小人間居爲不善、無所不至。
小生、60歳で定年を迎え、その後5年間は再雇用という形で同業種で働かせてもらいました。その期間も過ぎ、昨年は1年間浪人生活を送っていましたが、今年の4月より4か月間に限り非常勤として再度雇用されました。環境整備(草刈り)主体の肉体労働ですが、決まった時間に決まった仕事をする規則正しい生活です。そこで昨年とこの4か月を比べて感じたことがありますので、紹介させていただきます。
それはタイトルで示した通り、儒教経典のひとつである「大学」の中にある「小人間居(=閑居)して不善を為し、至らざる所無し。」という名言です。
ただ普通に訳されている意味とはちょっと違い、年齢的に切実に感じたことで「不善≒不健康」を示します。つまり何もしないでブラブラしていると、こころも、体も、頭脳も衰える(不善になる)ということです。
人間、それなりに生きていくためには「負荷」が必要で、ストレスフリーは逆に害毒になります。適度なストレスは耐性を増し、成長を促進します。要はストレスとどう付き合うか、どう軽減する(無くするではない)か、そこからどう回復するか、が重要なのです。
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