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【140字/空想】その糸をそっと + 【日記】雪のNY小さな世界でふと願うこと
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世界に張り巡らされた糸は
上になり下になり
絡んで絡んで
誰もが誰かを想って
だけど多くがすれ違って
だからそれは絡まるばかりで
それでも手放せない
どんな形であろうと
どんな遠くであろうと
大好きな人に届いているという
そんな奇跡が嬉しくて
いつかそっと
それを胸に手繰り寄せる
そんな夢を見てしまうから
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刺繍、いよいよ最後の部分。
ぐるりと外周のかがりに入りました。
今、作っているのはEcru(生成り色)の布にEcruの糸。
仕上がったら同じ図案を白×白でもやってみるかと
鼻息荒く思っていたのですが
妹たちが"Ecruがらしくていい"と言うので
もうこれでいいかなと急に弱腰に。
あとは背景色を何にするか。
色によって刺繍の柄が際立ちますが
印象もガラリと変わります。
イメージは中世の修道院の中庭。
展示は真夏、7月中旬。
これまた……悩ましい。
想像は無限でどこにいても
大いなる世界は作れるけれど
時々、
ゼロの自分の中に圧倒的な何かを
いい意味で投げ込まれたいと感じます。
太刀打ち叶わないものの中に脱力して漂って
手を伸ばして掴んだ一握りを前に
ほおっと感嘆の吐息を洩らしたい。
そんな今朝は、
雪掻きをして始まりました。
今週もこつこつと。
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