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記事一覧

「高卒」として

「高卒」として

朝、先生から電話がかかってきた

最近自分が提出した、「気になる企業」のフォームについてだった。

私は、5つくらいの企業のリンクを送った。

一つめは、ジンジブ。

高卒求人に載っていた企業でいいと思った企業は「ジンジブ」の一つだけだった。

ジンジブは高卒求人「ジョブドラフト」を作っている会社でもあり、一番高卒という学歴自体が輝ける企業だと思った。

そして、教育系、できれば自分が高校生をサポ

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「学歴のために」がまかり通る社会で

「学歴のために」がまかり通る社会で

大学に行く人は多いが、選ぶ人は少ない。

英語が好きで、勉強したい。素晴らしいことだと思う。でも選択肢は一つで大学に行く。もしくは専門学校へ。

っていうかそもそも順番が逆なことはもっと多いと思う

大学へ行くが前提にあり、次に学部を選ぶ人。

だから関大の学部全部受けちゃう人とかがいるんだろうけど。何がしたいかわからん。

滑り止めとか全く意味不明。何個も受けちゃって本命は?好きでもない学校に4

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なぜか最近「NPO法人って理事何人以上いないといけないんだっけ?」と周りからNPO運営を知っている人と思われている人におすすめの本紹介~書籍 「NPO法人のための業務チェックリスト」

なぜか最近「NPO法人って理事何人以上いないといけないんだっけ?」と周りからNPO運営を知っている人と思われている人におすすめの本紹介~書籍 「NPO法人のための業務チェックリスト」

私はIT企業で10年間システムエンジニアと人事系の職で働いた後に、NPOに転職したのですが、マネージャーになって驚いたのが理事会や総会に参加できることでした。企業でいうと役員会議や株主総会で、社員時代にはそうした会はコーポレート部門の誰かが担当していて自分には関係ありませんでした。なので、理事会に参加して理事や監事の方に会ったり、総会で正会員の方に向けて議決を問うたりする場面を見て、少し感動したの

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公証人の認証あり【夫婦別姓】事実婚契約書を全文公開します

公証人の認証あり【夫婦別姓】事実婚契約書を全文公開します

大切な彼との「入籍」をやめました。
そして 2021年6月25日、「事実婚」に関する契約書を作成し、晴れて夫婦になりました。

自分たちで事実婚契約書を作ってみて、まだまだ世の中に落ちている情報が少ないなと思ったので noteを書くことにしました。

もしあなたが

・まさに今、事実婚を考えている
・自分の名字を変えたくない
・将来の結婚に備えて知っておきたい
・世の中で話題の「夫婦別姓」について

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あらゆる人の心にある”優生思想”の顔を

あらゆる人の心にある”優生思想”の顔を

ALS(筋萎縮性側索硬化症)を抱える人の嘱託殺人や有名アーティストの優生思想的な発言、そして有名俳優の自死などから

より身近な形で「生命」に対する話題に触れる機会が増えた。

一件、何の変哲もない議論の中にも「優生思想」が入り込んでいることはよくある。

優生思想に対して否定的な人間たちであっても、「学校選抜や入社選抜、様々な形での能力試験」などに対しては目をつぶり、その根源的な優性的な思想をう

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我々はベジタリアンになるべきなのか?:哲学者ピーター・シンガーと考える

我々はベジタリアンになるべきなのか?:哲学者ピーター・シンガーと考える

こんにちは、scherzです。

今日は、ちょっと真剣な話です。

日本でベジタリアンだという人は少ないと思います。私もベジタリアンではありませんから、ふだんの食事で肉を食べています。ただ、世界にはベジタリアン、あるいはヴィーガンとして生活している人が一定数います。日本にもいることと思います。

今日の考えたいことは、我々が肉を食べ続けることは倫理的に許容できるか、あるいは我々はベジタリアンになる

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博士課程で結婚するのは危険?

だいず(@zkn_em)さんという方のtogetterがツイッターでまわってきました。

学振特別研究員が別居婚別生計なのに授業料免除にならなかった件

概要: 東北大文学研究科DC1の2年目のだいずさんが、独立生計にも関わらず結婚しているという理由だけで授業料免除が通らなかった。

今回私の考えを書こうと思ったのは、同じ学年(M1)の私の彼が博士課程に進学、私は就職する予定で、修士課程を修了した

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今からヨルシカの全てが分かる。今までの楽曲ストーリーをまとめました

今からヨルシカの全てが分かる。今までの楽曲ストーリーをまとめました

【2022追記】
2022年夏に、新たなアルバム「盗作」のストーリー解説記事を追加しました。記事はこちら

こんにちは。

基本的に、ヨルシカの楽曲はすべてにストーリー性があり、繋がっています。作詞作曲のナブナn-bunaさんからも素顔を出さない彼らからも、そしてストーリー性のある楽曲からも不思議な雰囲気が感じ取れますよね。

ここでは、

「ヨルシカってよくわかんないし今からだとファンになりにく

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「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み

「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み

マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』鬼澤忍訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫

【試し読み】

容認されている最後の偏見イギリス、オランダ、ベルギーで行なわれた一連の調査で、社会心理学者のあるチームがこんな発見をした。大学教育を受けた回答者は、教育水準の低い人びとに対する偏見が、その他の不利な立場にある集団への偏見よりも大きいというのだ。この研究者チームは、高学歴のヨーロッパ人

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学校を越えてゆけ!~脱学校化社会に向けて~【前編】

学校を越えてゆけ!~脱学校化社会に向けて~【前編】

今回のnoteでは前編・後編にわたって、私が学生時代から、教育という分野において人生をかけてやりたいと思っていることについてお話ししたいと思います。

以下のような方にぜひ読んでいただきたいです。

前編ではまず、私がやっていきたいことの話の前に、私が学校や教育、それをとりまく社会のあり方に対して感じている問題意識について、私のバイブルとも言える以下の2冊(『脱学校の社会』イヴァン・イリッチ・『被

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