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眠りは気持ちいい!真我も気持ちいい?ムナガーラ・ヴェンカタラーマイア「ラマナ・マハルシとの対話第1巻」

眠りは気持ちいい!真我も気持ちいい?ムナガーラ・ヴェンカタラーマイア「ラマナ・マハルシとの対話第1巻」

本書には、以下の記述がある。

眠りの中では、世界も、自我も、限定された自己も、問題もありませんでした。何かがその幸福な状態から目を覚まして「私」と言い、世界はその「自我」に対して現れます。世界の中のほんの小さな存在でしかない自我はより多くを欲し、そうして困難に巻き込まれていくのです。
 自我が現れる前はどんなに幸せだったことでしょう! 現在の不幸の原因はただ自我の出現にのみあります。自我をたどってその源まで戻れば「眠りのない眠り」という、区別も分離もない「あの幸福な状態」に達するでしょう。真我は常に変わらず、今ここに在ります。

本書より

本当に、熟睡していたら、気持ちいいし、幸せだよね(笑)

眠っているときは、自我も世界もないよね。ただ真我だけがあるよね。要するに至福に近いよね。

だから、真我は気持ちいいのか(笑)

真我は気持ちいい。

熟睡していたら、あんなに幸せで気持ちよかったじゃん。だから、真我は気持ちいいのさ。

そっかー?!読者のアナタも真我実現したくなったんじゃない?

悟っている人は、「眠りのない眠り」の境地にいて、いつでも気持ちいいのさ。

目覚めたら問題発生!!

目覚めたら問題発生!!自我が現れ、世界が現れ、問題が発生する。悟ってないアナタはそうなるよね?

自我とは、想念の束だ。ラマナ・マハルシさんは、通常時には想念はないけれども、話すときには想念が現れるという。

でも、悟っているラマナ・マハルシさんには、自我は発生しないんだろうねぇ・・・。

自我は発生しないだろうね。

ラマナ・マハルシさんが、世界の実在性をどう考えていたのか?イマイチ釈然としない。

思うに、彼がどう考えていたかは、すごーくわかりにくい(笑)

この点、シャンカラさんの理屈はすごくわかりやすい。この現象世界は、マーヤー(幻想・幻影)だから、実在しない、と。(さらに、悟った人はその背後にある究極的実在の世界を感じることができるとする。)

シャンカラさんによれば、(現象)世界は実在しないね。

でも、普通の人は、世界は実在するって疑わないじゃん。

シャンカラさんによれば、それはアヴィディヤー(無明・無知)によるものだという。

でも、何度も言うようだけど、普通の人は、世界は実在するって疑わないじゃん。

「私は身体だ」と同じくらい根深い問題。

実は、「世界は実在する」は「私は身体だ」と同じくらい根深い問題だ。

世界は実在しなくて、私は身体でもなくて。ただ真我だけが実在である。こうなったら、最初に戻るけれども、真我って気持ちいいってことになるんだよね。

でも、普通の人は「世界は実在する」「私は身体だ」と信じて疑わないよね。

自分から気持ちいい状態、つまり熟睡状態に近いもの、つまり真我実現。それを避けてるよね。

熟睡と超えるくらい気持ちいいんだったら、真我は気持ちいいのはわかってるんだから、真我実現を目指そうよ!(笑)

わからなかった人が、やっとわかってくれた説明。

実は、真我とは、熟睡・目覚めを通じて、ズーッと存在し続けているものなんだ。

そう言われると、真我のイメージがなんとなくわくね。

さっきの「世界は実在しない」「私は身体ではない」も、理屈でわかろうとしないで、一つの信仰として、そういうものだと信じること。熟睡状態では、世界も身体もないでしょと。

そういう説明をしたら、わかってくれなかった人がやっとわかってくれたんだよね?(笑)

そうなんよー!!(笑)。わかってくれたんよー!!(笑)

追記:関係ありそうな、「ブラフマ・スートラ」の文章

(中略)實にかくのごとく(熟睡時に個我がブラフマンの中に入るといふことは、)聖典の中の他の箇所にも説かれてあることが認められる。而して(その箇所においては「ブラフマン世界」とは「ブラフマンなる世界」といふ意味に解すべき標徴)あり。

中村元「ブラフマ・スートラの哲学」より
ブラフマ・スートラ1,3,15.

ブラフマ・スートラによれば、読者のアナタは、熟睡時にブラフマンの中に入るらしい。

気持ちいいわけだね!

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