小中ぽこ(ぽこねん)
2020年夏に歌集など読みはじめて短歌の奥深さにようやく気づき、はまりはじめました。遊びつつ、学びつつ。(過去作は今みると我ながら手を入れたくなりますが、リアルな「育児記録」として残しておきます…)
海外出てみたいけどその後が不安?―ワーホリなどの海外生活をきっかけに、その後、自分らしい生き方を楽しんでいるひとに話をきくインタビュー。
書くことや、ことばについて、思いをめぐらせたり遊んだり。
日々、親として育てられています。
気まぐれなものがたりや、詩など。
こんなときだから、と世の中のみなさんが大変役に立つすばらしい事業や企画などを立ち上げられておられたりする中、毎日子と遊びごはんを作りその中になんとか仕事をねじこむ日常をまわすだけで精一杯で「ねぇなんかずっとうっすら疲れてるんやけど人様のお役に立つことまでまったく体力も脳みそも行き届かない私ぁいったいなんなんだ?」と日に何度か打ちのめされてますぽこですこんにちはでも元気だよ21時には寝落ちしてるから。 失礼。つい冒頭からあふれでました。日頃が。 でもほんと、そういう、地味な
フリーペーパー「うたらば」vol.29【香り】にて、特別寄稿として8首連作&写真付き短歌として一首掲載いただいています。他の方々の短歌や写真がまた素敵なのでぜひ。Webで見られます。私はちょっと全体的に、食欲があふれですぎている… https://www.utalover.com/
もう12月も下旬近いとか嘘、と毎日思うこの頃いかがお過ごしですか。クリスマスまで余裕ぶってて、クリスマス終わったらもう1週間きってる、って毎年焦るのなんなんだろう私。月刊うたらば2020年12月号/テーマ「二」で1首採用いただいています。感謝。みなさまあったかくしてよいお年を。
月刊うたらば2020年11月号/テーマ「茶」で2首採用いただいています。(もはやこのnote更新は月一定例会議か?とセルフツッコミしながら書いていますが私は元気です。ああ、魔女の宅急便が見たいなぁ。おソノさん……)。https://www.utalover.com/
月刊うたらば2020年10月号/テーマ「感」で1首採用いただいています。感謝。ひさびさにnoteをひらいたらnoteはじめて5年のバッジが届いていた。5年か。そりゃあ興味も文体も距離感も、移り変わるはずだなぁ。これからも、定まらずに。https://www.utalover.com/
月刊うたらば2020年9月号/テーマ「自」で2首採用いただいています。こうやって気軽に参加できる場があるの、つづける励みになるなぁ。感謝。最近は仕事がばたばたしていてなかなかエッセイ書けずにいますが、短歌はほそぼそとでもつづけたい… https://www.utalover.com/
20代後半のころ、会社を辞めて長い旅にでた。 ありがち、と笑うだろうか。べつにそれ自体は全然、かまわないけれど。 たしかにいまの時代、「新卒で会社員3年くらいやって海外放浪へ」なんてめずらしいことじゃないだろう。ありがち、かもしれない。 あーいるいる、そういうひとたち。くらいの。 ただその「ありがち」を、どちらかというと嘲笑めいたニュアンスで発するおとなに、なりたくなかった。 「ちょっと長期で、海外行こうと思っていまして……」 旅に出る前、何かの席でその決意を共有
またすぐね、と別れて半年がすぎわたしは空豆が好きになった パソコンの内蔵カメラすれすれにグラスを寄せたらミスって「ゴツン」 「たこ焼き器でアヒージョつくってるんやけど」「うっわ食べたい!」「やんなぁ、ざんねん!」 顔を見て声も聞こえるでもきみの空のグラスにビールはつげない ひらべったいせかいのなかにいるきみとはなすわたしもひらべったくて OFFボタン笑顔で押して顔筋がもどって あれは夢だったかな なんとなく戸棚をあけてチョコパイを食べてるいまのきみを知らない マ
ヘッドフォンしているきみの手元からカチカチカチカチ鳴りおるリビング インク散るまばゆい画面に見入るきみ そのきみの背を見つめてるわれ ねえたまには飲もうよあの頃みたいにさ かわいいイカばかり見ていないで きみの愛するゲームをまだ解せない 「ぷら」と「とぅーん」の響きは好きだよ いそがしいきみの息抜きなのだから、と理解しようとがんばる。イカを 展開がはやすぎて目がまわりそう フォントがいいな、ひとつ発見 さみしがるヒマがあるなら我が趣味も究めてみむとイカを詠むなり
白米に梅干しを混ぜ唾をのむ ひとりランチに雨は降りつつ 晴れるなら晴れるとはっきり言ってくれ また生乾きを抱えて生きる 布マスク・ファンデ問題顕在化、二〇二〇年。テストに出ます 火傷しそうに熱いわたしのPCがじわじわ動かなくなる やめて 静寂の中でスマホが「ニィ」と鳴きかろうじて世とつながるを知る 夏が来る アイスクリームの本数を決めてくれる人がまだいません 「解像度、電光掲示板くらい」「じゃあ最近は精度がいいね」 フラペチーノ飲みたいなって足止めて結局パピコを
最近は短い言葉に興味が向いていて、短歌をよんだりしています。初投稿した月刊うたらば2020年8月号テーマ「戦」に1首採用いただきました。歌集を読んだり端っこをかじり始めた感じですが、知れば知るほどおもしろいです、短歌。https://www.utalover.com
青々とした田んぼの一辺で 一羽の白鷺が大あくびをしていた 近づくと 白鷺はふうわりと スキップでもするように飛んで 少しばかり田の中に入った こちらの様子を窺っている 白鷺を見ながら 田の横を歩く 白鷺は く、く、と首をまわしてこちらを見る たぶん目が合っている たぶん 白鷺の真うしろにきた 一本の白線になる白鷺 にんげんを見失う白鷺 そうして今度は 反対側に く、く、と首をまわしてこちらを見る また目が合った おそらく にんげんも振り返り気味
すきまがないと はいれません ぎゅうぎゅう つまって はいれません むりやりに おしこもうと すると あっちの はじから ぽろぽろと こぼれます すきまがないと はいれないのです すきまがないと でられません きちきち せまくて でられません むりやりに だそうと すると まわりのものも すこしばかり こわれます それでも すきまができると はいれますから わるいこと ばかりでも ありません ただ もし できるなら ふだんから すこしばかりの きを とめて
しばらくSNSは夏休みにする予定だったのですが、先日廃刊したマガジンの読者さんから素敵なお手紙をいただいたので、そっと置いておきます。ああ、日常の中に溶け込ませてもらっていたんだなぁ、と嬉しかったです。伝えてくださって、ありがとう。 https://note.com/_oya_smi/n/nb4922829f8e6
さて、7月がおわる。 ということで、予告どおりこのマガジンも今日でおわりだ。 奇しくも、31日は金曜日。火・金曜日を更新日にしてきたこのマガジンにとって、案外きりのよいおわりかもしれないなぁ、と思う。 ほんとうは今回も特に「おわり」は意識せず、最近オカワカメがうまいって話とか、ふだんは料理に反応しない夫がなぜか大葉にだけは秒で反応するって話とか、いつもどおりにふわっと閉じようかと思っていたのだけれど。 ただ「あ、終わるなー」となにかの終わりに接するとき、いつもわたしの
冷凍庫の製氷スペースから、氷をガッとすくう。 グラスにいれる。 麦茶をそそぐ。 ピ、ピキピキピキピキッッ。