ばーど

東京生まれの50代。 大好きな沖縄に転勤で7年在住。その後2022年から東京に戻りまし…

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東京生まれの50代。 大好きな沖縄に転勤で7年在住。その後2022年から東京に戻りました。 素敵な風景を眺めて、旅することと歩くことが、好きです。 よろしくお願いします。

最近の記事

旧甲州街道ウォーク㉝ 教来石宿→蔦木宿

こんにちは、ばーどです。 2024年11月3日(日)。 長かった山梨県をようやく脱出、長野県に入ります。 0.スタート地点まで 前回の旅から2週間。再び1泊2日の旅で、終着、下諏訪宿を目指します。 11月2日~4日の3連休を利用し、当初2日発で計画したが、2週間前)予報で荒れ模様なので、翌週9日発にずらしました。 ところが予報が変わって、2日は大雨だけど3日から晴れそうとなり、少しでも日没遅いほうがいいと、3日発に再度変更して決行。 ホテルの取り直しで手数料もかかったけ

    • 旧甲州街道ウォーク㉜ 台ケ原宿→教来石宿

      こんにちは、ばーどです。 2024年10月20日(日)。 今日のゴールは、甲斐国最北の宿場町。 左右の山の風景も、木々の色づき具合も、いい感じに変化してきました。 1.八ヶ岳と南アルプス 台ケ原宿を抜け、のどかな田園と静かな集落が、しばらく続きます。 今年も各地猛暑でしたが、10月半ばからは一気に秋を感じるようになりました。 稲刈り後の田圃や穂掛け、ススキの草原、柿の実や栗の実、歩きながら感じる風。 季節の移り変わりは、都会を離れると、いろいろと感じ取れますね。

      • 旧甲州街道ウォーク㉛ 韮崎宿→台ケ原宿

        こんにちは、ばーどです。 2024年10月20日(日)。 山梨県横断の最終日。甲州街道の宿場間の最長区間に挑みます。 距離が長い上、予想以上に見どころ満載。さらに天気が良く、風景も美しい。 というわけで、かなり長~い記録になります。 1.七里岩 七里岩は、韮崎から北に約30km(≒七里)続く細長い断崖のこと。八ヶ岳から流れ出た土砂の塊が釜無川と塩川に削られてできたといわれています。 釜無川の氾濫で甲州街道が通行不可となったときの裏街道が、七里岩の上を通る道です。明治末期

        • 旧甲州街道ウォーク㉚ 甲府柳町宿→韮崎宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年10月19日(土)。 坂を上ると、角を曲がると、予想を越える素晴らしい風景や街並みが現れました。 1.貢川 これまでの甲州街道は、峠越えの区間以外は宿場と宿場の間が短い印象でした。地形が険しくて小集落が多いのが、理由のひとつでしょう。 甲府から先は、宿場間が長くなり、次の韮崎宿まで13km、日没まであと2時間半。日のある時間帯に宿場に着けるよう、ペース配分を再確認。 分岐、と書きましたが、左のバイパス(一部未開通)がてきるまではこちら

        旧甲州街道ウォーク㉝ 教来石宿→蔦木宿

        マガジン

        • 旧日光・奥州街道ウォーク 日本橋→鉢石・白河
          31本
        • OKINAWA Islands
          2本
        • 旧東海道ウォーク 日本橋→三条大橋
          54本

        記事

          旧甲州街道ウォーク㉙ 石和宿→甲府柳町宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年10月19日(土)。 いよいよ山梨県の県都、武田氏のおひざ元に入ります。 1.川田町・和戸町 交通の要所だったことを示す遺構です。 今は第二平等川と平等川として整備されてますが、かつてはこの付近で「川田の渡し」が設けられ、富士川の舟運の船着場としても賑わいました。 平等川の由来は、平等院がある宇治川に匹敵するくらい、蛍が見事だったことから。 街道を歩いていると様々な記念碑や顕彰碑に出会いますが、山梨県内の碑はみんなデカい。採石業が盛

          旧甲州街道ウォーク㉙ 石和宿→甲府柳町宿

          旧甲州街道ウォーク㉘ 栗原宿→石和宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年10月19日(土)。 東京から100km越えと遠くなり、日も短くなったので、今回から1泊2日で計画。今週末で、山梨県の残りを踏破します。 0.スタート地点まで 自宅のある都内から、中央本線で西へ。 このスタイルは変わりませんが、降りる駅が、高尾→四方津→初狩とだんだん西に動きます 笹子峠の麓、笹子駅。かつては“笹子餅”の売り子がいたそうですが、今は無人駅。ハイキングのグループが降りていきます 2週間前に笹子峠を歩いて越えたときは、峠

          旧甲州街道ウォーク㉘ 栗原宿→石和宿

          旧甲州街道ウォーク㉗ 勝沼宿→栗原宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年10月6日(日)。 右も左も、ぶどう園の看板が続きます。 1.ぶどう園 勝沼市街でも家々の間にぶどう園が点在してましたが、市街を離れてから、ぶどう園が道の両側に連続するようになりました。 かなり前、この辺りにバスツアーやマイカーでぶどう狩りに来たことがあります。 大型バス何台も入れるところ、個人経営のようなこじんまりサイズ、バーベキューなど食事施設あり、持ち帰りの販売が充実、宅配料でサービスするなど、同じように見えても各園の戦略の違い

          旧甲州街道ウォーク㉗ 勝沼宿→栗原宿

          旧甲州街道ウォーク㉖ 鶴瀬宿→勝沼宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年10月6日(日)。 峠を越えたら、後は下りか平地だけ…、 と思ったら大違いでした。 1.長柿洞門 かつて鶴瀬宿があった場所を抜け、国道20号をたどります。 左は日川の深い谷があり、右は大菩薩嶺から続く山地の崖が迫り、国道以外に歩ける場所はありません。 自然の力で歩道に落ち、歩く人もほとんどなく、そのまま放置。 山中だったら、猿や熊が集まって来そう。 右の山側の崖が迫り、国道に覆いかぶさる地点が、長柿(おさがき)洞門です。 洞門とは

          旧甲州街道ウォーク㉖ 鶴瀬宿→勝沼宿

          旧甲州街道ウォーク㉕ 黒野田宿→駒飼宿→鶴瀬宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年10月6日(日)。 甲州街道最大の難所、笹子峠。予想以上に険しい山道、そして雨。 1.屋影橋 中央本線は、今自分がいる真下から笹子トンネルに入ります。 笹子峠を通り抜けるルートは、中央本線・中央高速・国道20号の長大トンネルと、羊腸の如く曲がりくねった県道のトンネル、そして今から挑む峠越えの旧甲州街道が、絡み合っています。 一般的に、8パーミル(1000m進んで8m上る)以上が急勾配と言われます。

          旧甲州街道ウォーク㉕ 黒野田宿→駒飼宿→鶴瀬宿

          旧甲州街道ウォーク㉔ 白野宿→阿弥陀海道宿→黒野田宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年10月6日(日)。 雲が低い空のもと、笹子峠下の宿場町を歩きました。 1.稲村神社 白野宿、その先の阿弥陀海道宿と黒野田宿は、合わせて“上初狩三宿”とも呼ばれ、合宿(ごうしゅく)を構成しています。 合宿は問屋などの宿場町機能を分担し、この三宿では黒野田宿が月の前半、あとの二宿が4分の1づつ、という区分けです。 瀝青(れきせい)を調べてみると、アスファルトなどの道路舗装や防水剤などに使用する化合物のようです。 この区間の開業は明治36

          旧甲州街道ウォーク㉔ 白野宿→阿弥陀海道宿→黒野田宿

          旧甲州街道ウォーク㉓ 中初狩宿→白野宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年10月6日(日)。 1ヶ月前の旅の中断地点の中初狩宿から、笹子峠の麓に向かうウォーク。 天気が心配ですが、なんとなる・・・・?。 0.スタート地点まで 今朝は都内の最寄り駅を4時台の始発で出発し、初狩着はまだ6時31分。 今日は峠越えの山道があって時間が読みづらいのと、すでに10月で日没が早いので、こういう計画になりました。 角のコンビニで朝食用のパンを購入。朝の納品がまだで、棚がガラガラでした。 次のコンビニは、笹子峠を越えた勝沼ま

          旧甲州街道ウォーク㉓ 中初狩宿→白野宿

          旧甲州街道ウォーク㉒ 上花咲宿→下初狩宿→中初狩宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年9月8日(日)。 本日最後の区間は、夕暮れを追いかけながら、笹子川に沿って進みます。 1.笹子川 写真の三軒屋バス停付近から先、旧街道の古道は国道の左側の山裾に沿って伸びていましたが、中央本線の建設などで失われてしまったようです。

          旧甲州街道ウォーク㉒ 上花咲宿→下初狩宿→中初狩宿

          旧甲州街道ウォーク㉑ 大月宿→下花咲宿→上花咲宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年9月8日(日)。 午後の太陽はまだ高いが、山が迫ってきたので(山に近づいたので)、すぐに陰になりそう。少し先を急ごう。 1.桂川 山中湖を源流にもつ桂川。写真の手前から奥へ流れ、左から来る笹子川と合流して右へ流れます。その後は、猿橋や相模湖を経て、相模川として相模湾へ通じています。 相模川の河口は、東海道七番目の平塚宿。2年前に歩いた宿場と繋がりました。 2.<第二十七番>下花咲宿 下花咲宿と上花咲宿は、どちらも約70軒ほどの小さな

          旧甲州街道ウォーク㉑ 大月宿→下花咲宿→上花咲宿

          旧甲州街道ウォーク⑳ 駒橋宿→大月宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年9月8日(日)。 駒橋宿と大月宿は、1kmあまりの距。一つの街並みを抜ける感覚で、1区間歩いてしまいました。 1.大月駅前 駒橋宿を出てほどなく、現在の大月市街に入ってきました。 岩殿山は、標高634mの低山ですが、山頂からは富士山の展望が楽しめるとして人気があります。露出した岩肌は、中央線の車窓からも望むことができます。 大月に古くから伝わる桃太郎伝説。 昔々、おばあさんが桂川で洗濯をしていると、大きな桃が百蔵(ももくら)山の麓か

          旧甲州街道ウォーク⑳ 駒橋宿→大月宿

          旧甲州街道ウォーク⑲ 猿橋宿→駒橋宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年9月8日(日)。 猿の次は、馬を意味する「駒」。順番は崩れますが、十二支繋がりの宿場が続きます。 1.駒橋発電所 駒橋には、明治40年に開設された発電所があり、その関連施設を左右に見ながら進みます。 工業化が進む京浜地区の電力供給に対応、日本の近代化を支えた貴重な産業インフラです。 2.厄王大権現

          旧甲州街道ウォーク⑲ 猿橋宿→駒橋宿

          旧甲州街道ウォーク⑱ 上鳥沢宿→猿橋宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年9月8日(日)。 犬、鳥、猿…。 十二支を逆に進むように、次は猿橋宿へ。 1.横吹沢 山梨県でも、甲府盆地を中心とする中央部は、富士川水系。 現在いる大月や上野原は、桂川から相模湖を通る、相模川水系。 県北東部の一部は、東京・奥多摩湖の上流にあたるので、多摩川水系。 富士五湖のうち、山中湖以外の4つは、流出する川が無い内陸湖。 この写真の家の裏が築堤になっていて、かつての中央線の旧線が走っていたようです。 2.宮谷 <

          旧甲州街道ウォーク⑱ 上鳥沢宿→猿橋宿