↓ 育成 CULTIVATION ↓ 差別化 DIFFERENTIATION ↓ 協力 COLLABORATION ↓ 革新 INNOVATION ↓ 検証 VALIDATION ↓ → ↑ 1周するたびにブランドバリューは高みを極めていく。
人は機能、便益、価格より、 もっと抽象的なきっかけで購入を決定します。 ブランドのシンボルが魅力的であるか、 確認してください。
ブランドは単独で発展することはない。 ブランドは長い時間をかけて多くの人々が 相互に交流を行った結果出来上がる。
トップ・ブランドに有利な状況 1カテゴリーが混沌としている場合 2比較が厳しい場合 3価格が高い場合 4関心が低い場合 5標準規格が必要な場合 6ベネフィットが曖昧な場合 7特徴が技術的・専門的な場合 8利点が不明な場合 9リスクが高い場合 10名声が重視される場合
あなたのビジネスの核となる根本的な存在理由は何ですか。 ディズニー 人々を幸せにする グーグル 世界中の情報を整理し、誰でもアクセスできるようにする コカコーラ 世界をリフレッシュさせる シルクドゥソレイユ 世界中の人々の想像力を掻き立て、感覚を呼び覚まし、感情を揺さぶる
ブランディングの世界で クリエイティビティは、 すでにあるものを再発明するのではなく 単に真新しい考え方を見つけ出せばよい。 同じ四角形をより大きく描くのではなく、 まったく新しい形を描くことが大事。
ブランディングにおいて、 唯一性を突き詰める時に考えること。 自分たちのカテゴリーは「なに」か? 他と「どのように」違うか? 顧客は「誰」か? 顧客は「どこに」存在しているか? 顧客が自分たちを必要としているのは「いつ」か? 必要とされるのは「なぜ」か?
ブランドの基礎は信頼です。 消費者は期待した通りか、 それ以上の経験をしたときに ブランドを信用し始めます。 現代社会は情報が豊かで、 半面時間的に余裕がありません。 ブランド価値は、 消費者にいかに早く、 簡単に受け入れられるかによって 増していきます。
ブランドは「ロゴ」ではありません。 「コーポレートアイデンティティ」でもありません。 「製品」でもありません。 ブランドは、ある製品、サービス、企業に対して 「人が直感的に感じるもの」です。 その感覚は個人が作り上げるものなので、 企業がコントロールすることはできません。
企業がブランドの評判をコントロールできないように 人間も自分自身の評判をコントロールすることはできない。 評判とは、「自分」の言葉ではなく、 「みんな」の言葉で決まるものだからだ。 自分でできることと言えば、 せいぜいその評判に影響を与えることくらいだ。
ブランドが消費者の直感だとすれば ブランディングの定義とはいったい何だろう? 簡単に言えば、 消費者に喜びを与えることで、 長期的な価値を築くことだ。
ブランド・ロイヤルティを高めるためには ロイヤルティを勝ち取り、それを双方向にする必要がある。 広告マンのデイヴィッド・オグルヴィーの有名な台詞に 次のようなものがある。 「どんな愚か者でも取引をすることはできるが、 ブランドを築き上げるには才能、信念、忍耐が必要だ」
ブランドの基礎は信頼です。 消費者は期待した通りか、それ以上の経験をしたときに、 ブランドを信頼し始めます。 人は機能、便益、価格より、 もっと象徴的なきっかけで購入を決定します。
企業がメッセージの中で 重要視するべきなのは 「売り込む」のではなく 「引き込む」
もし「ブランド」という言葉がなかったとしたら、 それに代わる言葉を見つけるのは難しい。 「ブランド」というコンセプトがもつ複雑さや 豊かさをうまく言い表す単語は、 ほかに見当たらないからだ。 一番近い言葉を一つ挙げるとすれば 「評判(レピュテーション)」かもしれない。
企業の基本的価値観はおおよそ12種類に分類できる ◯イノベーティブ ◯史上主導型 ◯顧客中心 ◯倫理的 ◯即応的 ◯コラボレーティブ ◯信頼できる ◯品質重視 ◯進歩的 ◯積極的 ◯責任ある ◯楽観的 これらはいずれも立派な価値観だが いかに「ユニーク」かということが重要だ
成功する企業とは 有能な社員を多く有する企業ではなく、 一致団結している有能な社員が数多くいる企業である。 チームの雰囲気は個人のプレーを大きく左右するため、 独裁的でなく、柔軟でなければならない。
クリエイティビティを感じてもらうということは ブランディングの中で もっともコントロールしにくい部分です。 消費者の情熱を掻き立てるのは、 ロジックではなく マジックなのです。
ニーズを明らかにする場合に 考えなければならないのは、 まだ存在しない商品は何かということではなく、 まだサービスを受けていない集団は誰かということだ。 人々が片付けしようとしているジョブ 「解決すべき問題、改善したい状況」を探し出し、 それを手助けすればよいのだ。
ブランドを確立するには 戦略(ロジック)以上に 創造力(マジック)が必要なのです。
トレンドの波に乗れば ブランドはさらに勢いを増す。 例えば、スターバックスは ヨーロッパ風のライフスタイルという波に乗った。 アップル社はのipodは 音楽のオンライン共有という波に乗った。 ホールフーズとトレーダージョズは オーガニックな暮らしという波に乗った。
競争の激しい環境で成功するには、 イノベーションが欠かせない。 アップル社の 「Think Different(発想を変えよう)」 という理念は、 21世紀のビジネスのモットーとなるだろう。
顧客は特定の コンタクト・ポイントを通じて ブランドを体験する。 したがって、 コンタクト・ポイントを どのように選び、 それにどのような影響を与えるかは、 重要な問題だ。
have to の仕事と、 want toの仕事。 その成果は雲泥の差。
ブランド構築の中心的な問題は、 複雑な組織に シンプルなアイデアを 実現させるには どうすれば良いか? ということだ。
「ビジョン」という言葉が 盛んにもてはやされているが、 ビジョンと言っても 「リーダー」のビジョンでしかない場合が多い。 本当のビジョンとは、 社員に押し付けるものではない。 社内全員が共有する目的や 情熱から生まれたものでなくてはならない。
生きたブランドは芸術的な飾り物ではなく、 人の性格から発せられる行動です。 ブランドがアヒルに見えて、アヒルのように鳴いて、 アヒルのように歩き、アヒルのように泳いだら、 それはきっとアヒルです。しかし、 もしそれが犬のように泳いだら、 皆、首をかしげるでしょう。
市場における5つの氾濫「クラッター」 1.商品の氾濫→商品やサービスが多すぎる 2.機能の氾濫→商品の機能が多すぎる 3.広告の氾濫→メディア・メッセージが多すぎる 4.メッセージの氾濫→メッセージに要素を詰め込みすぎる 5.メディアの氾濫→競合チャネルが多すぎる
さまざまな選択肢をもつ現代の消費者は 多くの時間をウェブに費やしている。 ウェブでのコミュニケーションは セールストークよりも会話に近い。 また、友人の言葉を頼りにする消費者も多く、 マス・コミュニケーションが生まれる前の 口コミ文化が復活しはじめている。
マーケティングが重視していることは、 商品が「どんな機能を持っているか(特性)」から 「何の役割を果たせるか(ベネフィット)」、 それについて消費者は「どう感じるのか(体験)」 そう感じる自分は「何者であるか(アイデンティティ)」 へと進化している。
「デザイン」には4つの目的があります。 1.そのもの自体であることを分からせること 2.色々な情報を与えること 3.楽しませること 4.説得すること しかし「ブランディング」には 5つ目の目的が加わります。 それは「差別化」することです。
「自分たちは何者か」 「なぜこのようなビジネスをしているのか」 目的を明確に意識しなければ、 企業は短期的な利益に飛びつくばかりで、 長期的なアイデンティティを 失いかねない。