140字　晩秋　ボケ学会参加作品

晩秋になるとわかるが終わりが見えると心やすらかになる。目の前の終端、列車から降りてホームを立った時の虚無とも違う、寂しさもあるが安心している自分がいる。「俺は、ここまで来れた」達成感と不満が混在する。「俺は、もうここでいい」作ったものは砂の城だ。波が来る。「おかあさん、お城くずれた」

自在原稿用紙

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