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何度も読み返したい素敵な文章の数々vol.10

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2018年4月の記事一覧

山の上のパン屋に人が集まるわけ

山の上のパン屋に人が集まるわけ

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初めまして。株式会社わざわざの代表の平田はる香と申します。これからnoteに経営のことを中心に書き綴っていきたいと思います。最近の趣味は、会社の現状分析です。夜に好きなお酒を飲みながらデータを見ながら会社のことを考えるのが大好きです。

このnoteにはパンと日用品の店「わざわざ」の経営から考えたことを書いていきたいと思ってい

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「やりたいこと」はなくてもいい

「やりたいこと」はなくてもいい

「将来、やりたいことないの?」これは私が、就職したての時に、先輩や代表に言われていたことです。
この答えは、「ないです。でも今はまずはいろいろやってみたい。」です。数ヶ月に1回組まれるミーティングの中で、やっぱりこの答えが変わることがなく、「いつになったらやりたいこと見つかるの?」と言われているようで、自分に自信がありませんでした。

そんな私が自分に自信がついたきっかけまさにタイトルの通りで、「

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多忙な人こそオススメな「Focus Day」

多忙な人こそオススメな「Focus Day」

この記事を読む前にプランナーって15−20案件ぐらいが常に並走しているのが、このお仕事なんですが(人によって違うかもですが…)、デザイナーさんやエンジニアさんだと、手を動かして作る物理的にかかる作業時間が膨大なので、僕のような同時にこんなに走らせたら1週間で3回くらい死ねるレベルにつき、参考にならないと思います。

なんか、ひろーく、ながーく、色々な物事に携わる人には向いてる方法なので、ちげーわ!

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ドアとドアとドアとドアとドアが27枚

ドアとドアとドアとドアとドアが27枚

その1 青いドア

その2 緑のドア

その3 シブい緑のドア

その4 茶色いドア

その5 それよりも少し装飾が施された茶色いドア

その6 取っ手に凝っている茶色いドア

その7 両脇に緑を配置した茶色いドア

その8 上方に緑を配置した茶色いドア

その8 四角くなった茶色いドア

その9 四角くなって階段がついた茶色いドア

その10 階段の奥に行ってしまったドア

その11 階段wit

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からっぽマン

からっぽマン



からっぽマンは、いつも、からっぽでした。
自分だけがからっぽなのだと、思っていました。
そんなからっぽな自分のことが、あまり好きではありませんでした。

ぼくはからっぽでいたままではだめなんだ、
なにかを探しに行かなくちゃ

からっぽマンは、自分がからっぽではなくなるためのなにかを
探しに行くことにしました

さがしても、さがしても、さがしても
からっぽマンはからっぽなままでした。

からっぽ

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きみをさがしてた

きみをさがしてた



はりねずみくんはいつもひとりぼっちでした
ちくちくした背中のせいで
はりねずみくんはいつもひとりで夜をすごしていました

ぼくは、背中がちくちくしているから
きっと、ずっと、ひとりでいないとだめなんだ

ぼくは、背中がちくちくしているから
一緒にいたい人のことでさえ、傷つけてしまうんだ

アルマジロくんはいつもひとりぼっちでした
ごつごつしたからだのせいで
だれも近寄っては来ませんでした

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あきらめなくても時間が来たらそこで試合終了ですよ

好きなマンガを聞かれたら少し迷って「SLUM DUNK」と答える。いちおう考えてみるのだけど、いまのところこの作品を超えるマンガには出会っていない気がする。「SLUM DUNK」といえばいろんな名シーンがあって、その中でも安西先生が三井寿に「あきらめたらそこで試合終了ですよ...?」と声をかけるシーンに思い入れのある人は多いと思う。しかし僕はあえて言いたい。「あきらめなくても時間が来たらそこで試合

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今、疲れ切った大人にもっとも読んで欲しい本「星の王子さま」

今、疲れ切った大人にもっとも読んで欲しい本「星の王子さま」

こんにちは、平井 @yuji87 です。

待ち合わせは本屋さんの近く。

そうすると、ちょっと早く行って今どんな本が人気があるのか平積みされた本を見て調べたり、気になった本を読むことができます。

都会の本屋さんだと立ち読みしていても全然気になれへんけど、田舎の方やと結構頻繁に店員の人が寄って来るんですよね。

ベタにクイックルワイパーとか持って笑

さて、今朝はショッピングモールに用事があって

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「いらっしゃいませ」より「こんにちは」がいいな、と思う話

「いらっしゃいませ」より「こんにちは」がいいな、と思う話

 先日ラジオで「カスハラ」という耳慣れない言葉が聞こえてきた。
「カスタマーハラスメント」の略で、いわゆるクレーマーと呼ばれるような、行き過ぎたクレームや理不尽なクレームのことを指すようだ。

 例を挙げると、そのサービスはやっていないと伝えても「なんでやってないんだ」と怒鳴ったり、携帯ショップで「なんでこんなに待たせるんだ」と怒ったり、タクシーで「遠回りをしているだろ」と因縁をつけて暴力を振った

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今年の誕生日にしたいこと

今年の誕生日にしたいこと

お風呂に入っていて、ふと、思いついた。

noteを書くほどのことではないけれど。

でも、何かの暗示かなって思うから。

今年の誕生日、何をしようかななんて、のんびり考えていて「あ!」と、ひらめいた。

6年前、バックパックを背負って飛び出した、8ヶ月間の大冒険。

その先で出会った人たちに、もう一度、会いに行こう。

チェコ、ポーランド、ドイツ、トルコ。

すぐに思いついたのは、このあたり。

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若林恵さんのこと

若林恵さんのこと

今月、黒鳥社という会社が誕生した。

雑誌『WIRED』で5年にわたり編集長を務めた若林恵さんが立ち上げた会社だ。

ぼくと若林さんの付き合いはごく最近で、正直なところ「全く」深くない。
2016年の年末に『ブロックチェーン・レボリューション』という本の解説をお願いして、そのやりとりでメールを4、5通かわしたくらいだ。

そのきっかけになった『WIRED』編集長として書かれた連載も、読み始めたのは

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仕事の基本は「ABC」

社会に出てから、早いもので10年ほど経つ私ですが、新卒時代に教えてもらったことはいまだに昨日のことのように思い出します。

それだけ普遍的なこと、長い時間をかけて醸成されてきたノウハウを伝授してもらっていたのだなあと、年を重ねるごとに企業という組織の偉大さを感じます。

特に最近折に触れて思い出すのは、

『仕事の基本はABCだぞ』という先輩の言葉。

ちなみにABCというのは、
A(当たり前のこ

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「王道スーパーマン」になれなかった私が意識した、人から覚えてもらうたった1つのコツ

「王道スーパーマン」になれなかった私が意識した、人から覚えてもらうたった1つのコツ

先日、こんな動画がTwitter上で話題になっていた。

動画を開いた瞬間、クオリティの高さに「おおー!」と声をあげ、見進めていくと「教授の先生たち、無理して撮影してるなw」と思い、同時に懐かしさを覚えた。

そう、私はこの動画の学部出身なのである。(東北大学 理学部 宇宙地球物理学科 天文学専攻)
「ブラックホールエクスプローラー」の秋山先生には授業でもお世話になっていたので、キャラじゃないな〜

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よい業務用文章を書くために必要な能力

(僕自身文章を書く力についてはまだ向上途中で、毎年少しずつ上手になっているという自己認識のうえで本文を書いています)

僕が考える業務用文章のあるべき性質は論旨明快かつ簡潔であることだ。主張を理解するために後戻りする必要がなく、読みやすく、一文字でも短い。特に複雑な事柄について書くときには、僕はこの点に誠心誠意取り組んでいる。だから、「ルポ児童相談所」のような込み入ったテーマに関する本が「スッと最

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