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2022年12月の記事一覧

【後天性血友病】ワクチン接種後に出血症状が出現したら。。。

今回は『後天性血友病』を解説しました。

後天性血友病は、自己免疫的な機序によって起こると考えられており、様々な原因が知られていますが、コロナワクチン後にも起こることが報告されています。


どんな時に後天性血友病を疑えばよいのでしょうか?


どのように診断できるのでしょうか?


コロナワクチン接種後の長引く蕁麻疹はこちら
https://youtu.be/jVYxtV6Ep5U

【テタニー】息が苦しくなった時の手のこわばりは、これだった!

今回は『テタニー』を解説しました。



しばしば過呼吸発作(過換気症候群)で救急搬送された患者さんにこのテタニーを認めることがあります。


テタニーとは、一体どんな現象なのでしょうか?



百聞は一見にしかずです。


どうぞ宜しくお願いします。

【角質増殖型足白癬】角質ケアで良くならないと思ったら、水虫だった!

今回は『角質増殖型足白癬』を解説しました。


いわゆる水虫の一つのタイプなのですが、ただの踵のひび割れやあかぎれと誤解して、角質ケアだけして適切な治療をうけていない患者さんもいます。


『百聞は一見にしかず』です。


お役に立てれば幸甚です。

【家族性高コレステロール血症】コレステロールが高いのは遺伝だった!

今回は『家族性高コレステロール血症』を解説しました。



過食や運動不足が原因となることがほとんどですが、なかには『遺伝』による高コレステロール血症もあります。



これは注意しないと容易に見逃されてしまいます。



若年者の冠動脈疾患(心筋梗塞)との関連もありますので早期の診断と治療が大切です。



お役に立てれば幸甚です。

【悪性黒色腫(メラノーマ)】ただのホクロだと思っていたら!

今回はただの『ほくろ』や『しみ』と間違われやすい『メラノーマ』について解説しました。


悪性黒色腫とも呼ばれ、皮膚のメラニン色素を作る色素細胞(メラノサイト)ががん化した腫瘍です。


悪性度が高い皮膚がんですので、早期診断と治療が大切です。


ただのホクロやしみとは、どのように区別できるでしょうか?

【扁桃膿栓】喉に白いものがついています。。これって何ですか?

今回は『扁桃膿栓』の動画です。

喉の異和感があって、鏡をみて偶然発見するかもしれません。

口臭の原因にもなりますね。

百聞は一見に如かずです。

お役に立てれば幸甚です。

【アッヘンバッハ症候群】ぶつけてないのに、指の皮下出血はどうして?

今回は「アッヘンバッハ症候群」です。




指が出血するとびっくりしてしまいますね。




稀ではありますが、この病気を知っていると不必要な紹介や検査、治療を避けることができます。




どんな特徴があるのでしょうか?




百聞は一見にしかずですのでお役に立てれば幸甚です。

【線維束性収縮】筋肉がぴくぴくします。ALSですか?

今回は「線維束性収縮(=fasciculation)」を解説しました。


筋肉の一部がぴくぴく動くのが特徴で、ALSを心配される方も多い所見です。


「百聞は一見に如かず」です。


お役に立てれば幸甚です。

【マルファン症候群】これってマルファン症候群ですか?

今回は「マルファン症候群」を解説しました。


名前だけは聞いたことがある人も多いと思いますが、どんな症状を認めるのでしょうか?


どのように診断できるのでしょうか?



お役に立てれば幸甚です。

皮膚の黒ずみは、ビタミンB12欠乏のサインだった!

今回は「ビタミンB12欠乏による色素沈着」について解説しました。


ビタミンB12欠乏によって貧血や神経症状、舌炎(ハンター舌炎)は知られています


実は皮膚の色素沈着を起こすこともあり、初発症状となることもあります。


お役に立てれば幸甚です。

【ばち指】指先の変形はあの病気のサインだった!

今回は「ばち指」について解説しました。


指先が太鼓のばちの様に変形していることからこの名前がついていますが、呼吸器疾患や心疾患、消化器疾患など様々な病気と関連することがわかっています。


指先の変形に気がつくことで、病気の診断につながることもあります。



お役に立てれば幸甚です。

【壊血病】皮下出血の原因は、ビタミンC不足だった!

今回はビタミンCが不足することで起こる『壊血病』を解説しました。


飽食の時代を生きる現在人には稀と言われていますが、アルコール依存症や偏食、腎不全などで起こすことがあります。


どのような特徴があるのでしょうか?


お役に立てれば幸甚です!

【帯状疱疹】神経痛のような痛みは、帯状疱疹が原因だった!➡皮疹は遅れて出現するから要注意!

今回は『帯状疱疹』について解説しました。


帯状疱疹は皮疹が出現する前には神経痛のような痛みが出現しますが、この時期に診断することはできません。


また、皮疹が出現しても初期には紅斑のみで水疱を認めず判断に迷うケースもありますが、後遺症として帯状疱疹後神経痛を残す場合があるため早めの治療が必要です。


神経痛の予防には皮疹出現後72時間以内に抗ウイルス薬投与が大切であり、皮疹が出現したら早め
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【再発性めまい】耳ではなく、頸の血管が原因だった!

今回は『Bow hunter症候群』を解説しました。


頭を動かした時の一過性のめまいを主訴に来院されることがあるため、良性発作性頭位めまい症などの『耳鼻科のめまい』と診断されてしまうことがある病気です。

しかし実は頸を走る血管の血流不全が原因でこうした症状を認めることがあります。


Bow(弓)をhunter(射る人)する人でみつかった事からこの病名がついています。


一体、どんな病気な
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