他で聞けない政治の話/王国の話が多い

このシリーズは国、国民、権力、民意などについて

徒然なるがままに書いていこうと思います。

#王国の話が多いのはなぜ ?

童話や物語、映画やアニメに王国の話が多いのはなぜでしょう?

統計数字は持ち合わせませんが、

王子やお姫様の話が世界中にあふれています。

アンデルセンの童話や、子供の絵本に出てくる物語の相当数は

お姫様が、不幸になり、最後は幸せになる。

とか

貧しい家の虐げられた娘が、

王子さまと出会い結婚して幸せになる。

或いは

虐げられていた若者が

さまざまな幸運や本人の才覚で、

お姫様に惚れられたり、王様に認められて、

その国の王になる。

など、さまざまなパターンを、

皆さんも片手ではない数、思いつくと思います。

他者の虚構を共有できるのは人類だけ

王国の話が多いわけ

それがなぜ多いか考えた事がありますか?

そのキーワードの一つに

#他者の虚構を共有できるのは人類だけ

と言う生物学的特性があります。

他の生物にもいるかもしれませんが、

それはその分野の学者に任せます。

他者の虚構を共有できるって

人間がアタマの中で「虚構」を作り出し、

しかもそれを言葉によって複数の個体の間で

共有することができる

ってことです。

もう少し噛み砕くと、

前述の童話を作った人がいて、

それを言葉や文字にして他の人に伝えた結果、

その童話のコピーが

受け継がれ広がっていくことです。

作った人が死んだとしても、

作った人の知り合いでなくても、

そのコピーは新型コロナウイルスのように、生き続けます。

もちろんコロナウイルスと同じで、

感染先(共有先)で、変異を起こし

元と違うものになる事も、

受け取った側に免疫や拒絶のシステムがあり、

その個体では死滅する事もあります。

1万円札を多くの日本人がほとんど同じ価値で認識し、

100ドル紙幣を多くの地球人がほとんど同じ価値で

認識するのも、虚構の共有です。

人類の当初、虚構の共有は

言葉の共有と記憶力のセットでした。

その程度では、ほぼ全員が平等な民主的な村しかできません。

或いは村と村を行き来する物々交換の

自由で対等な経済だったでしょう。

王家とその物語は

その中でほのかに徐々に生まれたのでしょう。








いいなと思ったら応援しよう!