今年の誕生日にしたいこと
お風呂に入っていて、ふと、思いついた。
noteを書くほどのことではないけれど。
でも、何かの暗示かなって思うから。
今年の誕生日、何をしようかななんて、のんびり考えていて「あ!」と、ひらめいた。
6年前、バックパックを背負って飛び出した、8ヶ月間の大冒険。
その先で出会った人たちに、もう一度、会いに行こう。
チェコ、ポーランド、ドイツ、トルコ。
すぐに思いついたのは、このあたり。
英語も会話もおぼつかないわたしを、あたたかく迎え入れてくれた人たちが暮らす街へ、もう一度。
この4つの国で出会った友人たちとは今でも連絡を取っていて、こんなことを思い立つのは、今は北海道にいるんだと、最近メッセンジャーで話が盛り上がったばかりだったからかもしれない。
今年の誕生日は、27歳になるんだけれど、数字を書くと「おとなだ」と若干ビビってしまうくらいには歳を重ねた。
彼らと初めて出会った時、わたしは21歳になるかならないかだった。
黒髪ぱっつんのすっぴんで、大きな赤いバックパックとパンパンに膨れたリュックをお腹に抱えて。
高校生か中学生と間違われたこともあったけれど、わたしが出会った人たちは、みんな真摯に話を聞いてくれた。
「ハロー」とはにかみながら出会った瞬間を、彼らは覚えているだろうか。
書道で名前を書いたこと、一緒に料理をしたこと、別れが辛くて嗚咽を漏らしたほど泣いたこと、抱きしめられずに別れてしまった、あの日のこと──。彼らと笑って話せるだろうか。
それぞれの人生は、いったいどんな景色を過ごしてきただろうか。
そういえば7年前、示し合わせたわけじゃないけど2011年3月11日の、今みたいな深夜1:00近く、その時もお風呂に入っていて「あ、大学休学して一人旅に出よう」と脈絡なく思いついたんだった。
深夜のお風呂はひらめきの源泉だね。
今年の楽しみと、目の前のことをがんばる理由がまた一つ、できました。おやすみ。
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