クララ

掌編(140字のファンタジー/朗読会用自由詩/エッセイetc)約500作を移植中 そのうち長編も ガーデニング/お菓子作り/ドールハウス作り/ハーダンガー刺繍/グレン・グールド とにかく空想大好き 趣味のあれこれを物語に詰め込みたい主義 青は永遠のテーマ 米国在住

クララ

掌編(140字のファンタジー/朗読会用自由詩/エッセイetc)約500作を移植中 そのうち長編も ガーデニング/お菓子作り/ドールハウス作り/ハーダンガー刺繍/グレン・グールド とにかく空想大好き 趣味のあれこれを物語に詰め込みたい主義 青は永遠のテーマ 米国在住

マガジン

  • とらねこ村<トランスミッション>

    • 158,315本

    あなたと作る共同マガジン。総勢4000名が関わる大規模マガジンに成長中。グループ合計で参加者1,500名、フォロワ数2,500名、約18万記事が収録中。🥕コンテンツを広めたい方の参加をお待ちしています。🥕マナー:①連続投稿はしない②社会一般的に不適切な記事は投稿しない③トップ画面は変えない。参加希望の方は,マガジンの固定記事からコメントしてね。

  • 140字の空想世界

    色々な140字の世界があると思いますが、自分らしくファンタジーの世界を詰め込みました。おやすみ前にのぞいたら素敵な夢がみれるような、そんなお話を中心に。時々、切なさや寂しさもあふれますが、それもこれもみんな優しさになっていくといいなあと願っています。

  • 青の朗読会

    いつか朗読会を開こうと、少しずつ書きためてきたもの。初期は心の話が多いのですが、最近はTwitterでの企画から恋愛詩なども増えています。100字未満のものから2000字強まで、句読点もあったりなかったり。自由気ままに、音楽のように流れていく言葉の美しさを追いかけていけたら。

  • Clara's memo

    日記やそれにちょっとした詩や短歌を組み合わせたもの、お知らせやメモなど

  • 短歌

    企画をきっかけに31字の魅力にはまりました!とはいえ、自分一人ではなかなか意欲的に創作は難しいので、しばらくは企画に参加させていただきながら。

最近の記事

【140字/詩】青い月の約束

見上げる月はあなたのよう 微笑みは全てに注がれ けれど全てを通り抜け 誰のものにもならない それでも いつかまた巡り会うまで 君が持っていて 遠く優しい声に 耳を傾け伸ばす指先 ポケットの奥の重みは 夢なのか戒めなのか それでも それでも あなたがいてくれるから こんな青い月夜には そっと泣いてもいいですか?

    • 再掲【詩】霧の朝に思うこと〜シロクマ文芸部〜

      霧の朝、というと noteを始めて2作目の投稿を思い出します。 出した直後に失敗を見つけ 急いで下書きに戻して編集し それでOKだと思ってしまったもの。 後日気づいて再度公開ボタンを押したものの すっかり過去の産物と化してしまったもの。 そんな、誰の目にも触れずに終わった不憫な詩。 タイトルはまさにの「霧の朝~」だから この機会に再掲したいと思います。 と言いつつ、ちょっと手直ししましたが。 人生は「面倒くさいこと」でできている そう理解しているはずなのに 時々、何も

      • 【140字/空想】堕天使の秘密+【ちょっぴり日記】

        重い首飾りを窓から投げれば あなたがさっと左手を振る ママ虹よと女の子の声 帰った時どうするのです 呆れ声のあなたに 帰らないからいいわと答えれば 大好きな空色が大きく揺れた 私の居場所は私が決める 私が誰であっても 私らしくあれと あなたが言ってくれたから 翼のしまい方を教えて 私は満面の笑みで囁いた 無事NYに戻りました。 絶賛時差ぼけ中。 昼なのか夜なのか 夢なのか夢なのか 四谷シモン人形館で素敵な天使を たくさん見ました。 今日は「私が」ですが。 旧作のコピペ

        • 【詩】巡礼の地にて+最後の【日本滞在日記】

          空を覆い尽くす松の枝 平安のその昔から 誰かのために祈る人がいる 苔むした岩に腰掛け 見上げた空に 思い描いたのは笑顔だっただろうか 小さな頃には駆け抜けていった 遠い日の未だ漂う想いは 今、私の肌に触れ心に触れて 過ごした日々は短くても この地に生まれたことにもきっと 意味があったのだろうと思い知る この瞬間、私の目に写るものが 例え違った形をしていても そこに宿るものは世界を繋ぐ "君が大きな樹の下で眠る ぼくはただそれを見ている" ああ、そうなんだ

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        記事

          【詩】午後の散策と【日本滞在写真日記】いや、感想文?

          午後の小径を一人行けば あなたと歩いた日を思い出す 夏は灼けた石畳 春は軽やかな木漏れ日 秋は落ち葉踏みしだく音 それから 冬はただただあなたの熱い指先 いつまでも続いていくと思っていた? いいえ、 そんなことは考えたこともなかった その瞬間がすべてで 昨日のことさえ忘れてしまうから だから今日は嬉しくて なにひとつ 忘れていなかったことが嬉しくて あの日にもあの日にも あなたがいることが嬉しくて 寂しさを数えるより もっとずっと たまらなく胸の奥から とりあえず新

          【詩】午後の散策と【日本滞在写真日記】いや、感想文?

          【詩】謎だからいいんだよ+ちょっぴり日本滞在日記

          小さい頃 考えても考えてもわからないことを 大人たちは教えてくれなかった はぐらかされたり相手にされなかったり 時には盛大にため息をつかれたり 大人は何でも知ってるはずなのに 不思議で不思議でたまらなかった そして私はようやく知った 大人になってもわからないことだらけ 世界そのものが謎なんだ わからないならわからないでいい 知らないなら知らないでいい ただまっすぐに向き合おう 欲しいものは探しに行けばいい 答えにたどり着かなくても 解けない謎であふれかえってる その先

          【詩】謎だからいいんだよ+ちょっぴり日本滞在日記

          【短歌と詩、それから日本滞在写真日記】秋の日に物思う

          あの秋も 青はこんなに 眩しくて きみいぬ丘で 頬撫でる風 兄のいない日々には もうすっかり慣れっこのはずなのに どうしてだろう、 時折私は聞き分けのない幼子になる 果たして一緒に秋の空など見ただろうか けれど心がそう思いたいのなら きっとそれで良いのだろう それで空いた穴が埋まるなら きっとそれが幸せなのだろう 青い空がたまらなく綺麗で、 遠くはしゃぐ声はきっと私たちで、 秋の陽はどこまでも優しい 優しくて優しくて、 大好きな兄のように優しくて ただいま、お兄ちゃ

          【短歌と詩、それから日本滞在写真日記】秋の日に物思う

          【日本滞在日記】 陽の当たる場所で読む世界と影に潜む美

          日本滞在2週間。 ぶり返した夏日を避けて電車を待つ間、 図書館で借りてきた「月のケーキ」を開く。 陽の当たるホームで一人電車を待つなんて 私の日常にはないことだからすごく新鮮。 ジェーン・エイキンの短編集。 どこか湿った風が匂いが追いかけてきて まとわりつくような第1話。 それでも、所々に散りばめられた きらめきにも似た魅力的な単語たち。 グリーングラスツリー・カタツムリだなんて 私も崖の下で一緒に集めたいと夢を見る。 そして向かった先は四谷シモン人形館。 戦前期モダニズ

          【日本滞在日記】 陽の当たる場所で読む世界と影に潜む美

          【140字/空想】永遠の夏 + 日本滞在日記をちょっぴり

          籠いっぱいに夏花を摘む 揺れる青は遠き日の優しさ 揺れる赤はまだ見ぬ未来のときめき あなたが笑ってる 青にも赤にも 遠く離れても 泉は微笑みを映し 風は囁きを届けてくれる 私が刻む時間の中に あなたがいるという幸せ あの日二人して かけた魔法は決して解けない 永遠の夏に閉じ込めた 私たちの秘密は輝き続ける 日本滞在一週間。 初めての場所や味や盛りだくさん。 そんなわけで新作を書くには ちょーっと浮わついているので 今日もおとなしく旧作コピペ。 びっくり夏日に捧げます。 土曜

          【140字/空想】永遠の夏 + 日本滞在日記をちょっぴり

          【詩】あなたの涙が

          降り出した雨の中。 泣いているあなたを抱きしめて思い出す。 あなたの涙が 僕の投げたカエルのせいだった日を。 今日もそうだったら どんなによかっただろうと。 あなたの涙が 僕の知らない誰かのために 流されることをこんなにも こんなにも苦しく思うなんて。 降り出した雨の中。 時差ぼけがあるようなないような でも取り合えず楽しくすごしています。 とは言え、新作書く余裕がないので過去作。 今日は小雨降る涼しい一日でした。 雨つながりということで。

          【詩】あなたの涙が

          【詩】恋をしようよ

          恋なんて捨てるばかり 不変を求めなよ 愛こそが不変 誇らしげに大人たちが言う そうでしょう、そうでしょうとも だけど、だからどうしたの? 燃え上がって焦げついて 何度だって目覚める喜び 自分のちっぽけさを思い知って 笑った後にはめくるめく快感 馬鹿げた大騒ぎはいつだって たまらない切なさと背中合わせで それ以上に何がある? 誰もに等しく分け与える心じゃない たった一人に捧げるとびきりの私 えこひいきは背筋を震わせる情熱 一度きりの単純すぎる起爆ボタン それ以上に

          【詩】恋をしようよ

          【140字/空想】今、出発するよ & 【日記】この青は特別な青、そう彼女は言った

          歓声と空砲に僕らは飛び出した 白波を蹴立てて前へ前へ 百万の帆が ひしめき合ってざわめいて 冒険の始まりは大渋滞 ぐずぐずするのは性に合わない 海だって? 空だって? いいや、青があるならどこだって 愉快に空を目指したら ゴールなんて忘れてしまった でも必要ないね 帆を張り風を感じ 君の笑顔を攫いに行こう 土曜日に日本へ出発なので 今日はさささと過去作コピペ。 でもとっても気分だったので。 秋だからでしょうか、 持っていく洋服や小物、緑&茶が多い。 でもやっぱりこれは外せ

          【140字/空想】今、出発するよ & 【日記】この青は特別な青、そう彼女は言った

          【詩】風の色〜シロクマ文芸部〜

          風の色が何色だったのか 覚えているはずだった   君が大好きなスミレの色だ いや、違う 君の瞳と同じ青空色! ああ、そうじゃない 君が着ていたドレスの白? 待て待て、そうだ 君がそっと差し出してくれた フランボワーズと同じだったかも   かも かも かもばかり   でもきっと それでいいのかも   あの日世界は色にあふれていて 幸せという意味を伝えんと 風は僕らの間で大忙しだった   すべての色が君の色 君のための色 僕にとって至上の輝き   なのに そんな風はどこに行ったの

          【詩】風の色〜シロクマ文芸部〜

          【詩】玉虫色の恋

          欲しくて欲しくて切なくて、 いつだってどこだって、 あなただってすぐにわかった 会うたび違って見えても、 指先をすり抜けていっても、 それでも 欲しくて欲しくて切なくて、 あなたが纏う全ての輝きを 抱きしめたかった 掴めなくても届かなくても、 その輝きに抱かれていたかった イベントも無事終わりほっとしております。 秋ですねえ、色々書かないと。 と言いつつ過去作コピペですが、 文字としばし離れていたので 今日は軽くリハビリということで。 それでも多少手を入れました

          【詩】玉虫色の恋

          【詩】深夜の歩道橋+【写真日記】ゴール手前で見る白昼夢

          永遠という名の照明 口パクだらけの喧騒 夜の向こうの夜を追いかけて 眠らない自分が好きだった。 ねえ、 朝が生まれる瞬間も悪くないよ。 差し出された熱に 閉じたままだった瞼を知る。 遠ざかっていく テールランプよりも鮮やかに あなたという時間が流れ出し 夜の終わりに口づけた。 アートフェア本番は日曜日。 ずれ込んでまだ終わらない刺繍と格闘中。 こうなってくると『完徹して終わらせたい!』 なんて衝動に駆られますが…… いやいや、さすがにもう無理だから。 代わりに、 そん

          【詩】深夜の歩道橋+【写真日記】ゴール手前で見る白昼夢

          【日記と詩】午後の僕らは

          忙しいから過去作のコピペに走りがち。 新作は書けないけれど何か言葉に触れていたい。 そんな時ほどそう思うから。 その結果、 時々、その中の言葉に助けられ、 時々、物足りなさに乾き苦しむ。 今には今の気持ちがあるのだから仕方ない。 でも、向き合う余力もないわけで……。 だけどだけど、 ある瞬間にポーンと異空間が広がって、 言葉が列を組んでやってくる。 彼らはきっと、無責任なつぶやき。 でももしかしたら、 それが真実なのかもと思ったり。 小さな沈黙に中に 僕らは何を見る

          【日記と詩】午後の僕らは