
エンタメ無料配信について考えました - STUDIO153のこれから
こんにちは。STUDIO153ディレクター増田です。
いくつか書きます!
1.今後のSTUDIO153 / おはようインコさんなどの公演について
残念ながら延期となってしまった羽田空港国際線ターミナルでのスタンダップコメディ公演、「おはようインコさん その6」。
一昨年の紀伊國屋ホールからの全国ツアー、昨年の本多劇場公演の勢いのまま、今回、コロナウィルス事情で開催できるのか?は状況が変わるにつれて悩んでいました。
同時に、そこに向けて色々な技術やアイデアで何かできないか?も普段企画で生きている人間として考えていました。
中止、延期になる様々なイベントで、代わりに無料配信ライブを皆さんが行う。
LINE@でも書きましたが、自分の中では「遠足に期待気分がなくなって落ち込む」気持ちが1エンタメファンとしてとても辛く、事情はわかりつつも楽しみがなくなることにとても落胆したり、ストレスが溜まりました。
実際、「もう次見れるのかな」という大好きなバンドの来日公演もなくなってしまった。
そんな中での無料配信について、見たかったものが代わりの企画で参加できることにはありがたみを感じていました。
しかし、「本当にそれでみんなが幸せになるのか?」とも同時に考え続けました。
無料での配信はシンプルです。誰かが飲み込んで開催すればいい。でも、それで本当に文化は残るのか。は疑問な部分もありました。
何より、公演を行うことは
1.イベント収入として主催者、スタッフの仕事としての大事な収入源
2.自分たちが考えに考えた企画を発表する場所
3.予定を立てて、チケットを購入してくれたお客様が楽しみに当日を迎え、楽しんで、また仲間と感想を話し合う機会
の大きな3つの意味があると思います。
家に帰るまでがみんな遠足なんです。
そこで、1と2については、金銭面での負担が発生する。さらに自分が懸念していたことは、
「死ぬほど考えた企画と、やる意味、公演は決してただ(無料)ではない」ということです。
僕らは規模感が違えど、皆様からお金を頂き、3の体験をしていただく以上、プロです。プライドもあるし、お金を頂く以上、当たり前ですが、
最高の時間を作ります。作らなきゃいけない。関わる人も誰か1人ではない。
それって、決して「無料」ではないんです。チケット代以上のものを見せなければいけないんです。
インコさんがふらっとどこかに遊びにきて、「見に行ったことがあります!少しここで1つネタを見せてくださいよ!」
とは言えない。僕も会社に遊びにきていただいた際に、いうことはできません。なぜなら、普段チケット代を支払い、見にきていただけるお客様がいるからです。
自分も「ディレクターなんですね。じゃあアイデアをくださいよ!」とものすごく言われます。でも、やりたくないです。やってはいけないんです。
決して安くもないお金を支払ってくれるお客様がいて、対価に見合ったプロとしての仕事をするからです。当たり前です。
そして、関わっていただくスタッフさんやSTUDIO153のデザイナーやマーケッターに対しても無償ではしません。プロの集まりとしての仕事として当たり前の対価を可能な限り支払います。
なので、
「プロとしての自信があるものを提供する」と「これから続けていくための資金を得る」こと、さらに、「プロが作るものに触れるためには僕ら含めきちんと対価を支払いたい」ため、STUDIO153は、基本、公演を無料で配信しません。
ただし、「楽しい遠足」の気分は持ち続けたい。で、行うことにしました。
【おはようインコさん その5.5 配信公演】
2020年、5月24日の日曜日、16時開始(予定)で、有料生配信公演を行います。
詳細時間は仮ですがだいたいそのくらいの時間と思ってただいて大丈夫です。
料金は
配信席:2,000円 - 公演後も見ることのできるアーカイブ付き
初めましてインコさんとスタンダップコメディお試し席:1,000円 - 生放送でのその場限り
の2種類のチケットを発売する予定です。(少し変わるかもしれない)
内容としては、元々羽田空港での公演で「終了後に世界に飛び立つ!」という企画がありましたが、このご時世は羽田開催ができたとしても、難しい。
そのため、「インコさんが憧れる海外について話していく」内容となる予定です。(仮)
八丁堀のインコさんからの流れで世界に行くための1つの方法ではあります。
鑑賞券については、準備中ですので少しお待ちください。とは言え、座席数が限られているわけではないので、焦らなくて大丈夫。
初めましてのお知り合いの方と是非ご覧ください。みんなで楽しんで。
この機会に「エンタメにはきちんと対価をお支払いして、これからも続けるためにみんなで応援していく」空気がもっと世の中に広がればいいなと思います。
僕たちは必要以上に、無料は拡散してくとも考えていないため、応援していただける皆さんと「おはようインコさん」を一緒に作り、盛り上げたいと思っています。
是非、一緒に楽しみましょう。
鋳鉄のホットサンド。
— インコさん(リタ・ジェイ) (@rita_jay) March 29, 2020
黒豆、クリームチーズ、コショウ、バター。
やわらかな甘みがウイスキーに合うだろうなぁ、、、というのを真昼間に作ってしまった。#inkosand pic.twitter.com/oX79wFFVxw
特に普段関係ない話題をやりとりしているわけでもないので、知らなかったんですけど、昼からホットサンドとか作り出しているので、公演ができる手段をもっともっと考えましょう 笑
2.ご相談もあります! 「おはようインコさん その6 払い戻しについて」
正直、諸々の支払い手数料や、スケジュール再調整との闘いだったりで怒涛の時間を過ごしています。
自分が見に行く予定でしたコンサートや演劇も延期や中止の嵐で自分自身の払い戻しされる対応をしています。
実際、「払い戻し」と言っても、ボタン一つで終わるわけでもなく、スタッフさんやプレイガイドのご担当者様が
積み上がった払い戻し案件を1つ1つ片付けており、本来の業務(きっと素敵なエンタメを世の中に届けるお仕事です)に
集中できていない切なさも見えてしまいます。
さて、今回は、皆様にご相談があります。
語弊を招かず言えば、「次回公演を万全に行うためにご協力してくれる方」がいらっしゃれば嬉しいです。
内容は、率直に書きますと
【払い戻しをせずに、そのままご協力いただけませんでしょうか?】
というご相談です。理由は
1.次回公演のために延期で払い戻しになった手数料をまかない、きちんと健全に公演企画・実施にあてたい
2.動いてくれたスタッフさんのために対価をきちんと支払いたい
3.払い戻しの手間の負担を出来るだけ減らしてあげたい
4.インコさんに余計なことを背負わさずに、面白いことを考えるために集中してほしい!
の4つです。正直に書きました。
無理強いもしませんし、もし、これからも公演を楽しんでいただくためにご協力いただけたら、
次回の公演(会場でできれば)でささやかなお返しをさせていただくか、現場公演が難しい場合、
その時だけのメッセージや、限定の新ネタ動画をお送りさせていただきます。
DMでも「応援したいので!」というお言葉をたくさんいただいたため、この身勝手なお願いをしました。
今回は、勝手なご相談、大変失礼しました。
協力していただけるお客様は制作のメールをお待ち下さい。30日以降に送ります。
3/31の火曜日、21時から映画の話するみたいですよ 笑
リモートワーク時代のエンタメで。
見てないな。見なきゃいけないな。
【31日夜 映画トーク配信】
— インコさん(リタ・ジェイ) (@rita_jay) March 28, 2020
家にいることも多くなる時期です。LINE@やTwitterにもインコさんの喋っているところが観たいといううれしい言葉ももらってます。なので映画の感想を語る配信をと。お題は改めて観る名作「トゥルーマン・ショー」。
配信は3月31日の夜に!https://t.co/HlT0MpYe05
これからもSTUDIO153をよろしくお願いいたします。
※ネタ動画や音声データが欲しいリクエストも準備しております。
増田ダイスケ
いいなと思ったら応援しよう!
