2021年12月の記事一覧
「アナログ&アウトプット」の価値
営業マン時代、ある先輩に「PHP」という雑誌を勧められました。コンビニで買えるから読んでみろと。
書かれていたことの多くは忘れてしまいました。スイマセン。覚えているのは「きっとよくなる」というフレーズ(本田健さんの記事だったかな?)及び名だたる経営者たちのインタビュー。彼らが一様に「事業計画やアイデアをまとめるときは方眼紙に書く」と話していたのです。
最近はデジタルで記録することが多くなりまし
本当に売りたい「余白」の書
「ジュンク堂書店・新宿店の伝説」をご存じですか?
同店舗は「新宿三越アルコット」の6~8階で営業していました。館の営業終了に伴い、2012年3月末で惜しまれつつ閉店。その際に開催された「本音を言えば、この本を売りたかった!!」フェアが話題になったのです。
「もはや、しがらみも、たてまえもいらない。売りたい本があるだけです」
このPOPが泣かせます。実際フェアの多くは版元や本部主導ですから(私
田原町の「すてきな本屋さん」
浅草といえば浅草。ただ最寄駅は東京メトロ銀座線の田原町になります。
「Readin' Writin'(リーディン ライティン)BOOK STORE」は行くたびに想定外の本と出会える、とても大切な場所です。
オープンは2017年4月。店主の落合博さんは元・新聞記者です。定年目前の58歳で退職して書店業を始めました。当時お子さんが3歳だったとか。
詳しい顛末は↓に書かれています。選書のプロセスや
そっと寄り添う「天才作家」
ついに出ましたね。
「悲しみよ、こんにちは」や「ブラームスはお好き」で知られるフランスの天才作家フランソワーズ・サガン。新刊書店で買えるのはそのふたつだけという状態が続いていたので、今回の刊行は待ち遠しかったです。
何年か前、絶版となって久しいサガンの新潮文庫数点を知人がブックオフで見つけてくれました。「ある微笑」や「一年ののち」などの傑作に触れられて嬉しかったです。新訳か復刊を望む声はけっこ