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#夫婦
ハニー、君をジャマしたい
結婚生活も九年目となると夫婦の関係性は多少なりとも変化してくる。
それこそ新婚当初や、まだ結婚する前の彼氏彼女の関係だった頃なんて、並んで歩けば必ず手を繋ぎ、目が合えば少し恥ずかしそうに笑い、たまに僕のことを「王子」なんて呼んでくれていた。それがどうだ。今となっては最後に手を繋いで歩いたのなんていつだったか覚えてもいないし、目が合えば「何見てんの?」と路地裏のヤンキーばりに絡まれ、挙句の果てには名
これから二人で知っていくこと。
このnoteでは不妊治療の話をします。僕たち夫婦はまだ子どもを授かっていません。これから授かることができるかもわかりません。あくまで現時点での、夫である僕の気づきや思いを述べたものです。
1. タリーズで待ち合わせ、タリーズで入籍した。
その日は、なまら寒かった。外にいると鼻毛が凍り、屋内に入ると凍った鼻毛がとけ、鼻水が滝のように流れ落ちた。鼻水をすすりながら待ち合わせ場所のタリーズに入りホッ
おめかしの準備をしてください
一昨日の昼、ぼくはきみにそう言った。昨日は、28年前にきみが生まれ、3年前は妻になった日だったから。
今週、足かけ数年の仕事がひと段落した。瞬間、余裕ができた。休める。そう思った。過労して、かろうじて有給を取った。そんな金曜日。
日が昇りきってから布団を出た。家を出るまであと2時間ある。
ティファ―ルでお湯を沸かす。いつもの白のマグカップを2つ取り出し、インスタントのコーンポタージュをつくっ
18歳差の恋愛において、大切なこと
ぼくの妻は18歳年上です。
出会った時から大切な人で、それは14年経った今も変わりません。むしろ、日を重ねるごとにその想いは強くなっていきます。彼女と出会って、ぼくは大きく変わりました。彼女が好きだった美術や陶磁器、花が大好きになりました。生きる姿勢、人への思いやり、想像力と共感力、誠実であるということ。
彼女の存在抜きに今のぼくは説明できません。彼女のことを誰よりも尊敬し、誰よりも愛おしく想
「大切なのは、自分がどう感じるか」文筆家・嶋津亮太さんに聞く、世間体に囚われないパートナーシップ
パートナーのことは大切だけど、ときどき「この人とずっと一緒にいていいんだろうか?」と不安になる。
「ふたりさえ幸せなら問題ない!」と思いながらも、世間体や他者からの評価を気にしてしまう。
相手の中身が好きで付き合い始めたのに、「もっと稼ぎのいい人を選んだら?」「家庭環境に問題がある人との結婚は心配じゃない?」なんて周りから言われると、好きな気持ちに自信がなくなってしまう人もいるのではないでしょ
【木曜日】 牧歌的な今日、わたしは就任します
最近、日曜日の終わりに夫に泣きついてばかりいる。
平日が嫌だーーーーっ!寂しいーーーっ!!
と。ちなみに夫は一切そんなことは言わない。感情を持ち込まず、淡々と月曜日を迎える。どないなっとんねん。凄すぎるやろ。
私はいちいち大騒ぎをする。
困った夫は「じゃあ、今後、週末を休み1日にして、平日のどこかに休みを1日作る?」とか長期スパンのソリューションを提案してくれる。
私はただただ宥めて