「小人、閑居して不善をなす」とは誠に至言で、時を持て余すことほど人の心を蝕むものはない。有意義な仕事に取り組むことで、心が充実してそれが肉体の健康に繋がる。そしてその仕事は日常でちょっと注意すれば、いつでもどこでも見つかるものだ。
悪があまりに悪物扱いされているとは思わないか? 悪がいつ自ら望んで悪になったと言うのだ。 悪は望んでなるものではない。 なろうとしてなったならもはや悪でない 引くに引かれぬ、のっぴきならなさが悪だ。 窮地を知らぬものに悪の何がわかる。 自ら赴くことのみが不善を善たらしめる術。