地平線近くに細いオレンジ色の月でできた腰かけ椅子がありました。旅に疲れた王子さまが座っておられました。見上げれば、美しく癒される星々。思い出すのはお家で待っている愛しの人なのでしょう、ため息を一つつきました。見かねたお日さまは、優しい色の光をそっとかけてあげるのでした。おはよう。