【strongアプリ/市営ジム編】ダイエットその⑤ - 止まらない引きこもり。【続】
ヘルパーさんと散歩中に偶然見つけた市営ジム。障害者施設で知り合った友達に"1人では通えず悩んでる"ことを相談すると一緒に行ってくれることになった。
会員カードを作っていない友達に付き添って、まずは講習会を受けに向かった。2017年秋。
画伯ちゃんにとっては
・ヘルパーさんとの1度目の講習会
・施設の別友達(おじさん)と2度目の講習会
・今回の友達(年下の女性)と3度目の講習会
講習会の受けすぎだ。ちょっと恥ずかしいよ。
トレーニング器具の使い方は通わずにして熟知しかける状態だった。
40分ほどの講習を受けて2人とも会員カードを手に入れた。
その日はトレーニングせずバイバイした。
前回までの様子↓↓↓
初めての市営ジム
2017年秋。平日、夕暮れ。
仕事終わりの友達と待ち合わせてジムの受付へ。
「あっ!画伯ちゃん!来てくれたんですね😍」
楽しそうな雰囲気を醸し出す、20代のジムスタッフさん。
話しやすい人だ。
それが人工的なものであってもありがたい。普通に話しかけてくれて緊張は薄れていった。
完全に"健常者"だと思える相手と話すのが5年ぶりだったので、鼻息が荒くなった。ただただニヤニヤするしかできないのがもどかしい。
ジムを利用するには毎回チケットを購入するか、回数券を購入しないといけない。
スタッフさんに券売機の操作方法を聞きながら、障害者チケットを購入。どうやら半額に割引になるようだ。
今でも不思議に思うのが、障害者手帳と会員カードを毎回見せないといけないシステム。
会員カードに手帳の更新期限を記載して、その日までは無条件で使えるようにしてほしいなって、ずっと思ってた。
障害が永久認定されてる方々だと変わることがないだろうから、特にそう思いそうだけどどうなんだろう?
どの施設も手帳を見せないと効力を持てない仕組みなのかな...?
毎回見せないといけないのが、どうにも面倒だから声上がりそうだけど...
そんな疑問たちが頭を支配してボーっとしていると
「あたし時間かかるから先に着替えてくるね」と友達の声。
更衣室へ入っていった。
画伯ちゃんも受付を済まし、ちゃんとわかるかな?と友達の心配をしながら更衣室で着替えて、トレーニング室へ。
マットが空いていた。靴を脱いでふかふかな上に座る。
大きな鏡で自分の太った身体を見ながらストレッチをした。すぐ目を逸らした。
5分くらいすると怯えた表情で友達がやってきた。
2人して怯えた表情でストレッチ。
鏡に目線を向けると見えた。
心配そうにジムスタッフさんが近くで見守ってくれている姿が。
初めてのジム器具
数度の講習会で使い慣れていたエアロバイクから始めて30分。この器具は初心者が間を持たせるには最適だね。ジム慣れするまではこれに限るよ。
そして次は、ランニングマシンで競歩めいたことを30分。
友達は向こうの方で腹筋や背筋器具を使っていた。
間を持たせるものを失った画伯ちゃん。ダンベル、バランスボールなど色々してみたいが、やり方がわからなくて恥ずかしい。
聞くのも恥ずかしい。
あまりうろちょろして心配されて声をかけられるのも恥ずかしい。
図と文章で使用方法が記載されている、筋肉に負荷をかけるトレーニング器具を試していった。
シーテッドロー、チェストプレス、チェストフライ...
アームカール、アームエクステンション、レッグカール...
レッグエクステンション、レッグプレス、カーフレイズ...
そんな数種類の器具たち。
上記の項目をほとんど負荷をかけずに見よう見まねで試していく。
2時間弱経過。
たのしい!
無我夢中になって、友達のことを忘れていた。
"まずい!過集中気味になってる"
辺りを見渡して探す。
するとベンチに座っている友達の姿。
ちょうど目が合いこちらに向かってきた。
「疲れちゃったからもう今日はやめるね。そこで本読んどく」
あぁ。申し訳ないという感情。
それとともに、誰かと来ている以上はどちらかが合わせるか、それぞれのタイミングで来たり帰ったりするべきなんだなと感じた。
終わりにストレッチして着替えて、先にベンチで待っていた友達と一緒に建物を出た。
"また来週ね〜"
とジムを出てすぐバイバイした。
視線の外し方がわからないまま、頰に秋の風が吹きつけていた。
1年目の市営ジム
何回か友達と来て、トレーニングの流れを掴み出した。
しかし相手がどうしているかを気にしすぎるあまり、自分の中のプランをどうこなせばいいかわからなくなっていく。
相手のテンションや気持ちと擦り合わせるのも難しい。トレーニングと気遣いの両立は試行錯誤してできるもんじゃないのかもしれない。
その悩みを抱えた画伯ちゃんは、せめて効率を良くしようと思いトレーニング内容や負荷を探るためアプリで記録を取り始めていた。
いくつか試した中でかなり良いアプリを見つけた。
strong
というiPhoneアプリ。
これが素晴らしい!!!
自分のトレーニングするルーティンを作成できて、記録をつけていける。
こんなアイコンのアプリ↓↓↓
現在の画伯ちゃんの使い方は、自宅のトレーニングと市営ジムトレーニングのルーティンに分けて毎回記録をつけている。
ルーティンの様子↓↓↓
2020年5月16日時点では、12日間家で運動していないし、市営ジムはコロナ対策で閉鎖した3月1日から行けていない😭
サボりすぎ!
深夜の公園の鉄棒で斜め懸垂とかするべきだよね...
見かけても通報しないでね...
市営ジムでのトレーニング内容↓↓↓
(初期からかなり変移してるが直近のデータ)
その1
その2
その3
その4
こう見たら多いな!
どうりでジムの使用できる3時間枠を超えそうになるわけだ...
ルーティンを選びワークアウト開始をタップすると、タイマーが動き出し(ここでは市営ジムと書かれた下の秒数)
・時間
・回数
・重量
など、テンプレで初めから入ってる項目や、自分で作成した項目に記録をつけていくことができる。
こんな感じ↓↓↓
strongとの出会いで、トレーニングのコントロール及び改善ができていく。
全身バランスよくできて、限界を超えるべき重量や回数が目に見えてわかる。
ちゃんとデータ取ることって大事だね。
修正や改善って大事だよ。
このアプリほんとにオススメ!
ベンチの上の施設フレンド
コツを掴みかけてジムへ行くのが楽しくなっていた2017年12月。
いつも通り友達との待ち合わせ場所へ行くと
え!?
とてつもなく不穏な空気が立ち込めていた。
友達がベンチに座りながら不安な顔でこちらを見ている。
何かを感じ取る画伯ちゃん...
近づききる前に友達が口を開く。
「あんなぁ、もうしんどいからなぁ、もうやめようと思ってんねん」
「一緒に行く言うてたのにごめんなぁ」
と必死な顔をして、ベンチから立ち上がりながら話していた。
夢みたいなスローモーション。時間が止まったみたいな。
「おぉ...そうか。...そうかぁ...」
としか言えない。苦笑いしながら。
「今日も行かんし帰るね」
「うん。わかった。今まで一緒についてきてくれてありがとう」
「画伯ちゃんは今日どうするの?」
「もう荷物も持ってきてるし、1人で行ってみようかな。緊張するけど...でも今までついてきてくれたからできるようになってるはず。ありがとう!」
「わかった。ほんと急でごめんなさい。じゃあ帰るね。バイバイ」
2017年12月。
友達はやめていった。
ベンチに1人、すこし向こうに警備員。
なんの感情か自分でもわからないけど涙が出てきそうになっていた。
少しここで休んでからにしよう。泣いてしまいそうだ。
何も行動しなきゃ感じなかったはずの虚無感。
否定だけしていては味わえなかったはずのこの冬の匂い。
悪くないはず。間違ってはいないはず。
そう自分に言い聞かせて、ゆっくり立ち上がった。
3ヶ月間、週1間隔で一緒についてきてくれて、ありがとう。
なんか寂しいけど。
確実に人生が変わったはずだ。
1人で行こうという気持ちがこんなふうに、ここにあるんだから。
画伯ちゃんは緊張しながらエレベーターに乗って、
1人で市営ジムへ向かった。
つづく
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それじゃ次のリハビリでお会いしましょう。
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