野裕介個展「赤丸至上主義」@Yu Haradaオンラインギャラリーツアー

  • 清澄白河ギャラリーツアー

    • 伊佐治 雄悟 個展『純粋在宅ストリートアート』@KANA KAWANISHI GALLERY

    • 原 游 個展「Walk in my closet.」@HARMAS GALLERY

  • 新宿ギャラリーツアー

    • ヨーガン・アクセルバル個展「火は火みずからを滅ぼすだろう」@KEN NAKAHASHI

    • 三田村光土里個展「20世紀のかけら」@Yu Harada

  • 中目黒ギャラリーツアー by あづまっくす

    • 柴田敏雄個展「Geometrical Drawing」@POETIC SCAPE

    • 「日本国憲法展2024 Part 3」@青山|目黒

  • Intervals: Distance@KOKI ARTS レセプションツアー

  • 吉野祥太郎個展「創造神話 - 神 話 - 」@Yu Harada レセプションツアー

  • 草間彌生美術館+平野真美個展@Maki Fine Artsガイドツアー by あづまっくす

  • 東京アートコレクターズ勉強会

  • 菊池遼アトリエツアー

ギャラリーツアーの一部は動画にて公開し、動画を見た上で作品のお問い合わせをいただけるようにしました。

展示紹介動画

ツアーができなかった展示でも、展示の紹介動画と一緒にお問い合わせいただけるようにしました。

実績

こういった活動の結果、作品購入に至る具体的な事例も徐々に増え始めています。ギャラリーでの初めての体験が、アートとの新しい関係を築くきっかけとなったことを、とても嬉しく感じています。

また、「東京都主催アクセラレーションプログラム第19期」に採択いただくことができました。

来年に向けて

Funwow.artでは、2025年も新しい挑戦を計画しています。

新年会
年始の1月7日にはFunwow新年会を開催します。
ギャラリーツアーにはまだ参加していない方も、ぜひまずはカジュアルな交流から作家と交流してみませんか?

アート思考ワークショップ
長谷川一英さんとKANA KAWANISHI GALLERYのご協力を得て、アート思考を学ぶワークショップをスタートします。参加費はFunwow.artのポイントとして還元され、作品購入にも活用可能です。
このワークショップでは、アートを通じて新しい発見や視点を得るとともに、それを作品購入という形で日常に取り入れる一歩目を後押しする、新しい試みを開始します。

最後に

Funwow.artは、「アートをもっと身近に」という想いを胸に、ただ日々の生活に彩りを添えるだけでなく、新しい視点や深い感動をもたらす作品や作家との出会いを提供していきます。
これからも、Funwow.artが皆さまにとってアートとの新しい一歩を生むきっかけとなれるよう挑戦を続けてまいります。
来年もどうぞご期待ください!

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