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シャンカラの言う解脱は、至福と言い換えてもいいのか?ChatGPTに聞いてみた。

シャンカラの言う解脱は、至福と言い換えてもいいのか?ChatGPTに聞いてみた。

シャンカラ(アディ・シャンカラ)の教えにおいて、解脱(モークシャ)は、至福(アーナンダ)と密接に関連していますが、単純に「至福」と言い換えることには注意が必要です。

シャンカラのアドヴァイタ・ヴェーダーンタの哲学において、解脱とは「アートマン」(真我)が「ブラフマン」(宇宙の根源)と完全に一体化し、自己の本質を悟ることです。この状態は苦しみや無知から解放され、輪廻から脱却した完全な自由と永遠の安らぎの状態です。この境地では、自己と他者、内と外の区別が消え、ただ純粋な存在意識・至福(サッチダーナンダ、Sat-Chit-Ananda)が現れるとされます。

ただし、至福(アーナンダ)は解脱の側面であり、解脱そのものと同義というわけではありません。アドヴァイタの教えでは、解脱は存在(Sat)と意識(Chit)も含む絶対的な本質の体得を意味し、至福はその体験の一つの表現です。このため、解脱をただ「至福」とだけ表現すると、存在と意識の側面が見落とされる可能性があります。

要するに、解脱を「至福」と言い換えてもある程度は通じますが、アドヴァイタの文脈では解脱は単なる喜びの体験を超えた、全体的で永遠の悟りの状態を指します。そのため、サッチダーナンダとして理解する方が、シャンカラの教えをより正確に表現できるでしょう。

ChatGPTの出力より

シャンカラの著作の中で、サッチダーナンダを書いた書物は?

シャンカラの著作で、サッチダーナンダ(Sat-Chit-Ananda、存在・意識・至福)について言及している主なものとしては、以下のものが挙げられます。

1. 『ウパデーシャ・サーハスリー』(Upadesha Sahasri)
この著作はシャンカラによる重要な独立著作の一つで、悟りに至るための実践的な教えが説かれています。ここでシャンカラは、アートマン(真我)とブラフマンの一体性、そしてその本質としてのサッチダーナンダについて解説し、悟りの本質を明らかにしようとしています。


2. 『ブラフマ・スートラ・バーシャ』(Brahma Sutra Bhashya)
『ブラフマ・スートラ』に対するシャンカラの注釈であり、アドヴァイタ・ヴェーダーンタの核心的な教えが体系的に述べられています。サッチダーナンダに言及する箇所もあり、ブラフマンの本質としての至福について解説しています。


3. 『バガヴァッド・ギーター・バーシャ』(Bhagavad Gita Bhashya)
『バガヴァッド・ギーター』の注釈書においても、ブラフマンの本質であるサッチダーナンダについて言及しています。この注釈では、自己知識を通じて解脱に至るプロセスや、その体験としての至福がどのようなものかについて述べられています。


4. 『タイトゥリーヤ・ウパニシャッド・バーシャ』(Taittiriya Upanishad Bhashya)
『タイトゥリーヤ・ウパニシャッド』には、ブラフマンの本質としての「サッチダーナンダ」が直接的に述べられています。シャンカラはこのウパニシャッドの注釈において、サッチダーナンダが究極の実在であると解説し、アートマンとブラフマンの不二性を強調しています。



これらの著作で、シャンカラはサッチダーナンダの概念を通じて、アートマンとブラフマンが一体であること、またその本質が「存在」「意識」「至福」にほかならないことを繰り返し説いています。

ChatGPTの出力より

というわけで、サッチダーナンダは「ウパデーシャ・サーハスリー」に書いてあるようだ。

「ウパデーシャ・サーハスリー」にサッチダーナンダは書いてあるようだ。
今、手元に既にある本だが、まだちょっとしか読んでないので、よくわからない(笑)

他の本は、たぶん、日本語訳が無いか、入手困難だと思われるから、「ウパデーシャ・サーハスリー」を入手して読むのが、一番てっとり早いね。

あえて言えば、「ブラフマ・スートラ・バーシャ」の日本語訳、「ブラフマ・スートラ(上・下)」もAmazonで入手可能だが、中古の値段が高すぎるので、まあ、事実上入手不能だ。
ただ、嬉しいことに、「ブラフマ・スートラ・バーシャ」の日本語訳とおぼしき本が、図書館に在庫があった。
来るべき時が来たら、借りて読んでみよう(笑)

まあ、シャンカラさんの原典は、「ウパデーシャ・サーハスリー」と「ブラフマ・スートラ・バーシャ」だけ読めば十分そうだね。

たぶん、シャンカラさんの原典は、「ウパデーシャ・サーハスリー」と「ブラフマ・スートラ・バーシャ」だけ読めば十分だよね?(笑)

シャンカラさんの解脱は、至福(アーナンダ)と言い換えても、大きな間違いではないが・・・。

シャンカラさんの解脱は、至福(アーナンダ)と言い換えても、大きな間違いではないが、サッチダーナンダと言い換えたほうがいいと、ChatGPTは言う。

今まで、「至福」で通して来たけれど、注意が必要だねー。

でもまあ、サッチダーナンダは日本語訳が長いから、一般的には、「至福」への言い換えでいいんじゃないかなぁ・・・??

まあ、大きな間違いではなさそうだから、一種の便法として、許されるんじゃね?(笑)

ボクも同意見?!(苦笑)。実は、邦訳の「ウパデーシャ・サーハスリー」に、「至福(=解脱)」と書いてある箇所もあるんだ。引用して終わることにする。

(中略)その知識から、至福(=解脱)が得られるであろう。

「ウパデーシャ・サーハスリー」第1章5節

⇧上のリンクを使わないと、めんどっちい検索をする羽目に。活用してはどう?
シャンカラさんの原典にしては、破格の安さ!岩波書店と、前田専学東大名誉教授(翻訳者)に感謝しなければ。古書も安い。
「ウパデーシャ・サーハスリー」は、悟りへの道を書いた本らしい。入門者向けに書いてある。シャンカラ唯一の独立著作として、貴重な文献。

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