最近、88円のらくがきちょうを手にして、FMシアターを聴いて、あらすじまでは行かないけど、140字にまとめる。もちろん、らくがきちょうにポイントをメモ。感想まじりです。本の帯を書くような、楽しい訓練。学習よりも、「楽習」でありたい。今時言葉をメモしてます。「骨クタ」とか。
読むフリして飛ぼうと思ったら先週は書いてなかったわ(笑) とりあえず他の方のを少しずつ読ませてもらいますが、路地裏の民としてはやっぱり週に一度はなんのはなしかわからない話を書かないといけませんね。ちなみに私たまにつぶやきを140字きっかりでおさめるチャレンジをしています。勝手に😆
【ノーウェア:漂流】4点 コンテナ漂流というソリッドシチュは良いが、そこに思想や家族を混ぜてしまうと最後助かるんだろという安心がでてこの手の映画に必要な悲壮感や極限感が薄まる。本人頑張ってるけど環境要因が大きすぎて展開が想定通り。政治ドラマならその方面、ホラーなら一捻り欲しい。
【七つの会議】7点 えっと半沢直樹。劇場的でどこかで見たことあるけど何度見ても面白そうな作品。どの役者も演技をとても楽しんでそうなのが印象的だが香川照之と野村萬斎の魅力がベースになっている。比べると野村萬斎は演技感があまりなく魅せに特化してるので、同じ画面にいる時の温度差が凄い。
【コカイン・ベア】6点 実話インスパイアな事実は小説より奇なり作品。怖くはないがそれなりにグロく、ちゃんとストーリーあるところは好感触だが、熊があまりラリってない、というか寧ろ理性的なので熊モノとして頭抜ける程ではなく、記憶に残らない。狂った熊が見境なく人を襲う映画が見たかった。
【クラシック・ホラー・ストーリー】4点 気がついたら森の中。流行ったホラー映画の設定や演出をごちゃごとゃと詰め合わせているのでホラー好きには萌える要素や構成は興味深いが、詰め込みすぎて一つずつが薄まり総合すると大して怖くない残念作。登場人物の感情表現が乏しいからかもしれない。
【マルナシドス ゾンビの谷】4点 内戦中にゾンビ発生、呉越同舟奮闘記。冒頭と最後だけ豪華な金の切れ目が見える作品。複雑な背景や勢力図、個人戦闘でなく世界や戦争にフォーカスするならWWZのように資金力がいる。個性豊かなキャラ等良いところは多いのに、金がなければ学芸会みが出る悲しさ。
【メイ・ディセンバー】5点 突然鳴り響く火サスじみたBGMにサスペンスみを感じがちだがジャンル不明の映画。見どころは次第に似ていき似てなくもなりという主演二人の顔の変化と緊張感だが、不確かなものが不確か過ぎてどの層に推していいのかわからない不穏な映画。ホラーでなく顔が怖かった。
【リバー、流れないでよ】8点 2分というショートスパンでタイムリープが起こり、それを登場人物全員が認識することから始まる人間ドラマ。発想の勝利。日本人ならきっと慣れるという所をテンポよく上手くコメディ化して、しかも発想を裏切ってくる。感動少なめだが小難しくなくとっつきやすいSF。
【非常宣言】6点 機内で致死ウィルス蔓延! 韓国映画って今の日本にない暑苦しい(褒め)刑事モノを作るのが凄くうまい。但し基本理屈より情に訴えるし誰も彼もが±ヒステリックな所と予想通りの日本下げなので、見る人を選ぶ。作中の日本の対応がコロナ時に出来なかった奴だと考えると感慨深い。
【ロスト・フライト】5点 飛行機ものと思ったら機長無双のバトルアクションだった件。往年のシュワちゃんやコマンドーを彷彿とさせる悩まず筋肉一直線な所は懐かしさを感じるし、主人公怪我しなさそうな安心感に痺れる憧れるゥけど、期待してたのはコレジャナイ。売り方間違えてる。スリラーとは。
【狂った一頁】6点 大正時代の映像と思えないほど現代に通じる芸術性を封じ込めた前衛映画。ストーリーがわからなければ意味がわからないだろうけど、wikiを前提に観れば意外なほどストーリーに狂気を感じない。その前衛さは音楽と色彩と明度に発揮されている。弁士付き生演奏で見たいです。
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【ブラック・フォン】3点 男子、殺人鬼に捕まる。ジャケの意味ありげな仮面に意味がなかった時点で期待外れ感高まる。期待を先に高めるのは中身がそぐわないとマイナスだ。謎解きはあるけど主観的過ぎて、脚本家は疑問に思わないのかという程度にキング系ふわふわホラー。もう一捻りと納得が欲しい。
【三茶のポルターガイスト】3点 普通の心霊映画なら怪異が起こるまでにある貯めが一切なし、最初から最後まで出っぱなしの大盤振る舞い。役者が霊を怖がらないし存在を疑わず普通に話しかけるので霊とは何かわからなくなってくる。本気度と霊との距離感が奇妙な映画だけど、一般受けはしない。好き。
【ヴェロキラプトル】2点 ジャケの女性が作中に出てこない辺りでレベルが知れる。ジュラシック・パークやりたかったけど予算ないから仕方なくコメディホラーにしましたな作品なので、ホラーの撮り方じゃないし長すぎるエピローグ含めてコメディ部分が壊滅的につまらないから地雷好きにしか勧めない。
リマ在住のペルー人イタリア語先生とオンラインレッスン スペイン語人向けイタリア語教授の専門家 コメ・スタイ・オッジ?今日元気?で始まる 超ブロークンなイタ・ニョーロで、今日は中秋節と説明 今日・月・丸い・月餅・月見酒 すると画面上にお互いの部屋照明がまん丸く映るのに気づき、大笑い
良い作品は見た後、読んだ後に余韻を与える。 最近色々な映像作品に触れて感じた。 ところで私よ。 私の記事と出会ってくれた読者に余韻を与えられるような文章は書けているのだろうか。 アイデアは溢れるほどにある。 だから書きたい。 でも一つ一つを大切に紡ぎたい。 その塩梅が難しい。
【アイアンクロー】7点 有名なプロレス一家の意味が分かると怖い系の呪いドキュメンタリー。互いに呪い合うような今から観れば異常に感じるマッチョイズムも当時の感性と価値観の中に入れば称賛される所が恐ろしい。プロレス自体の喜びや面白さにあえてフォーカスしない家族の映画。マッチョは良き。
【サメストーカー】3点 主役はサメでなく狂気み少いストーカー。最初の不満は曇天で、サメ映画は海なら明るいビーチに水着のお姉さんがプリセットされるべきだ。斧殺人鬼の斧レベルでサメに個性がなく出番が少ないおまけ感。ストーカーがイケメンなとこが中途半端で、せめてキモければよかったのに。
【ザ・ディープ・ハウス】4点 湖底の呪いの館というアクセス難の物件設定が面白い。水中映像はおどろおどろしくて良いが代わり映えに乏しい。せっかくの水中、もっと酸素不足と窒息恐怖を前面に出せば中々の怪作になったのでは。最後投げっぱなしだけど撮るのに金かかりそうだから次作は期待薄感。
【シー・フィーバー】3点 ネタバレ注意。海パニックだが怪物が地味すぎる分、主役の頭の悪さが目立って居た堪れない映画。街に被害を持ち込まないようエンジン壊すんだが、そこ街に繋がる海だろ、ってとこで早期防疫体制を整えないと寧ろ街が滅ぶよねっていうアクティブな無能は害悪を地で行く映画。
【十二人の怒れる男(1954)】9点 数々のオマージュを生み出した何度見ても面白い一作。評議のみという小説で言えば風景描写の一切ないモノローグだけで構成される作品だが脚本も役者も素晴らしく、数字呼びでもキャラクターが有り有りと浮かび上がる。70年前の作品なのに古さを全く感じない。
【サムワン・インサイド】4点 被害者の3Dプリントのマスクを被って殺して秘密を暴露するアイデアは良いが、その行為が上手く何か意味を持ったり殺人鬼の動機に繋げられず残念。それなりにグロいのに殺人鬼に狂気がないので、ティーンズ向けの記憶に残らない一作。無茶なポリコレに殺されたのかも。
【フォール】5点 高度の映像は肝がヒュンときて素晴らしいがヤンチャ自慢する主人公達に自業自得感が高まりすぎてちっとも共感できないので助かれと思えない欠点。何よりあの高度であの薄着、まず懸念すべきは凍死や麻痺なのに大して寒がらない辺り非現実的で冷める。シチュとしては面白いんだけど。
【インシディアス 赤い扉】4点 シリーズ最終作はキューブリックに版権を売ったスピルバーグの反対気分を味わえるホラーに見える家族愛の物語。そう気づけば中垂れも辿々しい家族の絆に見えるアラ不思議。でも手法は古典ホラーで少しチグハグ。いつからホラーだと勘違いしていた? 1作目からだろ。
【首】5点 現代の神格化された信長崩しをやりたいんだろうけど、強さ描写も乏しく軍議の空気も微妙に弛緩してるから織田に従う理由が見えづらい。加瀬亮が弱いのか? 最終ジャンルはコメディだと思うが、テーマが散らばり中だれして中途半端な印象。大島渚みのあるおっさん同士のキスシーンは貴重。
【ホールドオーバーズ】5点 所謂クリスマス物。雪の寄宿舎に置いてけぼりの3人の関係性の物語で主張の対立から理解の過程も面白く多分心温まる。このジャンルは全員にクリスマスの奇跡をもたらして欲しい(希望)けど、バランス的に一人幸福になったと思えない人間がいるのは日本人的感性のせいか。
【Death forest2】3点 場面が学校で森は全く出ないけど、青鬼ライクにわけのわからない展開と意味不明に局所的に刺さるZ級芸術感で攻めてくる。前半もたつきすぎで後半誰も彼もが叫ぶ非合理展開にドン引きするが、よくわからんなりにとにかく凄い自信に溢れた一作で、普通に駄作です。