9月22日の振り返り 独り者の叔父と伯母、ふた親。4人を見送るまで人生はじぶんのものにならないと感じていた。3年前に母を送り終え少し肩が軽くなった。だが人は何かを残さずに逝くことはなく、調度や着物や写真などが思い出よりも多く残された。彼らはまだ私を解放してはくれない。彼岸の思い。
欄間(らんま)。彩光用として建物に作られたのは奈良時代の寺社から。欄間に感銘を受けた貴族の邸宅にも作られる様になった。室町時代に「書院造」という建築様式として確立。一般住宅に普及したのは江戸時代から。材料は杉や楠、欅、檜、桐など。近年ではオブジェとして飾る事もある日本特有の文化。
我が家は 100年程前の部分と 45年程前の部分とが 混じり合っている古い家 座敷と奥座敷の間の この欄間は 100年程前の部分 東側は、波間に兎 西側は、波間に鳥 そんな 遊び心と 大工さんの技に感心する。 山の樹が 木となって こうして生き続ける 大切にしたいです。