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だいたいの音楽や演劇やどうでもいいただの普段の散文。
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#コンテンツ会議

映像と音楽と人間と季節と-単なる必要最低限の文化的で人間らしさをな、生活

映像と音楽と人間と季節と-単なる必要最低限の文化的で人間らしさをな、生活

映画見てる?在宅してる?友達に会ってる?

気がついたらの長月。それは9月を意味しているのだけど、相変わらずの日々です。

仕事をして、映画を見て、落語を見て、友達と遊んで、本を買って、レコードを聴いて、外食をして、運動を少しばかりして、また働いて、寝て、朝が来て、また働いて、映画に行って、ご飯を食べて。

東京という街に暮らす理由は、何かの表紙にこうした「ちょっと行こうかな」と感じた時に生まれた

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そこに没頭はあるのかい? - オンライン配信をみるということ

そこに没頭はあるのかい? - オンライン配信をみるということ

東京が9月になった。少し夜は涼しいね。

僕はといえば、そんなに変わらない日々を過ごしている。

清澄白河のなんとなく言葉にできない空の広さに惹かれ、下北沢の雑踏の中で知らない誰かの創作を見て、浅草、池袋、上野、新宿で落語を見て、
友達とご飯を食べて、お茶の水や原宿でレコードを買って、日暮里や新宿でキックボクシングをして、銀座、有楽町、池袋、渋谷で映画を見ている。

神保町でラーメンを食べて、あと

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from TOKYO to everywhere.

from TOKYO to everywhere.

最近、夏だなと思う。当たり前なんだけど、夏だなと思う。

いつもと少し違うのは、フジロックもサマソニもなくって、毎年「夏フェスやで」というものがなくて、マスクをして息苦しく過ごしていて、
知らない人と距離を取らないといけないことだけ。

世界中をなんか冬から春にかけて覆い始めた目に見えない何かに怯えたり、必要以上に過敏になったり窮屈だ。

思えば、人生なんて解放感にあふれていること自体がそもそも少

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本多劇場という夢の中で - 本多劇場グループnext DISTANCE-TOUR-

本多劇場という夢の中で - 本多劇場グループnext DISTANCE-TOUR-

なんて夢心地だったのか。

「本多劇場グループnext DISTANCE-TOUR-」という久しぶりの本多劇場での演劇を見る90分。

出演者は遠い過去にSKE48でとにかくライブに通って見ていた松井玲奈さん。日本スタンダップコメディ協会会長で、一緒に創らせていただき日頃からお世話になっている、というよりも憧れのお兄さん的な存在でもある清水宏さん。

これ以上ない2人が交互に一人芝居で出演する。

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生活に絵具を巻き散らかして、色を付けようとすること。-映画の話

生活に絵具を巻き散らかして、色を付けようとすること。-映画の話

【映画的なお話】
最近は寄席通いは一旦落ち着き、夜は映画を仕事帰りに見ています。

1つは小笠原諸島の自然とその中で暮らしているプラネティスト。

何度か予約していたものの、急な都合で3度目の正直でした。

全編、小笠原諸島の自然の光景の中で、自然の持つ因果関係と、教授する現地の方や訪れるミュージシャンの過ごしている日々を追いかけたドキュメンタリー。
自然が美しく、それを記録していくのとは違い、「

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8月をすごく僕と14歳の僕を並べた後に。映画を見て感じる夏の始まり。

東京は相変わらずマスクの日々です。

これから書き綴られていく文章は、もう戻らない時間をどうやって過ごしていたかを映画のおかげて感じつつも明日を見つめ直そうとした自分の出来事です。

まぁ大事な人たちと心が通っているだけマシで、少しだけ息苦しく繊維で遮られているコミュニケーション。

だけど、世間が息苦しいのは別に今に始まったことではなくて、そう簡単には世の中変わらないぞと思いながらも好きな人たち

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世の中を知ることに忙しいのであれば - 映画「はちどり」を見て感じている日々のこと。

世の中を知ることに忙しいのであれば - 映画「はちどり」を見て感じている日々のこと。

相変わらず蒸し暑い。雨もたまに降り、束の間の光が射したと思ってちたらまた空が泣いている。洗濯物参ったな。乾かないよ。

みんなに会いにいく服はまだあるけれど、地面を踏み締める大切な仲間、靴下が足りていない。

4連休に入った。

世間は、GO TOなんとかと言って、まだだいじょうぶ?という空気の中、久しぶりの観光地に赴く人たちが多いそうだ。
気持ちはわかる。普段から人間は旅がしたい。
普段とは離れ

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僕らが旅に出る理由 - The Journey - 自分の生き方をつくる原体験の旅

僕らが旅に出る理由 - The Journey - 自分の生き方をつくる原体験の旅

自分にとって旅をすることは何なんだろう。そんな答えは曖昧なまま、もう今年、40歳になろうとしている。

旅に出たいと思うきっかけってそれなりにいくつかある。

1.価値観を変えてみたい
強制的に普段の生活とは異なる文化圏の中で暮らしてみることで、価値観も宗教観も哲学も、生き方も異なる人たちの中で生き、
交流することで凝り固まった視野を一度壊してみたい気分になる。

2.純粋に名所に行ってみたい。

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エンタメ無料配信について考えました - STUDIO153のこれから

エンタメ無料配信について考えました - STUDIO153のこれから

こんにちは。STUDIO153ディレクター増田です。

いくつか書きます!

1.今後のSTUDIO153 / おはようインコさんなどの公演について残念ながら延期となってしまった羽田空港国際線ターミナルでのスタンダップコメディ公演、「おはようインコさん その6」。

一昨年の紀伊國屋ホールからの全国ツアー、昨年の本多劇場公演の勢いのまま、今回、コロナウィルス事情で開催できるのか?は状況が変わるにつ

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見るものに与える余白 - 本来の自分の気持ちを取り戻すための想像力へのきっかけ。今泉力哉監督作品「his」を見て

見るものに与える余白 - 本来の自分の気持ちを取り戻すための想像力へのきっかけ。今泉力哉監督作品「his」を見て

映画を見てきた。ぶっ飛ぶくらいの衝撃を受けた。というお話です。

ここ最近、noteの更新が少ないですねという声をいただくのですが、理由は単に、「作っている資料がたくさんあるから」です。

もともと、そんなに器用でもないですし、自分の内側に入れてきた、映画や、音楽、本などからの影響を「今やるべきこと」に分解して依頼してくれた方のあるべき姿にしていくやり方をします。

というか、それしかできません。

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乃木坂46、8周年。もしかしたら1つの節目なのかもしれないと思いながら僕は大声でメンバーの名前を叫んだ。

乃木坂46、8周年。もしかしたら1つの節目なのかもしれないと思いながら僕は大声でメンバーの名前を叫んだ。

乃木坂8thバースデーライブに参加しに名古屋まで行きました。

なんか、ここ最近乃木坂のライブは4年くらい名古屋で見ることが多くてそれは単純に名古屋講演の当選率が高い。というからなんですけれど、

今回のバースデーライブの開催会場はナゴヤドーム。

そう。必然的に名古屋に行くことになるのです。

相変わらず感想を一言で伝えるとすれば「めちゃくちゃ楽しかった」に尽きるのです。

そもそも、普段インデ

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人間として生きる心の余白 - 下北演劇とシンクロ少女

人間として生きる心の余白 - 下北演劇とシンクロ少女

初めて行ったのはいつだったか忘れてしまったけれど、多分大学時代にレコードか古着を買いに行ったことが、下北沢初体験だった気がする。

そこから、土曜日の夜に開催されているクラブイベントに通い始め、なんとなく顔なじみができて、集う場所になって、今度は自分がDJをレギュラーイベントでする場所になった。

大学時代は僕にとって、下北沢は「音楽で誰かと繋がる街」だった。

お酒、レコード、仲間、憎悪、喜び、

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ライブハウスに行ってみて感じた創作意欲とLOVEについて -感情と文化の対価は評価じゃない。

ライブハウスに行ってみて感じた創作意欲とLOVEについて -感情と文化の対価は評価じゃない。

結果最高論。

何気なく感じたことから、偶然が積み重なって出会うということはよくあることで、自分が思い込みすぎない程度の方が結果、よかったりもする。

最近感じることは、「意気込みすぎず、なんとなくだるいけど行ってみる」といいものに出会うことが多い。

そんな気分で、ライブハウスに行ってみました。

もともと、ライブは人よりも行っている方なのではないかと思うけれど、海外アーティストの来日公演や、国

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