【書評日記】「いまここing」。
阿部 （中略）常に「いまここing」なんです。
【書評日記】「いまここing」。
阿部敏郎ほか「あなたが知らないあなたの話」で、「今」を「NOW」と訳すのは、正確ではない、「ING」と訳すべきだ、みたいなアイデアが、語られていたんだ。
「NOW」じゃなくて「ING」なんだね。
ボクらは、「時間という幻想」を抱いている。
なんで？過去も未来もあるじゃん。
本当にあるの？
だってさ、ここに昨日買った買い物のレシートがあるよ。昨日があるって証明になるじゃん。
何言ってんだよ。昨日のレシートだって、昨日にあるんじゃなくて、いまここにあるだけじゃん。
ほえ？？？
レシートは、いまここにあるだけ。過去を証明するものにはならないんだよ。
瞬間瞬間をスキャンして我々は生きている。
ボクらは、今のこの瞬間瞬間をスキャンして生きているんだ。
うーん、まあ、理屈はわかるけど。
だから、常に「いまここing」なんだよ。
なんでそう考えなきゃいけないの？
現実としてそうだし、そういうふうに考えたほうが、過去も未来もないから、過去や未来を憂うこともないでしょ。
そうだね。今しかなくて、過去も未来もないなら、過去や未来を憂うことはないね。
精神衛生上も、圧倒的に、「いまここing」で考えたほうが、ラクでしょ。
瞬間はゼロだから、時間もゼロ。
瞬間瞬間は、ゼロの世界じゃん。ゼロをいくら重ねてもゼロでしょ。だから時間というものも、突き詰めて考えると、ゼロでしかないんだ。
そうだね。ゼロをいくら重ねても、ゼロはゼロだね。
だから、時間は幻想だって、口酸っぱく言ってるのよ。
でも、理屈ではわかっても、アナタやミンナも、過去や未来を憂えてしまうよね。
その癖をやめない？「いまここing」で考えたほうが、本当に気持ちがラクになるんだよ。
過去も未来もないのか・・・。時間はゼロでしかないのか・・・。時間は幻想なのか・・・。うーん、常識に縛られているオレは、なかなかそういう風に考えられないんだよなぁ・・・。
逆に、ボクなんかは、もう、「いまここing」が染み付いてるから、世間の「時間がある」という常識で考えている人の気持ちが、わからないくらいだよ。
圧倒的にラクになる。
とにかく、「いまここing」で考える癖をつけることだ。圧倒的にラクになるよ。
うーん、日頃から訓練あるのみだなぁ・・・。
もう過去や未来を憂うこともなくなるのさ。本当にラクだよ。
わかった。オレも、「いまここing」に考えを改める。
わかってくれたか。嬉しいよ。ありがとう！
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