今日のメル先生の前奏は年間第16主日の入祭唱の冒頭を使って、「ド、ラ、ファ、ぽん」を何度も繰り返す、かわいくて素敵な演奏でした。昨日「岩崎先生に会いたい、岩崎先生大好き」と先輩に言ってたら、先生もミサに来られてた!岩崎先生にメル先生、素晴らしいオルガニストに会えてうれしい。
年間第15主日の入祭唱は第3旋法。復活節第6主日の入祭唱も第3旋法で、節回しがかなり似ていて面白かった。これをもとにしたオルガンの前奏が素晴らしかった。今回の拝領唱は特に好き。そしてKyrieの先唱は天使だよ、、、
メル先生にミサの後奏で弾いていたのは誰の曲かと聞いたら、発音が良すぎて聞き取れなかったので楽譜の写真を撮らせてもらった。ルイ=ニコラ・クレランボー(Louis-Nicolas Clérambault)の組曲の1番だった。暑さを吹き飛ばすような演奏でした。ほんとに暑い。。。
今日の典礼学の講義で個人的に興味深かったこと ●中世人にとってミサの頂点は聖体奉挙だった(聖変化前後で司祭の動きが見えるのがそこだけだったことを考えよ) ●洗足式のもとになっているのはヨハネ13だけでなく,ルカ7:36-/ヨハネ12:1-8もある(足を洗われる側もイエスの象り)
多くのグレゴリオ聖歌のテキストのもとになっているラテン語訳詩篇はヘブライ語原典ではなく七十人訳ギリシャ語聖書をもとにしていますが,その七十人訳詩篇の日本語訳が本日発売開始になりました。『七十人訳ギリシア語聖書 詩篇』(秦剛平訳,青土社)
西脇純教授 (西南学院大学) によるグレゴリオ聖歌関係の論文などがここからダウンロードできます。教父神学と聖歌との関係などについて面白い論考をなさっているFranz Karl Praßl教授の講演録の翻訳もあります。 https://researchmap.jp/jun_nishiwaki/