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日記-仕事,設計の話-

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目標というよりどうなりたいか

目標というよりどうなりたいか

仕事仲間2人で休日にイベントと家具屋を巡り、帰り際にカフェで「今後どうなりたいか」という話になった。僕は32歳なのだが、今までこの類の質問に胸を張って答えられた試しがない。無論、この時も答えられなかった。だから帰りの電車の中でその答えを考えることにした。

そういえば入社したての時に、当時の上司が5年目標を立てようと言って、1年ごとに計5つの目標をたてる機会があった。その内容はほとんど覚えていない

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よしおさんの雑草精神

よしおさんの雑草精神

奥さんからとある番組の予約をお願いされて、テレビで番組表を開いたら、予約してほしいものの隣に気になるものがあった。
情熱大陸、小島よしお。
情熱大陸はあと数分で始まる。小島よしおがテレビに出始めたのは、ぼくが中学生ぐらいの時。一発屋と言われながら、今もテレビやYouTubeでよく見かける。ってことはなんだかんだ15年近くも見続けていることになり、加えて人柄も好きなので、親しみがあった。だから自

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いいモノを作る、いい人になりたい。

いいモノを作る、いい人になりたい。

年末だ。
「来年からチーム長を目指そう。」
と入社7年目で本腰を入れたくなった。
リアルに考えると、早くても2026年、34歳でチーム長。
足りないものはPM(プロジェクトマネジメント)の力かなぁと思ったけど、会社から求められているのはそれではない。
大きな「実績」が求められている。
(言い忘れたが、オフィスの内装設計の仕事をしている。)

記憶に残るすごい人というのは、記憶に残る実績があることが

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人間力と仕事の力

人間力と仕事の力

昨日、偶然が二つ重なって、いい機会を得た。

一つ目の偶然は、仲がいいチーム長のNさんが隣の席だった。
二つ目の偶然は、そんなNさんと帰るタイミングが一緒だった。

Nさんと会社を出る時に、「この後懐かしい人達とご飯を食べに行くんだよ」と言って、メンバーを聞いたらその中に、3年間も同じチームでぼくを教え続けてくれた恩師Yさんがいることを知り、「顔だけ出していいですか?」と言った。
Yさんは2年ほど

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自分に合った傾聴力の高め方

自分に合った傾聴力の高め方

会話は、感情と情報のやりとりが同時に行われると思っている。

日常の会話では、基本的には感情が重視されたやりとりになるので、「やばい」や「かわいい」といった曖昧な表現でも、なんとなく感情が通じていればいい空気感となる。
ビジネスシーンでは、情報のやりとりがメインになるので、感情は後回しになる。必要なのは正確性だ。
聞いた内容を正確に把握して受け答えする技術が求められる機会が、ビジネスだと多い。

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課題を与え“続ける”べきか

課題を与え“続ける”べきか

とあるオーディション番組を見ていて、いつもいい評価をもらっていた人が、厳しめの課題を与え続けられていて、その事について、奥さんと話した。
課題を与えるのはいいことだとは思うのだが、ポイントは与え“続ける”というところにある。
奥さんは「精神的に追い込みすぎるのはよくないよね」と言っていて、ぼく自身は即答できなかったので、この日記にまとめている次第だ。

SASUKEのセカンドステージのゴール手前に

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「考えるな感じろ」の写真はいいのか

「考えるな感じろ」の写真はいいのか

「あ、懐かしいなぁ」『パシャリ』
「なんか、面白いなぁ」『パシャリ』

深く考えずに撮っていた。
何かを感じて撮って終わり、みたいな。
これはただの「反応」である。
「思考」はなかった。
まるで人の家に近づくと防犯用に照明が光るあれみたいに、面白いのに検知してシャッターが自動で押されるイメージだ。

そもそも、何故この内容を書こうと思ったかというと、SNSに写真を載せようと思った時に、その時の気持

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自信を持とうと思わなくていい

自信を持とうと思わなくていい

この前、仕事でオフィス移転のコンペがあって、終わった後に改めて提案書に載ったCGパースを見た。
まだ結果が出ていないものの、
「あれ、俺のデザインって結構いい線行ってるんじゃないか」って思った。
デザインには機能性と意匠性の2軸あり、後者についての自信のようなものを感じた。

この自信は、自分の努力によって引き起こされたものではない。
ぼくはこの意匠性に特化して力をつけようとしたことは、過去にやっ

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バッファですがなにか

バッファですがなにか

スケジュールを考える時も、建築の収まりを考える時も気にするのは余裕である。

建築の方の話をすると、建築は目に見えるモノを扱う。そのモノ同士を、余裕をもたせず、ぴったりと合わせるのは難しい。

例えば、テーブルを片付けて、リモコンをテーブルの端っこに、ぴったりと合わせて置くとしよう。
手の平をテーブルの縁に当てて、できる限りぴったりになるように、リモコンを手に当たるように置いたとしても、真上から見

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長く好きなものは馴染んでいる

長く好きなものは馴染んでいる

うちにはコーヒーカップが6種類ぐらいある。
多くて場所をとるから半分ぐらいはしまってしまった。
今さっき使ってたものは鎌倉で買ったマグカップだ。
ただこれが1番のお気に入りというわけではない。
1番愛着が湧くのは、昔ニコアンドで買ったマグカップだ。
愛着が湧くのに理由なんてものはないと思いつつ、あえて答えを出すとしたら、どのマグカップよりも長く使っているからなのかもしれない。
そのマグカップは一度

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新卒マインド

新卒マインド

とにかくお客さんの頭の回転が早い。
しかも1人じゃなくて全員だ。
着いていくのに必死だし、こんな打合せを週に最低3回もやっているので、最近こんな日記ばかり書いている気さえする。

そもそも「この人、頭の回転が早いなぁ」と感じる理由を整理しておこう。
まずは「言葉が詰まらない」
次から次へと言葉が出てくる。あれ待てよ、これはぼくも調子のいい時はそうだな。
続いて「語彙が豊富」
これは反省すべきところ

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賞をとるための3つの心得
・シンプル
・とがり
・網羅性

何か言われても、やってよかったと思えるように。

何か言われても、やってよかったと思えるように。

やっぱり言われるとへこむ。昨日もへこんだ。打ち合わせが終わった後に、こうした方がいいかもしれませんねと言われた。朝一に言われてしまったので、ちょっと引きずってしまった。ただ同時に思ったのは、ここまでへこむ必要あるのかなということだった。

この案件は上司からの引き継ぎということもあり、とにかくお客さんや協力さんから失望されたくない。だから準備だけはちゃんとやった。
資料を読み込み、その資料をパワー

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『カワスイ』進化した水族館のキーワードは“環境体験”

『カワスイ』進化した水族館のキーワードは“環境体験”

ルフロンとは長い付き合いだ。

ルフロンは川崎駅にある商業施設である。僕が生まれた1992年の時には既に存在しており、小学生ぐらいまでは、しょっちゅう家族とルフロンに足を運んでいた。
だが川崎駅の改札口のすぐ近くにラゾーナが2006年にできて以降、改札から少し離れたルフロンにまで行くことが少なくなった。
大型テナントが撤退したりして、大変な時期があったようだが、もはや家電兼トイザらスと化したヨドバ

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