旧甲州街道ウォーク㉓ 中初狩宿→白野宿
こんにちは、ばーどです。
2024年10月6日(日)。
1ヶ月前の旅の中断地点の中初狩宿から、笹子峠の麓に向かうウォーク。
天気が心配ですが、なんとなる・・・・?。
0.スタート地点まで
今朝は都内の最寄り駅を4時台の始発で出発し、初狩着はまだ6時31分。
今日は峠越えの山道があって時間が読みづらいのと、すでに10月で日没が早いので、こういう計画になりました。
角のコンビニで朝食用のパンを購入。朝の納品がまだで、棚がガラガラでした。
次のコンビニは、笹子峠を越えた勝沼までないので、しっかり補給。
歩道が狭く、信号機を立てるスペースがないための苦肉の策。押ボタンは上から垂れ下がるスタイルで、日光街道で歩いた栃木県内にもありました。
富士の頂きが一瞬だけ見える「宮川橋の一目富士」の場所です。
前回の旅では夕暮れで見えませんでしたが、今日は霧が深くてもっと無理です。
前回の中断地点、小林本陣跡を6:55に通過。街道ウォークの再開です。
1.天神山
最初の計画では、1週前の土日(9/29〜30)に1泊2日でしたが、台風崩れの低気圧が接近したので翌週に延期することに。
しかし翌週も別の低気圧が来て、10/5(土)は山梨県内も東京も雨。この日(=10/6(日))も怪しい予報でしたが、先のスケジュールも詰まっていることと、これ以上遅れると日が短く寒くなるので、せめて日帰りで行けるところまではと、今日決行することにしました。
霧が出ていようが、街道を歩ける喜びのほうが勝ってましたが、これ以上悪くならないでほしい・・・。
大月宿近くの岩殿城主、小山田信茂は、主君武田勝頼を裏切って織田信長に寝返ったが、捉えられて斬首となったとのこと。
のどかな街道沿いにも、生々しい史実が残されています。
船石の地名の由来は、親鸞聖人がこの地で船形の石に座って説法を行ったことから。
親鸞も日蓮も弘法大使も、全国各地に現れては教えを説いて、その場所が今も語り継がれています。宗教を広めるパワーは強いものです。
HPには「サウナと地酒 大人の至福叶う宿」とありました。
失礼ながら、外観は普通ですが、好きな人にはたまらない場所のようです。
川や道や鉄道が、細い隙間に収束されてきます。
正面には天神山という小山があり、笹子川の谷が狭まります。かつての甲州街道は、笹子川沿いのルートではなく、天神山の北側を上り下りしながら越えたようですが、現在このルートは消滅しているようで、国道沿いに迂回することにします。
江戸から二十六里め、白野の一里塚は古道沿いにあったようで、国道を離れてその痕跡を探しに向かいました。
一里塚は高速道の建設で消滅した、とありますので、ここがその場所になりますね。
少し手前に、標柱と道祖神がありました。
このあたりが、白野宿の江戸口だったようですが、一里塚の前後の古道も消滅しているので、再び国道に戻ります。
2.<第三十一番>白野宿
初狩・笹子地区の中学校が廃校になり、朝のこの便は統合された大月東中学校を経由します。今日は日曜日でガラガラでしたが、平日は中学生が利用するのですね。
ハッピードリンクショップ。
甲斐市の企業が運営する、自販機のドライブイン。通常価格より格安で、ドライバーに人気があるという。
山梨県内に数多く展開しているようなので、甲州街道ウォーカーにもありがたい存在です。
子神社の由緒は不明ですが、甲州街道の大月周辺は、犬目宿、鳥沢宿、猿橋宿、駒橋宿など、十二支絡みの地名が多く存在しますから、関係ありそうな気がします。
今日一日の道中安全を、ここで祈願。
中初狩宿→白野宿
距離 2.4km
所要 35分(休憩除く)
白野宿の次は阿弥陀海道、黒野田宿と続きます。