翻訳する(創作的な文学的⑦)
村上春樹さんは、多くの小説を書かれただけではなく、翻訳家としても大変多くの本を出されている。
この本の中で、春樹氏は、「小説を書くというのは、バランスを失いかねない危機をはらんだ作業である(p16)」とおっしゃっている。
それに比べて、「翻訳はテキストが必ず外部にある。距離をうまくとってさえいけば、道に迷ったり、自己のバランスを崩したりというようなことはまずない」と述べられている。
なにより、「生き生きとした気持ちになれる」ことが重要だ。
文学の翻訳は、文学の読書であり、言