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【大慈悲】日々是修行

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認知症を発症した母との日々を綴ります
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認知症治療薬

認知症治療薬

非薬物療法の限界を感じ、ついに抗認知症薬を試してみることにした。

『人工的に化学合成されたもの』を摂り入れるなんて、カラダに良いわけないじゃん!
もともと薬に対する不信感が強い私は、エビデンスが乏しく効果が不確かな認知症薬の使用は、人体実験さながら製薬会社のデータ収集に活用してんじゃない⁉と懐疑的なのだ。

もの忘れ外来で認知症と診断された3年前、リバスタッチパッチを処方されたけれど拒否。
2年

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しょうがない

しょうがない

朝からいつもの「頭がおかしくなりよる。死にたい。」
鬱モードに入った母をなだめていた。
「服が無くなったり、お金が無くなったりする夢を見た。」
「服が無くなったり、お金が無くなった気がする。」

ん?
“気がする”って···
いつもは夢でも気でもなく
無くなった=“盗られた”と断言するのに
実際は盗られていないことが分かってる???

「なんでこんな風になったのかねぇ」
「薬とかないのかねぇ」

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ゆるくツラい修行

ゆるくツラい修行

およそ1年ぶりの投稿。
頭の中のカチカチ音が鳴りやまず、膝痛がひどくなって息抜きだったウォーキングもままならず、コロナ感染がこわくて出歩くことも控えてた。
母の落ち込みやイライラは、構われることで軽減されるから、声をかけたり見守ったり、不安や心配といった気分が沈む要素を取り除くことに集中していた。
母が気分よく穏やかに過ごしてくれることが、私の心の平穏でもあるから。

掃除、洗濯、料理をちゃちゃっ

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寄り添うって難しい

寄り添うって難しい

認知症ケアでは、本人の気持ちに寄り添うことが大切。って、これがなかなか難しい。寄り添っているつもりだけで実際には寄り添えていないことが多い。だって本人でなきゃ本当の気持ちなんて分からない。いや本人にさえ分かっていないかも。認知症でなくても、心のバランス崩れそうなことあるでしょ。つい塞ぎこんでしまう日もあるでしょ。

「仕舞っていた服が無くなった。また盗って!どこに持っていったん?」
もの盗られ妄想

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母娘で台所仕事

母娘で台所仕事

夕食の支度は出来るだけ母にやってもらうことにしている。
時間はかかるし、火の取り扱いは心配だし、味もスゴいことになったりするけれど、食事の支度はお母さんの役割として担ってもらうことがプラスに作用すればいいなと思って。

午後8時を過ぎても、「お腹空いた~」と訴えても、なかなか取りかかってくれない日もあるけれど、ここで根負けして私がやってしまうと、ラクさを覚えて(他のことは忘れるのに)作ろうとしなく

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赤い服

赤い服

母の『もの盗られ妄想』の被害品は、衣服とアクセサリーとお金。
この3つのいずれかが、ふとしたタイミングで気になり始め
仕舞った場所が分からなくなったり、処分したことを忘れていたりで
「○○が無くなった!」
「どこに持っていった!?」
「どうして勝手に盗るの!!」
顔つきを変え、私に疑いの目を向ける母。
認知症を発症するまで見せたことのなかった怒に満ちた表情。
初めのうちは、そんな母の姿がショックだ

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「耳が遠い」を放置しないで!

「耳が遠い」を放置しないで!

耳が遠いから・・・

いつの頃からか覚えていないけれど
母の常套句となっていた。

このセリフを言えば、誰もが大きな声で言いなおして
優しく親切に接してくれる。

会話中に何度も聞き直したり
テレビの音量が大きかったり
電話や玄関の呼出音が聞こえなかったり

聞こえにくいのは年齢のせいだから仕方ない
全く聞こえないわけじゃないから大丈夫

いやいや、大丈夫じゃないよ!
外を歩いていて、車が近づいて

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介護離職!?

介護離職!?

2020年11月いっぱいで会社を辞めた。

コロナによる休業で4~5月のおよそ1ヶ月半、ずっと一緒に過ごすことで安定していた母の症状が、休業明けに一変し、以前よりひどいうつ状態となった。
深夜未明を問わず「ネックレスを盗られた」「お気に入りの服が無くなった」「お金が減っている」と探し回ったり、怒ったり、泣いたりする。
放っておくとますます悪化するので、そばに居てなだめたり探すのを手伝ったり。
連日

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探しものは何ですかぁ~!?

探しものは何ですかぁ~!?

いつも“何か”が無くなって、ずーっと探しものをする母。
自分でも何を探しているのか分かっていない。
“何か”が無くなっているらしい。
対象物がはっきりしていないから、捜索はエンドレス。
疲れて諦めるまで続く。

いつでもどこでも“気になるスイッチ”が入れば
時間の経過も、空腹感も、周囲の環境に左右されることもなく
ひたすら探すことに集中する。

以前は、探す対象物がはっきりしていた。
どこに仕舞っ

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やっとこさっとこデイサービス

やっとこさっとこデイサービス

現在88歳の母は、これまで病気知らずの医者嫌いで
“かかりつけ医”というものを持たなかった。

数年前から
・同じ話をくり返す
・物を盗られた、悪口を言っているなど被害的なことを言う
・調理の手順が途中でわからなくなる
といった症状があり、気になってはいたけれど
いたって健康なので病院へ行く理由もないままだった。

70歳まで仕事をし
退職後は、水泳・カラオケ・硬筆教室へ通ったり
頻繁に旅行やショ

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始まりは “独りの淋しさ” から

始まりは “独りの淋しさ” から

2019年1月2日 午後8時頃
仕事を終えて帰宅。

母が居るはずなのに、灯りがともっていない。

暗さに慣れた目に入ってきたのは
部屋の片隅で、シクシク泣きながら丸まってる母の姿。

母娘二人暮らし。
百貨店勤務の私に、年末年始の休みは無い。
例年は、別居している弟が
家族で年始の挨拶に来るのだけれど!?

母の話によれば
朝、弟から電話があり「初詣&初売りに行こう」と誘われ
身支度して待ってい

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