旧甲州街道ウォーク㉑ 大月宿→下花咲宿→上花咲宿
こんにちは、ばーどです。
2024年9月8日(日)。
午後の太陽はまだ高いが、山が迫ってきたので(山に近づいたので)、すぐに陰になりそう。少し先を急ごう。
1.桂川
山中湖を源流にもつ桂川。写真の手前から奥へ流れ、左から来る笹子川と合流して右へ流れます。その後は、猿橋や相模湖を経て、相模川として相模湾へ通じています。
相模川の河口は、東海道七番目の平塚宿。2年前に歩いた宿場と繋がりました。
2.<第二十七番>下花咲宿
下花咲宿と上花咲宿は、どちらも約70軒ほどの小さな集落で、宿場町の機能を月の半分ずつ分担する合宿(ごうしゅく)を構成。
ちょうど両宿の中間に、中央高速道大月ICが建設され、道路拡張などで宿場町の雰囲気は薄くなっているようです。
この一角に、江戸から二十四里目にあたる、下花咲の一里塚(南塚)が復元されていますが、写真を撮りもらしました・・・。
2つのファミレスに挟まれているのが、星野本陣。
1835年に火災で焼失しましたがその後再建され、日野宿、小原宿とともに、江戸時代に建てられ現存する数少ない本陣の遺構です。
予約制で内部見学ができるとのこと。ぜひ再び来てみたいです。
この道祖神は再建されたものですが、甲州街道の人馬や飛脚、背後を走る鉄道、現代の高速道、と時代とともに進化する交通の変遷を見守っているように感じました。
大月宿→下花咲宿
距離 1.8km
所要 30分(休憩除く)
3.<第二十八番>上花咲宿
下花咲宿と上花咲宿の境界は、はっきりしていませんが、大月ICを越えて少し進んだあたりだったと思われます。
右に分岐する道が、本来の旧街道ですが、中央高速の建設で消滅しているようです。そのまま国道を歩きました。
花咲といい、花折といい、美しい地名ですね。
花咲の地名の由来は、この花折地区の桜の花古木があり、その下で旅人が休息をとっていたことから、と言われています。
花折バス停を過ぎると、右の山中には宇宙船のような建物が現れます。
NECの関連企業で、光通信や海底光ケーブルの部品などを製造しているとのこと。
自然豊かな環境と、高速道路が近いことが、工場立地の決め手だったのかもしれないですね。
上花咲宿の歴史遺構は見つけられず、集落を抜けてしまいました。
下花咲宿→上花咲宿
距離 0.6km
所要 10分(休憩除く)
次の宿場は、下初狩宿・中初狩宿の合宿。
今日のゴールは中初狩宿なので、あともうひと頑張りです。