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#読書感想文
『春宵十話 随筆集』(岡潔)を読んで
発見の鋭い喜び岡潔は感情的であること「情緒」を大切にします。あのポアンカレーが数学の発見をしたのに喜びを出していないことに訝しがる、そんな岡潔。
彼にとって数学における発見の喜びとは「チョウを採集しようとして、みごとのやつが木にとまっているのを見つけたような気持ち」であると表しています。こういう表現は寺田寅彦の影響なのだとか。
そして、いかにして「ひらめき」が生まれるかというお題となります。当
スタンフォードが中高生に教えていること①
最近「スタンフォード」を冠につけた本って多いですよね。
こちらの本はずいぶん前に読んだのですが、noteを始める前だったので内容をさっぱり覚えてません・・・。やはりアウトプットしないと忘れてしまいますね。
こちらは読んではいませんが、↓のYouTubeで内容は確認しました。
ちなみにサラタメさんはこのように本を読んで内容をアウトプットするきっかけになった存在であり、それまで全然見ていなかった
【考察】私が『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を、村上春樹の入門小説として推す理由
・村上春樹の小説を読んでみようと思うけど、何から読めば良いのかわからない。
・小説は読まないけど、村上春樹は有名なので読んでみたい。
・一番有名な『ノルウェイの森』を読んでみたけど、読んでも何が良いのかわからない。
日本はもちろんのこと、世界でも相当有名な作家、村上春樹。
一番売れたであろう『ノルウェイの森』や『1Q84』、最近発売された『騎士団長殺し』など、ニュースでも取り上げられることが多
軽やかな青春の一ページ -夏目漱石『三四郎』についての随想
【水曜日は文学の日】
あらゆる芸術家には最盛期というものがあります。どれほど平板な創作人生に見えようと、始まりと終わりがある以上、最も充実した期間が生まれてきます。
初期の頃は初々しく、多少崩れたところがあっても、勢いに満ちて駆け抜ける力がある。
円熟期になると、それまでの技法が集積して、固有の美を発すると同時にある種の停滞に向かう。晩年は、そうした円熟も停滞も消え、枯れ切った諦念と