
感謝感謝のデイサービス
週5日デイサービスを利用している。
帰宅時、機嫌よく送り届けてもらう日もあれば、怒り心頭に発した顔で戻る日もある。
機嫌がいいときは、送ってくれた職員さんをワタシに紹介する。
「すごく良い人でねぇ」
「上がって、お茶でも飲んでいって」
「よかったぁ~、ありがとう。」
謝意を伝え続け、職員さんの手を握り、なかなか帰さなかったりする。
職員さんが車に戻るまで「ありがとう」「気をつけてね」「またよろしく」と声をかけ続ける。
車が行ってしまっても しばらく見送り続ける。
こんな日の職員さんは たいてい母の気分を上げるのが上手い人。
満面の笑みで、スキンシップを図りながら、声掛けや傾聴をしてくれているようだ。
機嫌悪く帰宅したときは、職員さんに見向きもせず 怒りモードで押し黙っていたり、不満の言葉を投げつけていたり、手を払いのけたり、とにかく険悪で職員さんに申し訳ない。
文句を言い続ける母を落ち着かせるべく、まずは座らせ(これが大変。興奮してなかなか座らない)、好きなヤクルトを飲ませ、好きなお菓子を食べさせ、しばらく傾聴していると だんだん怒りが収まってくる。
ここからがポイント。
少し怒りが収まったからといってケアを中断しちゃいけない。
また ぶり返すからね。
完全に収まったかどうかの見極めは居眠りの長さ。
怒り疲れ、喋り疲れ、お腹も満たされ、ウトウトし始めて、15分経っても起きなければ、次に目覚めた時には穏やかな母に戻っている。
大抵このパターンが有効なんだけれども、一筋縄ではいかない時もありますよ。
デイでも ずーっと不穏だったという日なんか、そう簡単には落ち着かない。
背中さすったり、手足マッサージしたり、身体の緊張を解きほぐしながら、傾聴しながら不穏の元を探って、不安要素を取り除く声掛けを続ける。
いま利用しているデイサービスには5年半以上お世話になっている。
もっと❝ちゃんとしていた❞頃の母を知っている利用者さんも居て、憐みの目で見られているのか?母曰く「私のことじーっと見るんよ、好かん!」
「私は嫌われとるけ、友達も居らん」
「あの人達は向こうで笑いよるけど私は一人で仲間外れなんよ」
仲が良かった利用者さんに「盗られる」話ばかり繰り返すから ずっとネガティブな言葉を聞かされてしんどいと距離を置かれたり、隣りの席の利用者さんがテーブルに置いていたハンカチを「私のよ」と奪って返さなかったり、みんなと体操していたのに突然 自席に戻って持参の私物を広げて確認し始めたり、不穏状態で泣いたり怒ったり、他の利用者さんと一緒に居させるのは難しいときも多いようで、随分お手数をおかけしている。
認知症対応のデイサービスへ変わった方がいいのかな・・・